
【鯛ラバ攻略】必要タックル&仕掛けの選び方&釣り方!おすすめ鯛ラバ最新ランキングも
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アイキャッチ画像出典:テイルウォークホームページ
鯛ラバとは

提供:Big fishing
鯛ラバとはマダイを釣るためのルアーで、オモリのヘッド部分とフックとラバーのついたネクタイ部分の2つに分かれた形状をした仕掛けです。
マダイとルアーと言うとあまり結び付かない印象の人もいるかと思いますが、マダイは動くものに興味を示し、甲殻類・貝類のほか小魚をも捕食するので、ルアーで釣るというのも理に適っています。
近年この鯛ラバを使った釣りの人気が高まっており、鯛ラバ専用のタックルも発売されています。真鯛の釣り方には、他にも一つテンヤ真鯛や鯛カブラなどがあります。
/鯛ラバに適した時期・シーズン

出典:写真AC
鯛ラバは一年を通して楽しめる釣りですが、季節によってマダイの行動は大きく変わってきます。マダイが釣れやすいのは、産卵シーズンである春と寒い時期に備えて荒食いをする秋です。
一方で、夏は真鯛の活性は高いのですが、その分餌を探し回って群れが分散しがちなため、狙いを絞るのが難しくなる場合もあります。
冬場はマダイの活性が落ち、鯛ラバへの反応も悪くなる傾向にあります。
季節によっての釣りやすさなどは大まかにありますが、実際は地域によってもマダイの行動には大きな差が出てきます。鯛ラバは、その時期やエリアにあった釣り方を柔軟に探していくことが必要です。
/鯛ラバ仕掛けの特徴と選び方

制作:FISH PARADISE!編集部
鯛ラバはヘッド・ハリス・スカート(ラバースカート)・ネクタイ・ハリ(フック)から構成される仕掛けになります。鯛ラバの構造を理解した上で、選び方について詳しく見ていきましょう。
鯛ラバヘッドの素材

提供:Big fishing
鯛ラバのヘッドには主に、鉛製のものとタングステン製の2種類が使用されています。両者の違いは比重で、鉛の比重が11.34に対して、タングステンの比重は19.8とかなり比重が高くなります。
鉛製の鯛ラバヘッドは比重が軽くゆっくりフォールするため、より自然にマダイにアピールすることができます。一方で、潮の流れが速いと、流されて狙いのレンジまで沈めにくい難点があります。
タングステン製は比重が大きいため、小さい体積でも重くすることができ、より速く目的のレンジまで沈めることができます。潮の流れが速く、鉛では流されてしまう時はタングステンのヘッドが良いでしょう。
/鯛ラバヘッドの形状

撮影:FISH PARADISE!編集部
鯛ラバのヘッドの形状は丸型、三角形、三日月形など様々なタイプがあります。
三角形のヘッドは水切りが良く鋭いアクションをし、三日月形はヒラヒラとフォールするためじっくりとマダイにアピールできます。
一般的には水の抵抗が少なく、根がかりもしにくい丸型のヘッドが多く用いられますが、状況に合わせたヘッドの選択をしましょう。
鯛ラバヘッドやスカート・ネクタイのカラー

提供:Big fishing
鯛ラバのカラーはどの色が正解ということはなく、状況に応じてローテーションしていくのがベストです。
定番カラーはオレンジ、ゴールド、レッド系ですが、まずめ時はアピール度を高めるためフラッシング系のカラーにしたり、ベイトがイワシなどの場合はベイトに合わせて、ブルー系のカラーにしたりします。
/ハリスの太さとハリのサイズ

提供:Big fishing
鯛ラバ専用のフックとハリスがセットになっている商品が販売されているので、初めは既製品を購入して使用すると良いでしょう。
サイズもS、M、Lといったように展開されているので、状況に合わせてサイズを変更するようにしましょう。
鯛ラバに適したロッド・リール
書くメーカーから鯛ラバ専用のロッド・リールが数多く発売されていますので、基本的には専用品を選ぶのがおすすめです。
ロッド

撮影:FISH PARADISE!編集部
鯛ラバ用のロッドで最も重要なのは、マダイのアタリをしっかりとれるかどうかという点です。
マダイは鯛ラバをつつくような繊細なアタリが多いため、ロッドのティップを柔らかくして感度をあげる必要があります。そのため、鯛ラバロッドはチューブラーティップよりも、ソリッドティップのロッドが多い傾向にあります。
また、マダイの激しい突っ込みに対応するため、ある程度バットパワーが強いロッドが適しています。
鯛ラバロッドの長さについては、基本的に船から足元を攻める釣りなので、6~7ftの短めのもので十分です。
鯛ラバロッドについては、下記の記事でさらに詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。
リール

提供:Big fishing
鯛ラバは一定の速度で巻いて誘う釣り方なので、スピニングよりもベイトの方が扱いやすいでしょう。
鯛ラバのリールは、番手が100~200番程度で、PE1号を200mほど巻ければ十分です。またデジタル機能が搭載されており、鯛ラバの深度やリーリング速度などが分かるリールもあるので、鯛ラバゲームでは非常に重宝します。
鯛ラバリールについては、下記の記事で詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。
鯛ラバに適したライン・リーダー
続いて、鯛ラバに適したラインとリーダーについて紹介していきます。ラインやリーダーは鯛ラバの感度などにも影響してくる部分ですので、とても需要です。
ライン
鯛ラバでは潮流の影響を受けにくくするため、なるべく細くて強度の強いPEラインを使用します。鯛ラバでは外道で青物がかかることもあるので、1号程度の太さがあれば安心です。
マダイの食いが渋い時は、よりプレッシャーを与えないように0.6号程度の細いラインを使用しましょう。
リーダー
鯛ラバのリーダーはフロロカーボンかナイロンラインを使います。強度はメインラインのPEの強さに合わせ、長さは根擦れを防ぐために2ヒロ前後(約3m)と長めにとりましょう。
オフショアの鯛ラバでは基本的に遠くへはキャスティングすることがないので、リーダー結束部とガイドとの擦れはほとんど気にしなくて大丈夫です。
/【2021年最新版】鯛ラバおすすめ人気ランキングTOP10
おすすめの人気鯛ラバをランキング形式でまとめてみました。
各メーカー様々な趣向を凝らした鯛ラバを発売していますが、この中から少なくとも3~4種類はバリエーションとして持っておきたいところです。
【15位】がまかつ 桜幻 鯛ラバーQII
スレた真鯛にも効果を発揮するフィネス対応の鯛ラバで、極細のネクタイで細かなアクションが可能となっているのが特徴です。
【14位】ラパラ ストーム スナッパーボール
強めのS字アクションを演出するヘッド・ネクタイ・スカートに加え、VMC製フックを搭載し、フッキング率・耐久性を上昇させた鯛ラバです。
【13位】ルミカ プニラバ
なんとも可愛らしい見た目の鯛ラバですが、実釣性能も侮れません。ルミカの製品らしいグローカラーは蓄光が可能で、他の鯛ラバとは一味違ったアピール力があります。
【12位】デュエル ソルティスライド
遊動式鯛ラバの最終形と銘打っているデュエルの人気鯛ラバ。ヘッドの遊動により、マダイのヘッドシェイクでもバラシ率が減少します。
【11位】メジャークラフト 鯛乃実
低重心ヘッドにより、安定したフォールで狙いのタナまで素早く仕掛けを送り込むことが可能です。ネクタイとフックは低活性時に効果を発揮する早駆けセッティングです。
【10位】クロスファクター ブレイズカーリー
ストレートとカーリー仕様のネクタイが装備され、アピール力抜群の鯛ラバ。価格がリーズナブルなのも初心者にとっては嬉しいポイント。
/【9位】ハヤブサ 無双真鯛 フリースライド TGヘッドコンプリートモデル
ヘッドにタングステン素材を採用した鯛ラバで、フォール速度が早くそれでいて小さなシルエットが渋い状況でも効果を発揮してくれます。
【8位】マルシン漁具 GSKスライド
10色のカラー展開でいて、圧倒的低価格の鯛ラバです。一から始める初心者も手を出しやすい価格は大きなメリットです。
【7位】ジャッカル ビンビン玉スライド
海老パウダー・海老オイルを配合した「Tプラスラバー」ネクタイを装備し、高い集魚力を持つ人気鯛ラバ。ヘッドはボリュームを持たせてアピール力を高めています。
【6位】ダイワ 紅牙ベイラバーフリーαワンデイパック
3種類のネクタイがセットになった鯛ラバで、中井一誠船長が釣れるカラーを厳選しています。迷った時はまずはこのセットを購入するのもいいでしょう。
【5位】ダイワ 紅牙 ベイラバーフリーαフックアッパー
2021年3月発売予定のダイワ最新の鯛ラバ。最大の特徴はスリムな形状のタングステンヘッドで、ネクタイの絡みを減少させ、早いテンポの釣りに特化しています。
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【4位】アブガルシア(AbuGarcia) カチカチ玉
隠し玉と喰わせ玉の2種類の分離式ヘッドにより、音を発生させ真鯛にアピールする鯛ラバです。ネクタイやスカートのカラーも派手で、強力なアピール力が魅力です。
【3位】シマノ 炎月 フラットバクバク
スローフォールでじっくりとアピールすることが可能なシマノの人気鯛ラバ。Finish Holdと呼ばれる、半固定と誘導式を切り替え可能な機構も特徴的です。
【2位】ダイワ 紅牙 ベイラバーフリー カレントブレイカー
ラダー形状ヘッドにより、高速フォールで素早く底取りができる鯛ラバ。ラインが斜めになってしまうような、潮の流れが早い状況でも優位に働いてくれます。
【1位】シマノ 炎月 タイガーバクバク
オーソドックスな作りながら、安定した釣果で釣り人から指示を得ているシマノのおすすめ鯛ラバ。カラーバリエーションも豊富で、初心者から上級者まで一つは持っておきたい鯛ラバです。
/鯛ラバの釣り方

出典:写真AC
鯛ラバの釣りで注意する点をいくつか紹介します。今回ご紹介するのは、基本のバーチカルな鯛ラバの釣り方です。
キャスティング鯛ラバについては別の記事で詳しく解説します。
基本はただ巻き
鯛ラバは仕掛けを着底させたら一定のスピードで水面まで巻きあげてきます。ロッドのティップが上下に揺れるとアタリを取りにくいので、一定の速度で巻くことが重要です。
リーリング速度は1秒間に2回転ほどが目安ですが、マダイの活性により変わってきますので、状況に合わせて速度を微妙に変えてみてください。
フォールでアピール
鯛ラバを着底後10mほど巻きあげたら、底までフォールさせて誘いを入れてみましょう。
マダイは落ちてくるものに反応するので、フォールを入れていきマダイにアピールしましょう。
ジャークやストップなどの他のアクションはマダイに変にプレッシャーを与えてしまうため、控えましょう。
フッキングは向こうアワセ
鯛ラバを巻きあげていると、マダイが追ってきてアタックしてきます。マダイは一気に食いこまず、ついばむようにしてあたりますがこの時に合わせずに、一定の速度を守って巻き続けます。
しばらくすると、マダイが鯛ラバを食いこんで竿先が引き込まれるので、そこで合わせを入れます。鯛ラバではほぼ向こうアワセでフッキングします。
/鯛ラバは自作できる?

提供:Big fishing
おすすめの鯛ラバを紹介してきましたが、鯛ラバは自作することも可能です。金属のヘッド部分は専門的な知識と技術必要ですが、ネクタイやスカート、フック部分などは誰でも簡単に組み合わせて自作することができます。
既製品では出せない、わずかなオリジナリティーでも状況次第では、大きく釣果に関わってきますので、是試行錯誤して、自分好みの鯛ラバを作ってマダイを釣り上げてみてください。
鯛ラバで憧れの魚をゲット!

出典:写真AC
マダイは「魚の王様」と言われるように、釣り人なら一度は釣ってみたい魚の一種です。そんなマダイが意外と簡単な仕掛けで、難しい操作もなく釣れてしまうのは意外に思われるかもしれません。
マダイの釣り方には色々な種類がありますが、その中でも鯛ラバは仕掛けやタックルがシンプルで、初心者も始めやすい釣り方です。
今回ご紹介した鯛ラバ製品を一通り揃えたら、あとは船に乗るだけです。きっと楽しい鯛ラバLifeが、あなたを待っていますよ!