
SLX DC XTが2025年新発売!SLX DCやスコーピオンDCとはどう違う?
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アイキャッチ画像出典:SHIMANO
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2019年にハイコストパフォーマンスリールとして発売された19SLX MGL、2020年にはDCユニットを搭載した20SLX DC、そして今作マグナムライトスプールⅢなどアンタレスに搭載されるようなテクノロジーを搭載した22SLX DC XT。
価格を抑えながらも目覚ましい進化を遂げてきた注目のシリーズです。
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今作SLX DC XTにはハイエンドモデルであるカルカッタコンクエストDCと同じブレーキシステムであるI-DC5ブレーキが搭載されました。20SLX DCはI-DC4ブレーキということで4段階までの設定でしたが、それよりもさらに繊細に 5段階でブレーキ設定が行える様になりました。
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シマノのフラッグシップモデルである 19アンタレスに新しく搭載されたマグナムライトスプールⅢが今作SLX DC XTにも搭載されております。これにより軽量なルアーからビッグベイトまで飛距離を落とさずに幅広く扱えることが可能になります。
今作SLX DC XTはスプール径が33mmであるので、スプール径34mmの20SLX DCと比較するとより軽量ルアーに特化した仕様となっています。
今作SLX DC XTはベアリング数が7で20SLX DCは6つとなっています。ベアリング数が多いほど各動作の回転が滑らかになり、軽やかなリーリングを実現することが可能になります。従って今作SLX DC XTは20SLX DCよりもさらに滑らかなリーリングが可能になっています。
今作SLX DC XTの定価はシマノ公式HPによると35000円で20SLX DCは27500円となっており7500円値上がりしていますが、マグナムライトスプールⅢやI-DC5などのハイエンドモデルにつく様なシマノ独自のテクノロジーを搭載していると考えるとかなりコスパの良い金額になっています。
SLX DC XTにはS A-RBというシマノ独自のベアリングが採用されています。
S A-RBは特殊な防錆処理をベアリング本体に施すことで、これにより錆に対する耐久性が大幅に向上しベアリング内部で発生する塩ガミを少なくすることができました。ソルトでの使用も可能で、シーバスやロックフィッシュなどの魚との激しいやり取りが行われるソルトゲームにおいても有効です。
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スコーピオンDCはスプール径が34mm、ナイロンラインが16lb-100m、自重が215gなのに対し今作SLX DC XTのスプール径は33mm、ナイロンラインが16lb-80m、自重が195gとなっています。
どちらもバーサタイルなモデルではありますが、SLX DC XTのほうが適合ルアーの自重が軽くスプールも33mmと小型化されており 軽量ルアーの扱いに特化した仕様になっていることがわかります。
スコーピオンDCでは5g程度の軽量ルアーはおそらくバックラッシュしてしまうでしょう。スコーピオンDCのほうがSLX DC XTよりもラインキャパがあるため14〜28g以上のルアーの扱いに特化しています。
タフな状況下でも1匹を釣りたいならSLX DC XT、ボリュームのあるルアーで強気にやり切りたい場合はスコーピオンDCと使い分けができます。
SLX DC XTはシマノ公式HPによると2022年の5〜6月となっていましたが、 右巻きモデルが2022年10月、左巻きモデルが2022年11月に延期になりました。
コストパフォーマンスが大変素晴らしく人気のでそうなモデルですので確実に購入したい!という方は是非店頭にて購入予約することを推奨します。軽量ルアーから大型ルアーまで幅広く扱えるバーサタイルなSLX DC XTを使ってバスもソルトウォーターも釣りまくっちゃいましょう!!
SLXシリーズについて

SLX DC XTとSLX DCの違いは?
今作SLX DC XTと20SLX DCの違いを搭載テクノロジーの視点から考察していきます。I-DC5ブレーキ

マグナムライトスプールⅢ

マイクロモジュールギア
超小型精密ギアとボディのハウジングにより今までないシルキーな巻き心地を実現しています。ギアが噛み合う数も増やしており、従来ギアに比較すると耐久性も大幅にアップしています。 今までは上位機種にしか搭載されなかったテクノロジーでしたが、今作SLX DC XTには搭載されておりシマノの目覚ましい技術の進歩を感じます。ベアリング数

自重
オカッパリの釣りにおいてタックルの総重量は軽い方がアングラーの負担を減らしてくれます。今作SLX DC XTの自重が195gで20SLX DCは210gとなっています。比較すると 15g程度軽量化されており、オカッパリにおいても扱いやすいモデルとなっております。値段

XTってどんな意味?
XTとはExtra Tune(エクストラチューン)の略で翻訳すると特別なチューニングが施されたという意味になります。つまり、今作SLX DC XTは20SLX DCのモデルに対してさらに特別なチューニングが施されたモデルということになります。SLX DC XTのその他の特徴
SLX DC XTに搭載されているその他のテクノロジーについてそれぞれ見ていきましょう。HAGANEボディ
マグネシウムやアルミニウムなどの軽量で耐久性の高い金属をリールのボディ部に使用することでファイト時のリールの歪みやたわみ、ねじれを無くし、スムーズで確実なギアの噛み合わせを実現しています。Xシップ
Xシップを搭載したことによりギアの大型化や最適配置の見直し、歯面精度が向上しました。力の伝達効率が良くなり、リールの回転ロスを最小限にすることで軽い力でも最大の巻き上げ力を生み出しています。S3Dスプール、スーパーフリースプール
スプールの切削方法を大きく見直したこと(S3Dスプール)によってスプール精度を大きく向上させました。その結果、キャスト時の静穏性が向上しています。 また、スーパーフリースプールを採用しており、クラッチを切った時にスプールが極限まで軽くなることでラインテンションを究極に無くすことができるようになり魚に違和感を与えません。海水使用OK

SLX DC XTのラインナップ
SLX DC XTのラインナップについてその特徴やどんな状況で使えるかなどそれぞれ見ていきましょう。SLX DC XT 70 / 71
70が右巻きで71が左巻きとなっていてこちらはノーマルギアのモデルになります。ギア比が6.2、最大巻上長が64cmとバーサタイルに使用ができるモデルとなっています。 SLX DC XTは軽量ルアーに特化しノーマルギアということもあり7〜14gのスピナーベイトやチャターベイト、クランクなどをはじめとする巻物系ルアーを使いたい時におすすめです。SLX DC XT 70HG / 71HG
こちらはハイギアのモデルでギア比か7.4.最大巻上長が77cmとハイギアの中でも最大巻上長が高いモデルとなっています。 なので、ミノーやビッグベイトの早巻き、ストップアンドゴー、サカマタシャッドやVTSをはじめとするシャッド系ワームのノーシンカーリーリングジャークなどを使いたい時にキレのある動きがだせます。SLX DC XT 70XG / 71XG
こちらはエクストラハイギアのモデルとなっていてギア比8.1で最大巻上長84cmと手返しの良いモデルとなっています。ルアーの回収が早い為テキサスリグやラバージグ、ジカリグ、フリーリグなどをはじめとする打ち物系リグの扱いに長けています。 5g程度の軽量ルアーも扱える為そのエリアの状況やバスの反応に応じて幅広く打ち物系のリグを扱えます。SLX DC XTとスコーピオンDCの比較

SLX DC XTはいつ発売?
