メダカが卵を食べるって本当?!食べられないための対策方法は?

メダカが卵を食べるって本当?!食べられないための対策方法は?

アイキャッチ画像出典:写真AC

メダカって自分で産んだ卵を食べるの!?

メダカが卵を食べる? 出典:写真AC メダカは最盛期には毎日のように卵を産みますが、残念なことに産んだ卵はそのまま放っておくと、親メダカは産んだ卵を食べてしまいます。 ただし、全てのメダカが卵をすぐに食べてしまう訳ではありません。水草や産卵床に産みつけた卵を1時間もしないうちに食べてしまうメダカもいれば、一日ほったらかしにしておいても全く卵を食べないメダカもいます。 人間にも性格があるように、メダカにも個性があるのだと思います。ただし、遅かれ早かれ、そのまま放っておくと卵の数は食べられて減っていくと思ってください。

メダカが卵を食べる理由

メダカが卵を食べる理由 出典:写真AC メダカがどんな気持ちで自分の卵を食べているかは分かりませんが、毎日卵を産む多産型の生存戦略(自然界で生き残るための方法)が大きく関係しています。 メダカは産卵期には1匹のメスが、一度に15~20個程度の卵を産みます。そして、特に調子が悪くなければ、毎日のように卵を産み続けますが、自分の卵を守ったり子育てをする習性などはありません。 一般的に産卵する卵や子供の数が少ない生き物は、卵を守ったり子育てをする習性を持ち、反対に、メダカのようにたくさんの卵を産む生き物は子育てはせず、あとは自然の成り行きにまかせます。 子育てをしない代わりにたくさん卵を産むことで、そのうちの一部が大きく成長する可能性を選択した生き方をメダカはとっています。 https://www.youtube.com/watch?v=JW6DQTGCliM 自然界では卵を産みつけた場所にメダカは止まり続けることはありませんが、狭い水槽内ではそうもいきません。 本来はメダカと卵が長期間近くにいることが少ないのですが、水槽内では自然界のようにはいかないため、時間が経つと餌として認識してしまうことから、卵を食べる行為が起こってしまうと考えられます。。

メダカに卵を食べられないようにする対策方法

メダカに卵を食べられないようにするにはちょっとした工夫が必要です。

卵を隔離する

メダカから卵を隔離する 出典:写真AC 最も手っ取り早いのが、メダカから卵を隔離してしまう方法です。メダカは水草や産卵床に卵を産みつけますが、卵がついているのを確認したら、水草や産卵床を別の容器に移し変えてしまいましょう。

広い水槽・容器で飼育する

メダカが卵を食べる! 出典:写真AC 自然界に近い環境にすることで、卵は食べられづらくなります。小さな水槽などでは、すぐに親メダカに卵が見つかってしまいますが、飼育水槽が大きければ大きいほどメダカと卵の遭遇率は低くなります。 広い水槽で飼育することで、卵が見つかりにくくなり食べられてしまう卵の数も減らすことができます。

水草をたくさん入れる

メダカが卵を食べるのはなぜ? 出典:写真AC 水草をたくさん入れることで、卵がどこにあるのか分かりづらくする方法もあります。 水草がたくさん入っていれば、稚魚なども親メダカに食べられにくくなるため、大きく成長する可能性も上がります。ただし、卵や稚魚は常に親に食べられるリスクがあるということは忘れてはいけません。

メダカの卵を食べる虫や貝はいるの?

メダカ以外にもメダカの卵を食べてしまうと言われている生き物はいます。合わせて確認しておきましょう。

エビ類

メダカの卵を食べるエビ 出典:写真AC ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどはメダカと一緒に飼う人も多いエビ類ですが、メダカの卵を食べてしまう可能性はゼロではありません。 特に、ヤマトヌマエビは体長も5~6cmまで大きくなり、雑食性が強いため、できれば産卵水槽などには入れない方が良いでしょう。

貝類

貝はメダカの卵を食べる? 出典:写真AC ラムズホーンや石巻貝、ヒメタニシなどを水槽のコケ取り用として入れている人もいると思いますが、これらの貝類はメダカの卵を食べることはほとんどないでしょう。 無精卵などは食べることはあるかもしれませんが、有精卵は食べられる心配はあまりないので、特に気にする必要はありません。

カイミジンコ

カイミジンコはメダカの卵を食べる微生物 出典:イラストAC 硬い殻を持つカイミジンコは水質の悪化した水槽などに発生します。カイミジンコは厄介なことに、メダカの有精卵に群がり食べてしまうこともあります。 カイミジンコが発生したら水質環境を見直し、早めの水換えを行いましょう。

メダカの卵を食べられないように守ろう!

メダカが卵を食べるのは自然なこと 出典:写真AC せっかくメダカは卵を産んでくれても、食べられてしまってはとても残念です。増やしたくない場合は、過保護に卵を守る必要はないと思いますが、繁殖を楽しんでいる場合はしっかりと卵を食べられない対策をしておきましょう。 卵からメダカが生まれる瞬間は何物にも変えられない感動があります。ぜひ、メダカの卵の食害対策をきちんとしながらブリーディングを楽しんでみてください。
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