Fishing

マダラは鍋や白子が絶品の美味しい魚!生態や見分け方、釣り方も!
分類 タラ目タラ科マダラ属 和名 マダラ 学名 Gadus macrocephalus 分布 北緯34度以北の北太平洋、日本海、黄海、オホーツク海。日本での生息南限は日本海側は島根県、太平洋側は茨城県。 特徴 上顎は下顎よりも突出し、下顎先端に1本のヒゲがある。体は丸くて太く、体長は1mほどに成長する。 マダラってどんな魚? マダラは食卓にもよく上る魚ですが、どのような魚なのでしょうか。まずは、マダラについて特徴や生態などをご紹介します。 特徴 魚体は全体的には細長く、前方は太くなっているのですが、後方に行くにつれて細くなるとともに側扁します。腹部は膨らみ大きくなっており、3基の背ビレと2基の尻ビレを持ちます。マダラは日本近海に分布しているタラの仲間では大型になる種類で、通常でも大きなものは1m程度に達し、記録に残っている最大体長は約1.2mです。体色は褐色を基調に腹側は白色になっており、背側は不定形の斑点模様(まだら模様)が入ります。 生態 太平洋の北部に多く見られる、10℃以下の海水温を好む冷水性魚類です。太平洋側での分布域は意外と広く、日本近海の他では、アメリカ・アラスカ州からカナダの太平洋側を経て、アメリカ・カリフォルニア州の辺りまで分布が確認されています。通常では、水深100~400mほどの大陸棚などで生活していますが、水深1200m程度の深海で見られることもあります。基本的には夜行性で、昼間は海底に身を潜めてじっとしています。日本近海での産卵期は12~翌3月頃の冬季です。この時期になると、群れで比較的浅い場所にある砂礫底や砂泥底に移動して産卵します。 食性 マダラの食性は動物食性です。幼魚期はカイアシ類などの動物プランクトンや小型の甲殻類を捕食しており、大きくなるとヒラメ類といった他の魚やタコなどの軟体動物、大型甲殻類や多毛類などを捕食します。要は、口に入る生物なら何でも食べる、貪欲な捕食者になるということです。逆に、マダラの成魚にとっての、明確な天敵は明らかになっていません。ところで、満腹になるまで食事をすることの言い回しに、「鱈腹食べる」というものがあります。字面からマダラの大きく膨らんだ腹部を連想し、それが語源になっていると考える方も居ると思いますが、実はこの「鱈腹」は当て字です。「たらふく」の語源は、十分であることや足りていることを意味する「足らふ」という言葉で、それが転じて「たらふく」になった、というのが定説です。 旬 マダラの旬は、12~翌3月頃にかけての冬場で、この時期はマダラの産卵期に当たります。一般的には、産卵期になると卵などに栄養が使われ、身の方は味が落ちるため旬の時期からは外れるのですが、マダラは白子が重宝される関係で旬と産卵期が重なるのです。白子を持つのは当然オスのみですが、この時期はオスの白子も産卵に備えて充実し、味も濃厚になります。 名前の由来 マダラの名前の由来は諸説ありますが、現在のところ有力視されているのは、その模様に由来する説です。マダラの体には前述のとおり、不定形の斑点模様つまり、斑(まだら)模様が無数に入ります。その特徴からマダラと呼ばれるようになった、というものです。ちなみに、マダラは漢字では「真鱈」と表記しますが、これは雪が降るような冬季に多く漁獲できることから、魚偏に雪の字があてがわれたと言われています。 マダラと類似種との見分け方 タラ類はよく似ていますが、ポイントを押さえておけば見分けは容易です。ここでは、マダラと類似種との見分け方をご紹介します。 コマイ...
マダラは鍋や白子が絶品の美味しい魚!生態や見分け方、釣り方も!
分類 タラ目タラ科マダラ属 和名 マダラ 学名 Gadus macrocephalus 分布 北緯34度以北の北太平洋、日本海、黄海、オホーツク海。日本での生息南限は日本海側は島根県、太平洋側は茨城県。 特徴 上顎は下顎よりも突出し、下顎先端に1本のヒゲがある。体は丸くて太く、体長は1mほどに成長する。 マダラってどんな魚? マダラは食卓にもよく上る魚ですが、どのような魚なのでしょうか。まずは、マダラについて特徴や生態などをご紹介します。 特徴 魚体は全体的には細長く、前方は太くなっているのですが、後方に行くにつれて細くなるとともに側扁します。腹部は膨らみ大きくなっており、3基の背ビレと2基の尻ビレを持ちます。マダラは日本近海に分布しているタラの仲間では大型になる種類で、通常でも大きなものは1m程度に達し、記録に残っている最大体長は約1.2mです。体色は褐色を基調に腹側は白色になっており、背側は不定形の斑点模様(まだら模様)が入ります。 生態 太平洋の北部に多く見られる、10℃以下の海水温を好む冷水性魚類です。太平洋側での分布域は意外と広く、日本近海の他では、アメリカ・アラスカ州からカナダの太平洋側を経て、アメリカ・カリフォルニア州の辺りまで分布が確認されています。通常では、水深100~400mほどの大陸棚などで生活していますが、水深1200m程度の深海で見られることもあります。基本的には夜行性で、昼間は海底に身を潜めてじっとしています。日本近海での産卵期は12~翌3月頃の冬季です。この時期になると、群れで比較的浅い場所にある砂礫底や砂泥底に移動して産卵します。 食性 マダラの食性は動物食性です。幼魚期はカイアシ類などの動物プランクトンや小型の甲殻類を捕食しており、大きくなるとヒラメ類といった他の魚やタコなどの軟体動物、大型甲殻類や多毛類などを捕食します。要は、口に入る生物なら何でも食べる、貪欲な捕食者になるということです。逆に、マダラの成魚にとっての、明確な天敵は明らかになっていません。ところで、満腹になるまで食事をすることの言い回しに、「鱈腹食べる」というものがあります。字面からマダラの大きく膨らんだ腹部を連想し、それが語源になっていると考える方も居ると思いますが、実はこの「鱈腹」は当て字です。「たらふく」の語源は、十分であることや足りていることを意味する「足らふ」という言葉で、それが転じて「たらふく」になった、というのが定説です。 旬 マダラの旬は、12~翌3月頃にかけての冬場で、この時期はマダラの産卵期に当たります。一般的には、産卵期になると卵などに栄養が使われ、身の方は味が落ちるため旬の時期からは外れるのですが、マダラは白子が重宝される関係で旬と産卵期が重なるのです。白子を持つのは当然オスのみですが、この時期はオスの白子も産卵に備えて充実し、味も濃厚になります。 名前の由来 マダラの名前の由来は諸説ありますが、現在のところ有力視されているのは、その模様に由来する説です。マダラの体には前述のとおり、不定形の斑点模様つまり、斑(まだら)模様が無数に入ります。その特徴からマダラと呼ばれるようになった、というものです。ちなみに、マダラは漢字では「真鱈」と表記しますが、これは雪が降るような冬季に多く漁獲できることから、魚偏に雪の字があてがわれたと言われています。 マダラと類似種との見分け方 タラ類はよく似ていますが、ポイントを押さえておけば見分けは容易です。ここでは、マダラと類似種との見分け方をご紹介します。 コマイ...

投げ釣り入門!遠投に適した仕掛けや竿、リールは?
投げ釣りとは 出典:写真AC 投げ釣りとはその名の通り、餌がついた仕掛けを遠くへ投げて釣る釣り方です。100メートル近くも遠投する本格的な投げ釣りから、比較的近場を狙う手軽なちょい投げなど様々な釣り方があります。投げ釣りはオモリの飛距離を競う大会なども開催されているのも特徴です。 この記事では、サーフなどで行う、遠投が必要な投げ釣りをメインで解説していきます。ちょい投げについては別記事でご紹介していますので、そちらをご覧ください。 *近日公開 ぶっこみ釣りとはどう違うの? 投げ釣りとよく似た釣り方で、ぶっこみ釣りというのがあります。投げ釣りは天秤オモリなどを使用して、比較的遠距離を狙いますが、ぶっ込み釣りでは中通しオモリやナス型オモリを使って比較的近距離を狙います。近場を狙う点では、ちょい投げと同様ですが、ちょい投げよりも重いオモリを使ったり、太いラインや大きな針で大物を狙うこともあるのがぶっ込み釣りです。 ぶっこみ釣りで意識する3項目!コツをおさえて大物ゲット! 投げ釣りで狙える魚種 出典:写真AC 投げ釣りでは、実に様々な魚種を狙うことができます。代表的なターゲットはシロギスとカレイです。そのほかにもアイナメやハゼ、イシモチ、アナゴ、ベラなどが投げ釣りでは釣れます。 投げ釣りの時期 出典:写真AC キスは初夏から晩秋にかけてが釣りのシーズンです。一方で、カレイは冬季がメインシーズンとなります。そのほかの魚種も合わせると、投げ釣りは魚種を選べば、一年中楽しむことができます。 投げ釣りの場所 出典:写真AC 投げ釣りの場所は、海底が砂地となっている場所です。いわゆるサーフ(砂浜)からの投げのほか、砂地がメインの漁港などからも投げ釣りは可能です。砂地のところどころに岩場が点在しているポイントでは、アイナメやカサゴなどのロックフィッシュが釣れることもあります。 投げ釣りに適した時間帯 出典:写真AC 投げ釣りの時間帯は基本的には日中になります。一部ロックフィッシュなどを投げ釣りで狙う際は夜間に釣る場合もありますが、キスやカレイは日中に釣れます。ほかの魚同様に、活性が上がる朝まずめや夕まずめを狙うのは効果的です。 投げ釣りに適した竿(投げ竿) 出典:Pixabay 投げ釣りでは遠くに仕掛けを飛ばすため、長めの専用ロッドを用います。長さは4m程度が遠投に向いており、オモリ負荷は30号程度までのものがおすすめです。また、各メーカーから投げ専用のロッドが販売されていますので、その中から選ぶと良いと思います。 ダイワ(Daiwa) 投げ竿 スピニング リバティクラブ サーフ T30-450・K...
投げ釣り入門!遠投に適した仕掛けや竿、リールは?
投げ釣りとは 出典:写真AC 投げ釣りとはその名の通り、餌がついた仕掛けを遠くへ投げて釣る釣り方です。100メートル近くも遠投する本格的な投げ釣りから、比較的近場を狙う手軽なちょい投げなど様々な釣り方があります。投げ釣りはオモリの飛距離を競う大会なども開催されているのも特徴です。 この記事では、サーフなどで行う、遠投が必要な投げ釣りをメインで解説していきます。ちょい投げについては別記事でご紹介していますので、そちらをご覧ください。 *近日公開 ぶっこみ釣りとはどう違うの? 投げ釣りとよく似た釣り方で、ぶっこみ釣りというのがあります。投げ釣りは天秤オモリなどを使用して、比較的遠距離を狙いますが、ぶっ込み釣りでは中通しオモリやナス型オモリを使って比較的近距離を狙います。近場を狙う点では、ちょい投げと同様ですが、ちょい投げよりも重いオモリを使ったり、太いラインや大きな針で大物を狙うこともあるのがぶっ込み釣りです。 ぶっこみ釣りで意識する3項目!コツをおさえて大物ゲット! 投げ釣りで狙える魚種 出典:写真AC 投げ釣りでは、実に様々な魚種を狙うことができます。代表的なターゲットはシロギスとカレイです。そのほかにもアイナメやハゼ、イシモチ、アナゴ、ベラなどが投げ釣りでは釣れます。 投げ釣りの時期 出典:写真AC キスは初夏から晩秋にかけてが釣りのシーズンです。一方で、カレイは冬季がメインシーズンとなります。そのほかの魚種も合わせると、投げ釣りは魚種を選べば、一年中楽しむことができます。 投げ釣りの場所 出典:写真AC 投げ釣りの場所は、海底が砂地となっている場所です。いわゆるサーフ(砂浜)からの投げのほか、砂地がメインの漁港などからも投げ釣りは可能です。砂地のところどころに岩場が点在しているポイントでは、アイナメやカサゴなどのロックフィッシュが釣れることもあります。 投げ釣りに適した時間帯 出典:写真AC 投げ釣りの時間帯は基本的には日中になります。一部ロックフィッシュなどを投げ釣りで狙う際は夜間に釣る場合もありますが、キスやカレイは日中に釣れます。ほかの魚同様に、活性が上がる朝まずめや夕まずめを狙うのは効果的です。 投げ釣りに適した竿(投げ竿) 出典:Pixabay 投げ釣りでは遠くに仕掛けを飛ばすため、長めの専用ロッドを用います。長さは4m程度が遠投に向いており、オモリ負荷は30号程度までのものがおすすめです。また、各メーカーから投げ専用のロッドが販売されていますので、その中から選ぶと良いと思います。 ダイワ(Daiwa) 投げ竿 スピニング リバティクラブ サーフ T30-450・K...

イサキは出世魚ですか?
分類:スズキ目スズキ亜科イサキ科コショウダイ亜科イサキ属イサキ 和名:イサキ 学名:Parapristipoma trilineatum 特徴:成魚は全長45cmに達する。体型はやや前後に細長い紡錘形で側扁する。体表は細かい鱗が密集し、ザラザラしている。成魚の体色はオリーブがかった褐色だが、幼魚は体側の上半分に黄色の縦縞が3本ある。成長するにつれこの縦縞は薄れるが、成魚でも春夏には縦縞が出現する。 イサキの生態 画像提供:デュフデュフ 東北地方以南の日本沿岸、黄海、東シナ海、南シナ海といった比較的暖かい海に生息します。海藻が多い岩礁域に生息し、群れを作ります。そのため、磯のフカセ釣りや、岩場でのウィリー釣りなどで釣られます。食性は肉食性で、小魚・甲殻類・多毛類等の小動物を捕食します。 かわいい赤ちゃん時代 イサキの幼魚はサビキ釣りなどのエサ取りとして釣られることがあります。茶色い背側の色の中に2-3本の白い縦縞模様が入ったキュートな見た目をしています。その見た目から猪の子供に似ている、あるいは野菜の瓜のようだ、ということで「ウリボウ」というあだ名で親しまれています。 鍛冶屋殺し!? そんな物騒な異名も持つイサキ、それは中骨がしっかししていて堅いためだといわれています。でも、安心してください。輪切りにしようなんて思わない限り、あまり支障はありません。むしろ骨がしっかししていて3枚おろしにしやすいです。 イサキの旬 イサキの旬は産卵前の初夏、5-7月と言われています。このころのイサキは白身にしっかりと脂がのり、大変おいしいです。 イサキの釣り方 イサキがいるところにいれば比較的簡単に釣れ、釣りの入門とも言われています。 一番手軽なのは乗合船に乗ってしまう イサキは岩礁帯にいることが多いため、おかっぱりでは浮きフカセ釣りというすこし難しい釣りになってしまいます。いっそうのこと、イサキを狙う、狙える乗合船でいっちゃいましょう。人気の魚種なのでお近くの遊漁船でも案内があると思います。 乗合船での仕掛けは? 基本的にはコマセビシを使ったウィリー釣りが一般的です。サビキ釣りの最強バージョン、船釣りの入門仕掛けです。ビシと言われるかごにコマセを詰め、その先に2-3本の針を付けて、オキアミを付けエサにします。 おかっぱりでの狙い方は? 潮通しのよい岩礁帯に近い堤防から遠投かご釣りが無難でしょう。あるいは本格的な方は渡船で沖の磯まで渡してもらいウキフカセで狙うもの通です。 イサキのレシピ3選 基本的にはなにをしても美味しい魚ですが、おすすめの食べ方を3つ紹介します。 刺身・焼き霜降り 画像提供:デュフデュフ 画像提供:デュフデュフ やっぱりなんといってもコレ!白身なのに濃厚な味、うまみ、脂が噛むほどに楽しめます。また、皮目がおいしい魚なので皮だけさっと炙ると脂が一層引き立ちます。 カルパッチョ 画像提供:デュフデュフ...
イサキは出世魚ですか?
分類:スズキ目スズキ亜科イサキ科コショウダイ亜科イサキ属イサキ 和名:イサキ 学名:Parapristipoma trilineatum 特徴:成魚は全長45cmに達する。体型はやや前後に細長い紡錘形で側扁する。体表は細かい鱗が密集し、ザラザラしている。成魚の体色はオリーブがかった褐色だが、幼魚は体側の上半分に黄色の縦縞が3本ある。成長するにつれこの縦縞は薄れるが、成魚でも春夏には縦縞が出現する。 イサキの生態 画像提供:デュフデュフ 東北地方以南の日本沿岸、黄海、東シナ海、南シナ海といった比較的暖かい海に生息します。海藻が多い岩礁域に生息し、群れを作ります。そのため、磯のフカセ釣りや、岩場でのウィリー釣りなどで釣られます。食性は肉食性で、小魚・甲殻類・多毛類等の小動物を捕食します。 かわいい赤ちゃん時代 イサキの幼魚はサビキ釣りなどのエサ取りとして釣られることがあります。茶色い背側の色の中に2-3本の白い縦縞模様が入ったキュートな見た目をしています。その見た目から猪の子供に似ている、あるいは野菜の瓜のようだ、ということで「ウリボウ」というあだ名で親しまれています。 鍛冶屋殺し!? そんな物騒な異名も持つイサキ、それは中骨がしっかししていて堅いためだといわれています。でも、安心してください。輪切りにしようなんて思わない限り、あまり支障はありません。むしろ骨がしっかししていて3枚おろしにしやすいです。 イサキの旬 イサキの旬は産卵前の初夏、5-7月と言われています。このころのイサキは白身にしっかりと脂がのり、大変おいしいです。 イサキの釣り方 イサキがいるところにいれば比較的簡単に釣れ、釣りの入門とも言われています。 一番手軽なのは乗合船に乗ってしまう イサキは岩礁帯にいることが多いため、おかっぱりでは浮きフカセ釣りというすこし難しい釣りになってしまいます。いっそうのこと、イサキを狙う、狙える乗合船でいっちゃいましょう。人気の魚種なのでお近くの遊漁船でも案内があると思います。 乗合船での仕掛けは? 基本的にはコマセビシを使ったウィリー釣りが一般的です。サビキ釣りの最強バージョン、船釣りの入門仕掛けです。ビシと言われるかごにコマセを詰め、その先に2-3本の針を付けて、オキアミを付けエサにします。 おかっぱりでの狙い方は? 潮通しのよい岩礁帯に近い堤防から遠投かご釣りが無難でしょう。あるいは本格的な方は渡船で沖の磯まで渡してもらいウキフカセで狙うもの通です。 イサキのレシピ3選 基本的にはなにをしても美味しい魚ですが、おすすめの食べ方を3つ紹介します。 刺身・焼き霜降り 画像提供:デュフデュフ 画像提供:デュフデュフ やっぱりなんといってもコレ!白身なのに濃厚な味、うまみ、脂が噛むほどに楽しめます。また、皮目がおいしい魚なので皮だけさっと炙ると脂が一層引き立ちます。 カルパッチョ 画像提供:デュフデュフ...

スリークマイキーの新サイズが発売!サイズ別スペック詳細と使い分けのコツは?
スリークマイキーの特徴 スリークマイキーのアクションや構造など主な特徴について紹介していきます。 豊富なカラーラインナップ ジャッカルから出ている細身シルエット系のジョイントスイムベイトとなります。90/115/160と小型から大型のスリークマイキーがある為様々な使い方ができるルアーです。アユやボラ、チャート、オイカワなどを模したカラーがありカラーラインナップも豊富な為エリア毎のベイトの状況に応じた使い分けも可能です。 スレたバスに効くタイトアクション スリークマイキーはアクションをあえて抑えたタイトなアクションを出すことができます。霞ヶ浦や淀川などに代表される有名エリアはハイプレッシャーな為スリークマイキーのようなナチュラルなタイトアクションが非常に効果的です。スリークマイキーのタイトアクションで今まで口を使わなかったデカバス達も思わずバイトしてしまうでしょう。 テール部の食わせのフェザー スリークマイキーはテール部にフェザーがついています。このフェザーが3連結ジョイントベイトの艶かしい動きをさらに艶かしくしてくれてバスをナチュラルに誘うことができます。ステイ時にも糸の重みだけでゆっくりボディ全体とフェザーが動く為スレたバスにも効果的です。 スリークマイキーのラインナップ(スペック)と特徴 スリークマイキー90/115と新しく2022年に発売されたスリークマイキー160についてそれぞれのスペックをまとめました。 スリークマイキー90 スリークマイキー90は全長9cmと小柄な為シチュエーションとしては魚がスレていてなかなか口を使わないエリアや細長いベイトフィッシュが溜まっているエリアなどがおすすめです。タックルとしてはベイトタックルでML〜Mの硬さがおすすめです。ラインは比較的ライトよりの8〜12lbのフロロカーボンラインが扱いやすいでしょう。 スリークマイキー115 スリークマイキー115はスペックとしては全長11.5cm、重さ19gとなりビッグベイトとしてはかなり小型のものになります。タックルとしてはベイトタックルでM〜MHが扱いやすいでしょう。スリークマイキー90に比べると重量がある為ラインはフロロカーボンで14〜16lbがおすすめです。ルアーのボリュームがあり大きめのベイトを演出できる為、デカバスがいるエリアや濁りが強くはいっているエリアなどでおすすめです。 スリークマイキー160が2022年に新発売! スリークマイキー160が2022年に新発売! スリークマイキーのスペックは全長16cm、重量48gとなっている為、強めのMH〜Hのベイトタックルが扱いやすいです。重量もありキャストミスのラインブレイクのリスクを減らす為にもラインはフロロカーボンの18〜20lbがおすすめです。ボリュームのあるルアーなので集魚力が強くアピール力もあります。濁りの効いたエリアやデカバスがよく付く橋脚や杭、アシなどの縦ストラクチャーに対して効果的です。 スリークマイキーの使い方 スリークマイキーの使い方について基本アクション、サイズや季節に応じた使い分け方などについて紹介していきます。 基本アクション スリークマイキーの基本アクションとしてはただ巻きで十分に効果を発揮できます。リールのスペックとしてはノーマルからハイギアがリトリーブスピードを一定に保つことができる為おすすめです。岩や杭など水中のストラクチャーに当たってルアーがバランスを崩した時に1秒程度止めてルアーを浮かせてバスに食わせの間を与える使い方が効果的です。早巻きしたりゆっくり巻いたり水温やバスの活性に応じてリトリーブスピードに変化をつけてあけて下さい。 サイズ毎の使い分け スリークマイキー90/115は160と比べるとML~MHで扱えるサイズ感で手軽で扱いやすく食わせに特化していると言えるでしょう。バスの活性が低かったりそのエリアのベイトが3〜4inch(9〜12cm)程度の大きさの時にスリークマイキー90/115は効果的といえます。 スリークマイキー160はボリューム感もあり縄張り意識の高いデカバスは反応してルアーを見に来る為、ここバスいるの?どのくらいのバスがいるの?っていう初のエリアやそのエリアのバスの大きさを把握したい時にサーチベイトとして使用することができます。 季節毎の使い分け 秋や冬の低水温期においては大きめのビッグベイトのデットスロー巻、若しくは、リアクションバイトを狙ったシャッドの早巻orストップアンドゴーが釣果が臨めます。スリークマイキー90/115はタイトめなアクションということもあり低水温期において早巻きやストップアンドゴーのアクションがおすすめです。スリークマイキー160においてはグレネードシンカーを装着しルアーがデッドスローフローティング仕様になるようにウエイトを入れてセッティングしてデッドスローリトリーブをするとデカバスが反応します。 春や夏のハイシーズンにおいてはスリークマイキー90/115/160においてただ巻や早巻き、ストップアンドゴーでバスの反応を適宜見ながらアクションを変えていくのがオススメです。 スリークマイキーのおすすめ人気カラーTOP3...
スリークマイキーの新サイズが発売!サイズ別スペック詳細と使い分けのコツは?
スリークマイキーの特徴 スリークマイキーのアクションや構造など主な特徴について紹介していきます。 豊富なカラーラインナップ ジャッカルから出ている細身シルエット系のジョイントスイムベイトとなります。90/115/160と小型から大型のスリークマイキーがある為様々な使い方ができるルアーです。アユやボラ、チャート、オイカワなどを模したカラーがありカラーラインナップも豊富な為エリア毎のベイトの状況に応じた使い分けも可能です。 スレたバスに効くタイトアクション スリークマイキーはアクションをあえて抑えたタイトなアクションを出すことができます。霞ヶ浦や淀川などに代表される有名エリアはハイプレッシャーな為スリークマイキーのようなナチュラルなタイトアクションが非常に効果的です。スリークマイキーのタイトアクションで今まで口を使わなかったデカバス達も思わずバイトしてしまうでしょう。 テール部の食わせのフェザー スリークマイキーはテール部にフェザーがついています。このフェザーが3連結ジョイントベイトの艶かしい動きをさらに艶かしくしてくれてバスをナチュラルに誘うことができます。ステイ時にも糸の重みだけでゆっくりボディ全体とフェザーが動く為スレたバスにも効果的です。 スリークマイキーのラインナップ(スペック)と特徴 スリークマイキー90/115と新しく2022年に発売されたスリークマイキー160についてそれぞれのスペックをまとめました。 スリークマイキー90 スリークマイキー90は全長9cmと小柄な為シチュエーションとしては魚がスレていてなかなか口を使わないエリアや細長いベイトフィッシュが溜まっているエリアなどがおすすめです。タックルとしてはベイトタックルでML〜Mの硬さがおすすめです。ラインは比較的ライトよりの8〜12lbのフロロカーボンラインが扱いやすいでしょう。 スリークマイキー115 スリークマイキー115はスペックとしては全長11.5cm、重さ19gとなりビッグベイトとしてはかなり小型のものになります。タックルとしてはベイトタックルでM〜MHが扱いやすいでしょう。スリークマイキー90に比べると重量がある為ラインはフロロカーボンで14〜16lbがおすすめです。ルアーのボリュームがあり大きめのベイトを演出できる為、デカバスがいるエリアや濁りが強くはいっているエリアなどでおすすめです。 スリークマイキー160が2022年に新発売! スリークマイキー160が2022年に新発売! スリークマイキーのスペックは全長16cm、重量48gとなっている為、強めのMH〜Hのベイトタックルが扱いやすいです。重量もありキャストミスのラインブレイクのリスクを減らす為にもラインはフロロカーボンの18〜20lbがおすすめです。ボリュームのあるルアーなので集魚力が強くアピール力もあります。濁りの効いたエリアやデカバスがよく付く橋脚や杭、アシなどの縦ストラクチャーに対して効果的です。 スリークマイキーの使い方 スリークマイキーの使い方について基本アクション、サイズや季節に応じた使い分け方などについて紹介していきます。 基本アクション スリークマイキーの基本アクションとしてはただ巻きで十分に効果を発揮できます。リールのスペックとしてはノーマルからハイギアがリトリーブスピードを一定に保つことができる為おすすめです。岩や杭など水中のストラクチャーに当たってルアーがバランスを崩した時に1秒程度止めてルアーを浮かせてバスに食わせの間を与える使い方が効果的です。早巻きしたりゆっくり巻いたり水温やバスの活性に応じてリトリーブスピードに変化をつけてあけて下さい。 サイズ毎の使い分け スリークマイキー90/115は160と比べるとML~MHで扱えるサイズ感で手軽で扱いやすく食わせに特化していると言えるでしょう。バスの活性が低かったりそのエリアのベイトが3〜4inch(9〜12cm)程度の大きさの時にスリークマイキー90/115は効果的といえます。 スリークマイキー160はボリューム感もあり縄張り意識の高いデカバスは反応してルアーを見に来る為、ここバスいるの?どのくらいのバスがいるの?っていう初のエリアやそのエリアのバスの大きさを把握したい時にサーチベイトとして使用することができます。 季節毎の使い分け 秋や冬の低水温期においては大きめのビッグベイトのデットスロー巻、若しくは、リアクションバイトを狙ったシャッドの早巻orストップアンドゴーが釣果が臨めます。スリークマイキー90/115はタイトめなアクションということもあり低水温期において早巻きやストップアンドゴーのアクションがおすすめです。スリークマイキー160においてはグレネードシンカーを装着しルアーがデッドスローフローティング仕様になるようにウエイトを入れてセッティングしてデッドスローリトリーブをするとデカバスが反応します。 春や夏のハイシーズンにおいてはスリークマイキー90/115/160においてただ巻や早巻き、ストップアンドゴーでバスの反応を適宜見ながらアクションを変えていくのがオススメです。 スリークマイキーのおすすめ人気カラーTOP3...

ワラスボは有明海に潜むエイリアン!?気になるお味や生態とは?
ワラスボはハゼの仲間で、「有明海のエイリアン」と言われるほど独特な外見を持っています。まずは、ワラスボについて特徴や生態などを見ていきましょう。 分類 スズキ目ハゼ科ワラスボ属 和名 ワラスボ 学名 Odontamblyopus lacepedii 分布 有明海および八代海。朝鮮半島、中国、台湾。 特徴 体は細長く、体長40cmほどになる。目は退化しており、歯は鋭い。腹びれは吸盤状。 ワラスボとは 特徴・生態 体長40cmほどにまで成長するハゼの仲間で、国内では有明海とその周辺にのみ分布している珍しい種類です。魚体はかなり細長くウナギを思わせますが、腹ビレは吸盤状になっており、しっかりとハゼの特徴を有しています。内湾や河口に位置する干潟に生息しており、泥に30cm程度の深さの巣穴を掘って生活しています。この巣穴にはいくつかの入り口があり、泥中で接続しています。食性は動物食性です。干潮時には巣穴に身を潜めており、満潮になると出てきて小魚や甲殻類、貝類に加えて頭足類など何でも捕食します。産卵期は6~9月頃。メスが巣穴の中に産卵した後に、オスがその卵を孵化まで保護する習性を持ちます。 有明海のエイリアンとも ワラスボが「有明海のエイリアン」と呼ばれるのは、その不気味な外見が原因です。まず、本種の表皮や筋肉は透明感があるため、血管や内臓の一部が透けて見え、全体的な体色は紫色をしています。次に、歯が発達しているのですが、その歯は口を閉じていても露出する構造になっています。更には、目が退化して表皮に埋没しており、頭部をよく観察するとその跡が見て取れると、一般的な魚とは一線を画する特徴を有しているのです。その外見は映画『エイリアン』に登場し、主人公たちに襲い掛かった地球外生命体、いわゆるエイリアンにそっくりなので、そう呼ばれるに至りました。 ワラスボの名前の由来 ワラスボは見た目こそ不気味ですが食味は良く、現地では昔から食用に利用されてきました。主な利用法としては干物にするのですが、名前の由来はその干された姿にあります。干したワラスボは、元々細長かった体が更に細長くなり色も褐色になります。その姿が、稲わらを束ねて作った筒状の容器に似ていることに由来する、と考えられています。ちなみに、主な漢字での表記法は「藁素坊」です。 ワラスボの伝統漁法「すぼかき」 先ほど、食用に利用されてきたと記述しましたが、それに伴って「すぼかき」と呼ばれる漁法も確立されています。ワラスボが居る干潟は軟泥底で、人が普通に踏み入ると腰まで沈み身動きが取れなくなることも珍しくありません。そこで、干潮時に「潟スキー」と呼ばれる、長さ2m・幅30cmほどの板に乗って干潟に進出し、「スボカキ」という漁具を用いてワラスボを捕らえる漁法が編み出されました。スボカキは長さ1.3m程度の薙刀状の道具で、これを泥中に潜むワラスボの体に引っ掛けて捕らえます。この漁具の名前が、そのまま漁法の名前として定着しており、有明海の風物詩となっています。 ワラスボの気になる味は? 前述のとおり、ワラスボは見た目に反して美味なので、現地では古くから食用に利用されてきました。ここでは、主なワラスボ料理をご紹介します。 ワラスボの干物 ワラスボは食味が良いと言っても、干潟の泥に住む魚。きちんと下処理をしないと、泥臭さが残ってしまいます。そのため、内臓を除去したうえで、干物にしてからの利用が伝統的かつ一般的です。干物にしたワラスボは、焼いたりあぶったりして、おかずやおつまみにする他、素揚げにしても美味しく食べられます。また、粉末状に砕いたものをご飯にかけて食べる利用法もあり、それは「もくさい」と呼ばれています。 ワラスボの刺身 近年では、刺身での利用も注目を集めています。ワラスボの刺身は脂が乗っているわけではないらしいのですが、独特な歯ごたえとワラスボ本来の旨味を感じられて美味しいと評判です。ワラスボの場合は特に鮮度が重要で、鮮度落ちすると泥臭さが出てしまうため、ご自身で釣り上げるなどしたものを刺身にする時は、活〆にしたうえですぐに内臓を取り除いておくと良いでしょう。 ワラスボの煮付け 煮付けも定番の調理法で、鮮魚の他に干物も使われます。レシピは他の魚と同様ですが、ワラスボからもまた良い出汁が出るので、甘辛い味付けとマッチし美味です。大根などの野菜と一緒に煮付けても非常によく合います。 地元ではワラスボに関連した様々な商品が!...
ワラスボは有明海に潜むエイリアン!?気になるお味や生態とは?
ワラスボはハゼの仲間で、「有明海のエイリアン」と言われるほど独特な外見を持っています。まずは、ワラスボについて特徴や生態などを見ていきましょう。 分類 スズキ目ハゼ科ワラスボ属 和名 ワラスボ 学名 Odontamblyopus lacepedii 分布 有明海および八代海。朝鮮半島、中国、台湾。 特徴 体は細長く、体長40cmほどになる。目は退化しており、歯は鋭い。腹びれは吸盤状。 ワラスボとは 特徴・生態 体長40cmほどにまで成長するハゼの仲間で、国内では有明海とその周辺にのみ分布している珍しい種類です。魚体はかなり細長くウナギを思わせますが、腹ビレは吸盤状になっており、しっかりとハゼの特徴を有しています。内湾や河口に位置する干潟に生息しており、泥に30cm程度の深さの巣穴を掘って生活しています。この巣穴にはいくつかの入り口があり、泥中で接続しています。食性は動物食性です。干潮時には巣穴に身を潜めており、満潮になると出てきて小魚や甲殻類、貝類に加えて頭足類など何でも捕食します。産卵期は6~9月頃。メスが巣穴の中に産卵した後に、オスがその卵を孵化まで保護する習性を持ちます。 有明海のエイリアンとも ワラスボが「有明海のエイリアン」と呼ばれるのは、その不気味な外見が原因です。まず、本種の表皮や筋肉は透明感があるため、血管や内臓の一部が透けて見え、全体的な体色は紫色をしています。次に、歯が発達しているのですが、その歯は口を閉じていても露出する構造になっています。更には、目が退化して表皮に埋没しており、頭部をよく観察するとその跡が見て取れると、一般的な魚とは一線を画する特徴を有しているのです。その外見は映画『エイリアン』に登場し、主人公たちに襲い掛かった地球外生命体、いわゆるエイリアンにそっくりなので、そう呼ばれるに至りました。 ワラスボの名前の由来 ワラスボは見た目こそ不気味ですが食味は良く、現地では昔から食用に利用されてきました。主な利用法としては干物にするのですが、名前の由来はその干された姿にあります。干したワラスボは、元々細長かった体が更に細長くなり色も褐色になります。その姿が、稲わらを束ねて作った筒状の容器に似ていることに由来する、と考えられています。ちなみに、主な漢字での表記法は「藁素坊」です。 ワラスボの伝統漁法「すぼかき」 先ほど、食用に利用されてきたと記述しましたが、それに伴って「すぼかき」と呼ばれる漁法も確立されています。ワラスボが居る干潟は軟泥底で、人が普通に踏み入ると腰まで沈み身動きが取れなくなることも珍しくありません。そこで、干潮時に「潟スキー」と呼ばれる、長さ2m・幅30cmほどの板に乗って干潟に進出し、「スボカキ」という漁具を用いてワラスボを捕らえる漁法が編み出されました。スボカキは長さ1.3m程度の薙刀状の道具で、これを泥中に潜むワラスボの体に引っ掛けて捕らえます。この漁具の名前が、そのまま漁法の名前として定着しており、有明海の風物詩となっています。 ワラスボの気になる味は? 前述のとおり、ワラスボは見た目に反して美味なので、現地では古くから食用に利用されてきました。ここでは、主なワラスボ料理をご紹介します。 ワラスボの干物 ワラスボは食味が良いと言っても、干潟の泥に住む魚。きちんと下処理をしないと、泥臭さが残ってしまいます。そのため、内臓を除去したうえで、干物にしてからの利用が伝統的かつ一般的です。干物にしたワラスボは、焼いたりあぶったりして、おかずやおつまみにする他、素揚げにしても美味しく食べられます。また、粉末状に砕いたものをご飯にかけて食べる利用法もあり、それは「もくさい」と呼ばれています。 ワラスボの刺身 近年では、刺身での利用も注目を集めています。ワラスボの刺身は脂が乗っているわけではないらしいのですが、独特な歯ごたえとワラスボ本来の旨味を感じられて美味しいと評判です。ワラスボの場合は特に鮮度が重要で、鮮度落ちすると泥臭さが出てしまうため、ご自身で釣り上げるなどしたものを刺身にする時は、活〆にしたうえですぐに内臓を取り除いておくと良いでしょう。 ワラスボの煮付け 煮付けも定番の調理法で、鮮魚の他に干物も使われます。レシピは他の魚と同様ですが、ワラスボからもまた良い出汁が出るので、甘辛い味付けとマッチし美味です。大根などの野菜と一緒に煮付けても非常によく合います。 地元ではワラスボに関連した様々な商品が!...

シマアジは刺身が絶品な高級魚!美味しい旬の時期や値段は?
シマアジの特徴 生態 シマアジは太平洋東部を除く、世界中の亜熱帯から温帯域の暖かい海に分布しています。国内では、新潟県以南の日本海側でも見られますが、東北地方以南の太平洋側に多いです。水深200m程度までの沿岸から外洋に面した場所に生息し、中層から下層を群れで生活しています。 食性は動物食性で、多毛類や甲殻類、小魚などを周囲の海水や砂ごと吸い込むようにして捕食します。日本近海での産卵期は晩秋から冬。分離浮遊卵を産み、孵化後の稚魚は群れを形成し、時に群れの規模は1000匹以上になることもあります。しかし、成長するにしたがってその規模は縮小し、大きい個体になると単独行動するものも見られます。 名前の由来 シマアジは漢字で「縞鯵」・「島鯵」と表記しますが、それぞれに由来があります。まず、「縞鯵」についてですが、これは本種の模様に由来しています。本種は、生きている間や鮮度が良い時には体の中央に1本の黄色の縦縞が見られるため、「縞鯵」の名が付けられたというものです。ちなみに、英名の1つに「Striped jack」というものがあり(Stripeは縞の意)、英語圏でも模様が意識された命名になっています。次に、「島鯵」の方ですが、こちらは漁獲される場所に由来します。天然のシマアジは伊豆諸島などの島々でよく獲れることから、「島の鯵」という名になったというものです。 シマアジの値段 シマアジの値段は天然物と養殖物で大きく異なります。現在は養殖物が安定供給されているため、それらはスーパーなどの小売店に並ぶこともありますが、天然物は漁獲量が少なく高級魚として扱われており、小売店で見ることは稀です。相場としては、養殖物が1kgあたり2千円前後なのに対し、天然物は同じく5千~1万円ほどの値が付くこともあります。シマアジはその大きさから2~3kgの個体は中型に分類されるのですが、それでも1~2万円の値が付くこともあり非常に高価な食材と言えます。 シマアジは出世魚? シマアジも例に漏れずたくさんの地方名・別名を持っています。代表的なものに「ヒラアジ(熊本)」・「コセアジ(高知)」などがありますが、伊豆諸島の呼び名に「オオカミ」というものがあります。伊豆諸島は伝統的な天然シマアジの産地で、特に大型の個体に使われる名称です。ただ、あくまで地域的なもので、他では同名称は浸透していないため、シマアジは一般的には出世魚とはされていません。 シマアジの最大体長 シマアジはアジの仲間の中でも大型になる種類として知られており、記録に残っている最大のものは、体長122cm・体重18.1kgです。当然、ここまで成長することは珍しく、通常で見られる個体は大きな天然物でも1mほどで、養殖物はさらに小さく40cmほどで出荷されます。 シマアジと他のアジ類の違い シマアジは大きさ以外にも形態面での特徴を有します。ここでは、シマアジと他のアジの仲間との違いをご紹介します。 マアジ マアジとの違いは、体長・体形・模様などに現れます。まず、体長についてですが、マアジは最大でも40cmほどなのに対し、シマアジは前述のとおり1m以上になることもある大型種です。次に、体形はマアジは細長い紡錘形をしているのに対し、シマアジは体高が高く側面から見て魚体の中央付近で最も高くなるため、ラグビーボールのようなシルエットになります。最後に、模様に関しては、シマアジの特徴である黄色の縞模様は、マアジには見られません。 カイワリ カイワリとの違いについても、体長・体形・体色・模様などがチェックポイントです。まず、カイワリの体長は最大で約40cmと、やはりシマアジより小型です。次に、体形については、カイワリはシマアジよりもさらに体高が高く、マダイをはじめとするタイ類に見られるようなフォルムをしています。体色・模様に関しては、カイワリは全体的に銀色をしており、シマアジに見られるような模様は入りません。また、ヒレの色とエラブタも見分けのポイントに挙げられます。シマアジは胸ビレや尾ビレなどが黄色を帯びるのに対し、カイワリにはそのような特徴は見られません。エラブタについては、シマアジには明瞭な黒色斑が確認できますが、カイワリには入りません。 ギンガメアジ ギンガメアジとの差異は、目の大きさ・模様・ヒレの形と色などに現れます。まず、目についてはギンガメアジの方が大きく口吻に近いことが特徴です。次に、模様に関しては、やはりシマアジに見られる黄色の縞模様はギンガメアジには見られません。最後の、ヒレの形と色ですが、ギンガメアジの第2背ビレと尻ビレの前端は鎌状に伸び、これはシマアジには見られない特徴です。また、ヒレの色はシマアジが黄色を呈するのに対し、ギンガメアジは黒色~暗灰色をしています。 シマアジの旬はいつ? 先に述べたとおり、現在では養殖物が安定して供給されているため、年中手に入る魚ではありますが、旬の時期は夏から秋です。シマアジの産卵期は主に冬なので、そこに向けて栄養を蓄え身が充実する時期に当たるためです。ちなみに、小型のものは一般的に養殖物なので、味の変化が少なく通年で美味しく食べられます。 新鮮なシマアジは刺身が絶品! 新鮮なシマアジ シマアジはマアジなどと比較すると脂の乗りが段違いに良く、その身質はブリに似ていると言われています。そのため、新鮮なものは生食にも適しており、特に刺身は絶品です。味に関しては、天然物と養殖物では評価が異なります。前者は、程よく脂が乗り上品な旨味を味わえると絶賛されていますが、後者は栄養過多になりがちなためか、脂がしつこいと感じる方も居るようです。ただ、それも好みの問題の範疇と言えるため、養殖物であっても需要は絶えません。 その他美味しいシマアジのレシピ(食べ方) シマアジは刺身の他にもいろいろな調理法で美味しくいただけます。ここでは、シマアジの代表的な料理をご紹介します。 あら汁 シマアジはアラからも良い出汁が取れるので、刺身などで出たアラは捨ててしまわず、アラ汁にして無駄なく消費することをおすすめします。アラは利用する前に軽く湯通しした後、冷水に落としヌメリや鱗を取り除いてください。そうすることで臭みなどもなくなり、より美味しいアラ汁に仕上がります。...
シマアジは刺身が絶品な高級魚!美味しい旬の時期や値段は?
シマアジの特徴 生態 シマアジは太平洋東部を除く、世界中の亜熱帯から温帯域の暖かい海に分布しています。国内では、新潟県以南の日本海側でも見られますが、東北地方以南の太平洋側に多いです。水深200m程度までの沿岸から外洋に面した場所に生息し、中層から下層を群れで生活しています。 食性は動物食性で、多毛類や甲殻類、小魚などを周囲の海水や砂ごと吸い込むようにして捕食します。日本近海での産卵期は晩秋から冬。分離浮遊卵を産み、孵化後の稚魚は群れを形成し、時に群れの規模は1000匹以上になることもあります。しかし、成長するにしたがってその規模は縮小し、大きい個体になると単独行動するものも見られます。 名前の由来 シマアジは漢字で「縞鯵」・「島鯵」と表記しますが、それぞれに由来があります。まず、「縞鯵」についてですが、これは本種の模様に由来しています。本種は、生きている間や鮮度が良い時には体の中央に1本の黄色の縦縞が見られるため、「縞鯵」の名が付けられたというものです。ちなみに、英名の1つに「Striped jack」というものがあり(Stripeは縞の意)、英語圏でも模様が意識された命名になっています。次に、「島鯵」の方ですが、こちらは漁獲される場所に由来します。天然のシマアジは伊豆諸島などの島々でよく獲れることから、「島の鯵」という名になったというものです。 シマアジの値段 シマアジの値段は天然物と養殖物で大きく異なります。現在は養殖物が安定供給されているため、それらはスーパーなどの小売店に並ぶこともありますが、天然物は漁獲量が少なく高級魚として扱われており、小売店で見ることは稀です。相場としては、養殖物が1kgあたり2千円前後なのに対し、天然物は同じく5千~1万円ほどの値が付くこともあります。シマアジはその大きさから2~3kgの個体は中型に分類されるのですが、それでも1~2万円の値が付くこともあり非常に高価な食材と言えます。 シマアジは出世魚? シマアジも例に漏れずたくさんの地方名・別名を持っています。代表的なものに「ヒラアジ(熊本)」・「コセアジ(高知)」などがありますが、伊豆諸島の呼び名に「オオカミ」というものがあります。伊豆諸島は伝統的な天然シマアジの産地で、特に大型の個体に使われる名称です。ただ、あくまで地域的なもので、他では同名称は浸透していないため、シマアジは一般的には出世魚とはされていません。 シマアジの最大体長 シマアジはアジの仲間の中でも大型になる種類として知られており、記録に残っている最大のものは、体長122cm・体重18.1kgです。当然、ここまで成長することは珍しく、通常で見られる個体は大きな天然物でも1mほどで、養殖物はさらに小さく40cmほどで出荷されます。 シマアジと他のアジ類の違い シマアジは大きさ以外にも形態面での特徴を有します。ここでは、シマアジと他のアジの仲間との違いをご紹介します。 マアジ マアジとの違いは、体長・体形・模様などに現れます。まず、体長についてですが、マアジは最大でも40cmほどなのに対し、シマアジは前述のとおり1m以上になることもある大型種です。次に、体形はマアジは細長い紡錘形をしているのに対し、シマアジは体高が高く側面から見て魚体の中央付近で最も高くなるため、ラグビーボールのようなシルエットになります。最後に、模様に関しては、シマアジの特徴である黄色の縞模様は、マアジには見られません。 カイワリ カイワリとの違いについても、体長・体形・体色・模様などがチェックポイントです。まず、カイワリの体長は最大で約40cmと、やはりシマアジより小型です。次に、体形については、カイワリはシマアジよりもさらに体高が高く、マダイをはじめとするタイ類に見られるようなフォルムをしています。体色・模様に関しては、カイワリは全体的に銀色をしており、シマアジに見られるような模様は入りません。また、ヒレの色とエラブタも見分けのポイントに挙げられます。シマアジは胸ビレや尾ビレなどが黄色を帯びるのに対し、カイワリにはそのような特徴は見られません。エラブタについては、シマアジには明瞭な黒色斑が確認できますが、カイワリには入りません。 ギンガメアジ ギンガメアジとの差異は、目の大きさ・模様・ヒレの形と色などに現れます。まず、目についてはギンガメアジの方が大きく口吻に近いことが特徴です。次に、模様に関しては、やはりシマアジに見られる黄色の縞模様はギンガメアジには見られません。最後の、ヒレの形と色ですが、ギンガメアジの第2背ビレと尻ビレの前端は鎌状に伸び、これはシマアジには見られない特徴です。また、ヒレの色はシマアジが黄色を呈するのに対し、ギンガメアジは黒色~暗灰色をしています。 シマアジの旬はいつ? 先に述べたとおり、現在では養殖物が安定して供給されているため、年中手に入る魚ではありますが、旬の時期は夏から秋です。シマアジの産卵期は主に冬なので、そこに向けて栄養を蓄え身が充実する時期に当たるためです。ちなみに、小型のものは一般的に養殖物なので、味の変化が少なく通年で美味しく食べられます。 新鮮なシマアジは刺身が絶品! 新鮮なシマアジ シマアジはマアジなどと比較すると脂の乗りが段違いに良く、その身質はブリに似ていると言われています。そのため、新鮮なものは生食にも適しており、特に刺身は絶品です。味に関しては、天然物と養殖物では評価が異なります。前者は、程よく脂が乗り上品な旨味を味わえると絶賛されていますが、後者は栄養過多になりがちなためか、脂がしつこいと感じる方も居るようです。ただ、それも好みの問題の範疇と言えるため、養殖物であっても需要は絶えません。 その他美味しいシマアジのレシピ(食べ方) シマアジは刺身の他にもいろいろな調理法で美味しくいただけます。ここでは、シマアジの代表的な料理をご紹介します。 あら汁 シマアジはアラからも良い出汁が取れるので、刺身などで出たアラは捨ててしまわず、アラ汁にして無駄なく消費することをおすすめします。アラは利用する前に軽く湯通しした後、冷水に落としヌメリや鱗を取り除いてください。そうすることで臭みなどもなくなり、より美味しいアラ汁に仕上がります。...