
夜釣りをするメリットや注意点とは?ターゲットや道具などを完全網羅!
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アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部
出典:写真AC
釣りは昼夜問わず行うことができますが夜釣りをするメリットは意外と多く、場合によっては昼の釣りよりも釣果を得られやすいとされています。
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メリットが多い夜釣りですが、もちろん注意すべき点もいくつかあります。夜釣りをする際の注意点とその対策を知っておくことも正しく楽しむ上で重要となってきます。
撮影:FISH PARADISE!編集部
夜釣りのルアーフィッシングでは代表格とも呼べるのがシーバスゲームです。ミノーやシンペンなどのルアーを用いて釣る方法が人気となっていますが、ぶっ込み釣りなどの餌釣りでも狙うことができるターゲットです。シーバスは日中でも釣れますが警戒心が強く、また夜に活動するため夜釣りの方が狙いやすいとされています。
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釣ってよし、食べてよしの初心者から熟練者まで人気のターゲットとなっているアジも夜釣りで狙いやすい魚です。ワームなどで狙うアジングゲームはゲーム性が高く特に夜釣りにもマッチしています。サビキ釣りやフカセ釣りなどの餌釣りでは数釣りを楽しむことも可能で、釣りに慣れていない女性や子供などファミリー向けの釣りも楽しむことができます。
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一般的に冬は狙えるターゲットも少なくなる中、メバルは冬の夜釣りではメインターゲットとして楽しむ釣り人も多い人気の魚です。食べてもおいしいメバルは夜釣りにも格好のターゲットといえるでしょう。餌釣りでも狙えますが、ジグヘッドなどの軽量リグで狙うメバリングがゲーム性も高く手頃な装備で楽しめるためおすすめです。
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通年を通して釣れるチヌは手軽にエントリーできる近場でも楽しめるターゲットといえます。ぶっ込み釣りでも人気のターゲットで夜釣りでも狙いやすいです。最近ではチニングというルアーを使った釣法も人気で、特に夏場の夜釣りでは専用リグでボトムをズル引きする方法が初心者でも釣れやすいため、入門編としてもおすすめです。
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夜に活動するアナゴは主に餌釣りで狙うことができる夜釣りのターゲットといえます。チョイ投げやぶっ込み釣りではメインともいえるターゲットとなるため積極的に狙う方も多いのではないでしょうか。堤防などから手軽に狙え、食べてもおいしい人気のターゲットといえます。
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陸っぱりからは秋がメインの季節となり、夜に餌を求めて活動するタチウオも夜釣りの人気ターゲットです。タチウオは餌釣りではウキ釣りやテンヤ釣りが人気で数釣りが楽しめる方法です。5本指以上の太さのドラゴンと呼ばれるタチウオを狙えるオフショアのタチウオジギングやワームを用いたショアでのワインド釣法やショアジギングなど、タチウオは多くの釣り方で狙えるゲーム性の高いターゲットといえます。
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エギングと呼ばれる大人気のカテゴリーでもあるアオリイカは夜釣りでも狙いやすいターゲットです。特に満月の夜や常夜灯など明暗のあるポイントで狙いやすいです。エギングはゲーム性も高く手軽なタックルで楽しめる人気の釣法です。餌釣りではヤエン釣りやアジの泳がせ釣りが大物を狙いやすい方法として人気です。
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淡水でのルアーゲームとしても奥が深く楽しめるナマズは夜釣りでも釣りやすいターゲットといえます。ルアーは大きいものを扱うこともあり、ナマズはパワーもあるためベイトタックルがおすすめです。餌釣りではシンプルで針にカエルやミミズなどの餌を付けたもので狙う通称ポカン釣りと呼ばれる方法がおすすめです。
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夜行性であるウナギも夜釣りでは格好のターゲットとなるでしょう。釣り方はぶっ込み釣りなどの餌釣りが主流でアオイソメやサンマの切り身やミミズなどがメインの餌となります。河川や河口、漁港でも狙えてもちろん食べても絶品のターゲットといえます。
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外洋に面した磯や堤防などから釣れることも多いサメは釣り人のみならず危険生物としても有名です。稀に肉食で危険なシュモクザメなどの危険な魚が釣れることもあり、小型のサメでも歯は鋭いため素手で触るなどはやめた方がよいでしょう。フィッシュグリップやプライヤーを使って針を外すなどの方法を取りましょう。また、重量もあるものもありロッドやリールの破損に繋がるため注意が必要です。
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エイは比較的生息域の広い身近な危険生物です。アカエイなどは尾びれの先に毒がある針があり、刺されると強烈な痛みがあるため注意が必要です。また、刺さりどころが悪いと命を落とす危険性もあるため釣れてしまった場合は針に注意するなど慎重に扱う必要があります。
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ゴンズイは背びれと胸びれに毒のある棘を持っている危険生物です。ゴンズイの毒は棘自体にあるのではなく胸びれと背びれの周辺に毒腺があるため素手で触らないようにしましょう。万が一刺さってしまった場合はゴンズイの毒は熱に弱いため、40~45度程度のお湯で患部を温めると応急処置にはなります。
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ゴカイの仲間で全身が剛毛に包まれた危険生物です。無数の体毛には毒があり刺された場合は除去しにくく、強い痛みや痒みが発生します。絶対に素手では触らないように注意しましょう。釣れてしまった場合はフィッシュグリップやプライヤーで対処する必要があります。
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夜釣りは日中の釣りとは違った楽しみがある反面、危険性も日中の釣りより高くなるため十分な用意や知識を得ておく必要があります。しっかりと準備ができていれば日中よりも釣果を得られやすい場合が多く、快適に釣りを楽しむこともできるのではないでしょうか。この機会に正しく安全に夜釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか!
夜釣りをするメリット

魚の警戒心が薄れる
日中の明るいうちはルアーや仕掛けは警戒心の強い魚には見切られやすく釣りにくいといったこともあります。その点、夜は魚の視力も落ちるため警戒心が薄れ、口を使いやすくなるといったメリットがあります。また、昼は底に沈んでいる大物も夜は表層などに現れるため大物も狙いやすいです。日中に比べてポイントが絞りやすい
主に堤防や港湾部などは日中に変化のないポイントでも夜になると常夜灯周りや橋脚下など明暗の変化が生まれることで、日中よりもポイントを絞って狙うことが可能となります。他にも釣り人の存在も魚に気付かれにくくなるため、魚の警戒心を薄める点でも効果的です。釣り人が少なくのんびり釣りができる
日中の釣りでは人気のポイントは釣り人も多く、場所取りなど釣り以外でも意外と体力を使う場合もあります。その点、夜釣りは日中に比べれば人が少ない場合も多く、比較的のんびりと釣りを楽しめることもメリットといえるでしょう。夏場は涼しく釣りがしやすい
夏場の釣りはかなり体力を消耗しやすく、暑さとの戦いでもあります。日中の強い日差しの中では長時間の釣行も厳しいものがありますが、逆に夏の夜釣りは涼しく軽装でも釣りがしやすいためこの点も夜釣りならではのメリットといえます。仕事帰りの短時間釣行にオススメ
日中の釣りはまとまった休みがなければ難しいですが、夜釣りに関しては仕事終わりでも楽しむことができ、短時間の釣行も可能です。仕事場から近い場所にポイントがある釣り人ならば短時間釣行で毎日通えばパターンも掴めて釣果を得やすいのではないでしょうか。夜釣りをする際の注意点

落水や怪我には十分に注意!
夜釣りをする上でもっとも注意する点で日中に比べ暗いため視界が悪く、落水や怪我をする危険があります。特に一人で夜釣りに出掛ける際は最も注意すべき点で下手をすると命に関わるといっても過言ではありません。慣れない内は必ず複数人で釣行に向かうか、照明器具やライフジャケットはもちろん、救急セットなども準備しておくことをおすすめします。また、可能であれば明るいうちに下見をしておくことも重要です。夜釣り可能な場所であるか確認を
夜釣りをする場合注意しなければならないのが、夜釣り可能な場所かどうかの確認です。日中の釣りは可能でも夜間立ち入り禁止となっている場所も意外と多くあります。そもそも釣りが禁止の場所もあるため必ず事前に確認を行うことがトラブルを避ける上で重要となってきます。釣具の破損・紛失の恐れも
夜釣りで多いのが視界の悪さによる釣具の破損や紛失を招いてしまう事態です。暗いため見落としていた障害物でロッドをぶつけて破損してしまったり、うっかり釣具を置き忘れてしまうことがあります。また、釣りに集中するあまり置き引きに合うケースもあるため、周辺のチェックや立ち去る際の確認、防犯対策などをおすすめします。防寒対策もしっかりと
夜釣りで注意したい点で防寒対策もそのひとつに挙げられます。防寒といっても冬だけのことではなく、夏場など気温の高いとされる季節でも夜は意外と肌寒く感じる時があるため、軽く羽織るものや着替えを持っておくと便利です。もちろん、冬は徹底した防寒対策を講じましょう。最近では釣り用の防寒ウェアやグッズなども豊富に取り揃えられていますのでチェックしておくとよいでしょう。夜釣りの釣れる時間帯
夜釣りの釣れる時間帯は魚種によっても異なってきますが、最も魚が釣れやすいのが朝まずめや夕まずめ時と言われています。このまずめ時は夜釣りの最大のメリットといっても過言ではないでしょう。特に潮の動くタイミングと重なった場合は非常に釣果が期待できる時間帯といえるため、夜釣りを行う際には積極的に狙っていくことをおすすめします。夜釣りで狙える代表的な魚たち
夜釣りで狙える魚は数多くみられ、魚種を問わなければ通年を通して狙うことが可能です。また、夜釣りの方が釣れやすい魚も多くみられます。シーバス(スズキ)

アジ

メバル

チヌ(クロダイ)

アナゴ

タチウオ

アオリイカ

ナマズ

ウナギ

夜釣りで気を付けたい危険生物
夜釣りで気を付けたい危険生物も数多くいます。中には非常に危険なものもいるため釣れた際の取り扱いなどもしっかりと理解しておくことが重要です。サメ

エイ

ゴンズイ

ウミケムシ

夜釣りに適した餌釣り仕掛け
夜釣りに適した餌釣りの仕掛けもいくつかあり、ウキ釣りではウキ自体が光る電気ウキを用いる場合やケミカルライトを付ける方法などがおすすめです。そのほかにアピール力を高める方法として夜光ビーズや水中ライトを使う方法などもよいでしょう。魚へのアピール力アップはもちろん、釣り人自身も仕掛けの位置を把握しやすいなどのメリットがあります。夜釣りで使うルアーの選び方
ルアー釣りの場合は夜釣りで使うカラーはホワイト系やアカキン系といった派手目のカラーがおすすめです。また、潮の濁りが強い場合はチャート系のより強烈にアピールが可能なカラーをチョイスすると魚に見つけてもらえやすくなり釣果をあげやすいでしょう。夜釣り初心者にはサビキ釣りがオススメ!
夜釣りで魚を釣りたい初心者の方にはサビキ釣りがおすすめです。仕掛けは簡単で市販のサビキ仕掛けとマキエカゴを取り付けるだけで行え、ちょい投げやぶっ込み釣りなどよりも根掛かりの心配も少なくはじめてでも釣果を得られやすいです。アジやサバなどの群れに当たれば簡単に大量に釣れることもあります。また、メジナやカワハギ、根魚など魚種を問わず幅広く釣れる点も魅力です。夜釣りに適したライト
夜釣りをする上で必須ともいえる道具のひとつがライトです。ひと口にライトといってもいくつか種類があり目的や用途に合わせて選ぶと快適に使用することができます。ヘッドライト
専用のバンドとライトが一体となったもので、頭に付けるモデルが多いですが最近は首にかけるネックライトやベストのポケットなどに留めて使うクリップ式のライトなどもあります。いずれも両手がフリーになるため、夜釣りをする上で最も使用されている必須ともいえるライトといえるでしょう。ハンディライト
釣りをする以外の用途でも有名なハンディライトは夜釣りを行う上でも役に立つライトです。特に釣りを行うまでに長い距離の夜道を歩かなければならない場合などはハンディライトの方が扱いやすいです。手で持つ必要がありますが、工夫次第ではさまざまな状況にも対応できる万能なライトといえるでしょう。ランタン
キャンプなどで有名なランタンは夜釣りでも便利なライトとなります。その場に置いて周辺を明るく照らしてくれるため、仕掛けや糸を結ぶ場合など釣りの準備を行う際に重宝します。明るさを調整できるものはもちろん、仕掛けが見やすい暖色の発光も可能なランタンなどを選ぶと扱いやすくおすすめです。その他夜釣りに必要な道具
その他にも夜釣りを安全で快適に行う上で必要な道具はたくさんあります。これらが無くても夜釣りは出来ますが用意しておくことで安全性や利便性が高まるため併せて用意しておくことをおすすめします。ライフジャケット
浮力材入りの救命胴衣のことで、万一の落水時に生存率を高めてくれる道具です。夜釣りはもちろん、釣りに行く際には必ず付けて行うことを強く推奨します。最近では収納性や利便性も高くオシャレなモデルも多くリリースされているため安全面はもちろん、ひとつ用意しておくと釣りがぐっと快適になります。バッカン・タックルボックス
夜釣りはなにかと道具や装備が多くなりがちですが、これらを収納するのに適しているのがバッカンやタックルボックスです。無くしやすい小物類もこれらにまとめておけば安心で持ち運びも楽です。フィッシュグリップ
歯が鋭い魚や棘のある魚、毒のある生物などを素手で触るのは非常に危険です。このフィッシュグリップがあれば直接魚を触ることなく対応できます。普通の魚でも手が汚れないなどあると便利な道具です。ホイッスル
夜釣りでは万一落水した場合やテトラポッドの隙間に落下した際に見つけてもらいにくいといった危険があります。ホイッスルを用意しておけば遠くの人にも自分の存在を気付いてもらえやすくなるため、SOS用として用意しておくことをおすすめします。防虫スプレー
夏の夜釣りは虫が多く蚊などにも刺されやすいです。防虫スプレーを持っていればそれらのリスクを最小限に抑えることができるため用意しておくと夜釣りがより快適になるでしょう。正しく安全に夜釣りを楽しもう!
