
シーバスルアーの定番商品22選!季節別の攻略パターンは?
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アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部
シーバスルアーの特徴

撮影:FISH PARADISE!編集部
シーバスは魚食性の強い肉食魚なので、使用するルアーも小魚を模したものが多いです。あらゆる状況、フィールドなどに対応できるよう、ルアータイプやサイズ、カラーなども非常に豊富なバリエーションが各メーカーから発売されています。
タイプ

撮影:FISH PARADISE!編集部
シーバスルアーのタイプはフローティングミノー、シンキングミノー、バイブレーションなど、様々なものがあります。
ルアータイプの選び方は、主にルアーを通したいレンジ(層)によって決まります。表層を泳がせたい時は浮力のあるフローティングミノーやフローティングペンシル、ポッパーなどが、ルアーを潜らせて巻きたい時はシンキングタイプやバイブレーション、メタルジグなどが適しています。
サイズ・カラー

撮影:FISH PARADISE!編集部
シーバスは他の肉食魚に比べて偏食性が高く、その時に主に捕食しているベイト(エサ)以外には興味を示さない場合が多いです。
そのため、シーバスルアーのサイズやカラーは、自分が釣りをする時期・場所のシーバスが主に捕食しているベイトに合わせたセレクトが重要です。この考え方を 「マッチ・ザ・ベイト」といい、シーバスに限らずルアーフィッシングをする上での重要なポイントになります。
重さ

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シーバスルアーの重さは飛距離に直結します。港湾部やサーフなど飛距離を出したいフィールドでシーバスを釣る際は、メタル系のバイブレーション、スピンテールジグなどが活躍します。また、港湾部など水深のあるポイントではフォールの速い重めのルアーが使いやすいです。
一方で、シャローエリアや小規模河川などでは軽めのルアーでじっくり探るほうが良いでしょう。
シーバスルアーの定番おすすめ22選
シーバスをルアーで釣ってみたいけれど、種類が多すぎてどれを買えばよいのか分かりませんよね。まずは名実ともに人気の高い定番のシーバスルアーをタイプ別にご紹介していきます。最初の1個を選ぶときの参考にしてみてください。
フローティングミノー
フローティングミノーは、表層を狙う時に適しています。細身のシルエットが多いので、 メインベイトがボラやイワシ、バチ(イソメ類)などで、シーバスが水面付近を意識している時に効果的です。リップの無いリップレスミノーというタイプもあります。
シマノ エクスセンス サイレントアサシン99F
シマノブランドのエクスセンスシリーズのフローティングミノーです。安定した飛距離とスイム姿勢であらゆるシーンで活躍します。
ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス97F
ショアラインシャイナーZ バーティスは安定した飛距離と泳ぎが特徴で、河口部や河川で効果を発揮します。ロッド操作によりアクションも入れやすく実績の高いルアーです。
アイマ サスケ烈波120
ソルトルアーメーカーで有名なアイマの商品で、多くのアングラーにも愛用されている定番ルアーです。フローティングにしてはやや深いレンジを探ることができます。
シンキングミノー
シンキングタイプのミノーは、トップ(水面)までは出きらない魚に有効です。ルアーによって引けるレンジが異なるので、状況に合わせてシーバスのいるレンジを直撃することができます。
ダイワ ショアラインシャイナー カレントマスター110S
独自の重心移動システムであるマグロックシステムを採用することで、サーフの離岸流などの強い流れの中でも、安定したスイム姿勢とレンジキープ力を発揮します。
ジャクソン アスリート 12SS
優れた安定性をコンセプトに作られており、飛距離やリトリーブ性能の安定感は抜群です。トゥイッチやジャークなどのアクションを入れながら使うと効果的です。
ラパラ カウントダウン CD9
多くのルアーマンに長年愛されているラパラのカウントダウンシリーズです。バルサ材によるキビキビとしたアクションでシーバスを誘い出します。シーバスにはCD9がサイズ感的に使いやすいです。
フローティングペンシル
フローティングペンシルは水面直下をキープしつつ、ペンシルベイト特有のナチュラルな泳ぎが可能となっています。 シンキングペンシルよりも更にスローに表層を引きたい時は、フローティングペンシルが活躍します。
シマノ エクスセンス クー100F
エクスセンスシリーズのフローティングペンシル。ボディが発砲素材でできており、素早い立ち上がりが持ち味です。ナチュラルアクションでシーバスがスレにくいことも特徴です。
ダイワ モアザン ソルトペンシル110F-HD
ドッグウォークアクションを加えることで、やる気のあるのシーバスを誘い出します。ブルーアイ仕様のタイプはラトル内蔵で更にアピール力アップです。
シンキングペンシル
シンキングペンシルは、ミノーと形状が似ていますがリップが無いのが特徴です。水の抵抗を受け流す形状なので、よりナチュラルで自然なベイトの姿を演出できます。ロッド操作で様々なアクションを入れていくとより効果的です。
ラッキークラフト ワンダー80
1998年発売以来高い人気を保っている定番シーバスルアーです。ナチュラルなローリングアクションと、ボディを絶妙に揺らしながらフォールするワンダリングフォールで、シーバスの捕食スイッチを入れます。
ジャクソン にょろにょろ
にょろにょろは、シーバスのバチ抜けパターンでは超定番のシンキングペンシルです。バチ以外にもサヨリやシラスなど細身のベイトパターン全般で威力を発揮します。
デュオ ベイルーフ マニック
「マニックムーヴ」と呼ばれる独特の繊細な波動が持ち味です。シーバスが低活性の時にもしっかりバイトを引き出してくれます。
バイブレーション
バイブレーションはラインアイが背中についており、巻くとブルブル小刻みに震えながら泳ぎます。ボトムから表層まで広範囲を攻められるので、シーバス釣りにおいては必要不可欠なルアーです。 特にデイゲームにおいてはエース的存在で、シーバスのリアクションバイトを誘発します。
タックルハウス ローリングベイトRB88
厳密にはバイブレーションであるかは疑問ですが、便宜的にここに分類しました。ただ巻きで釣れるルアーとして、多くのアングラーに支持されています。
バスデイ レンジバイブ80ES
バイブレーションといえばバス用が主流だった時代に、シーバス用にチューンされたルアーです。特許技術のナイフエッジ構造により、自然なベイトの泳ぐ姿を演出することができます。
コアマン アイアンプレートIP-26
飛距離に優れ、アピール力の強い鉄板系バイブレーションの先駆けともいえるルアーです。がまかつ製のフックが標準装備されています。
ポッパー
水面をたたく音と飛沫により激しく魚にアピールするポッパーも、シーバスに有効です。アピール度が強い分、高活性のシーバスに見つけてもらいやすいです。
ジップベイツ ザブラポッパー
クロダイ、シーバス用に設計されたポッパーです。リアフックアイが背中側についており、フッキング性能の向上やライン絡み軽減などの機能があります。
ジャクソン R.A.POP
元々はクロダイ用として浜名湖で開発されたポッパーですが、ミスバイトを軽減する独特のエラ形状により、捕食が下手なシーバスにも効果的なルアーです。
スピンテールジグ
メタルバイブ形状のルアーのリアフックまたはリアフックアイにブレードが付属したルアーです。ルアーが泳ぐとこのブレードが水流を受けて回転し、フラッシングと波動で魚を誘います。 ただ巻きでもアピール十分で、特に日中での使用で威力を発揮します。
デュエル ハードコアスピン
リアフックにブレードが付いているので、後ろからのバイトでもきっちりフッキングに持ち込めます。ボディ後部が透明なのでシルエットを小さく見せることができ、ベイトが小さい時にも重宝します。
コアマン パワーブレードPB-20
レアメタル製のボディにより、小さいサイズでも飛距離を出すことができます。リアフックにブレードが付属するタイプです。フックはがまかつ製ものもを使用。
メタルジグ
圧倒的な飛距離と高いフラッシング効果により様々なフィッシュイーターに効くメタルジグは、もちろんシーバスも釣れます。サーフなど飛距離がものを言うフィールドで活躍します。
メジャークラフト ジグパラショート
メタルジグの中でも人気の高いメジャークラフトのジグパラシリーズ、その定番ジグです。ボディが左右非対称のため、水を掴みやすく泳ぎ出しが早いのが特徴です。
デュオ ドラッグメタルキャスト
ボディがコンパクトなので飛距離が出しやすく、価格も安めでコスパに優れたメタルジグです。
ワーム
ソフトルアーによるワーミングもシーバス釣りにおいては重要な釣法です。ストラクチャー周りを攻めることの多いシーバスゲームでは、衝突による破損の恐れがないワームは重宝します。スイムによる波動も柔らかく、シーバスに警戒心を与えにくいです。
マーズ(ヒルクライム) R-32
シーバス用のワームとして開発されました。ピンテールタイプでアクション自体は派手でないものの、ただ巻きでもシーバスの反応が良く、十分な釣果が期待できます。
コアマン アルカリ
カタクチイワシがベイトの時に効果的です。ただ巻きのほか、トゥイッチやジャークを入れるとより良いでしょう。
状況別シーバスルアーの選び方
シーバスルアーは時期や時間帯など様々な状況によってルアーを使い分ける必要があります。どのようにして使うルアーを選べばよいのか、おおまかな目安をご紹介します。
バチ抜けシーズンの春は細身のシルエットで

出典:Pixabay
バチ抜けは場所によって異なりますが大体1月頃から始まり、3,4月頃が最盛期となります。この時期のシーバスはバチを偏食する傾向があり、使用するルアーも バチに近い細身のシルエットのものが効果的です。
表層をゆっくりまけるフローティングミノーやペンシルベイト系が適していますが、バチが表層まで出てきていない時は重めのシンキングペンシルやバイブレーションなども有効です。
夏場は小型のイワシやイナッコを意識しよう

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夏場になるとカタクチイワシや稚鮎などの小魚がシーバスのメインベイトとなります。ルアーも小魚を模した ミノーやペンシル系が活躍します。シーバスの活性も高くなってくるので、ロッド操作でジャークやトゥイッチなどを入れていき、アピール強めに誘っていきましょう。
サーフや磯などの大場所でも釣れやすく、 メタルジグやバイブレーション、スピンテールジグなど飛距離が出るルアーを使っても良いでしょう。
ハイシーズンの秋はミノーゲームが楽しい

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秋は数・サイズともに期待でき、 シーバスルアーの入門にも最適な季節といえます。シーバスが捕食するベイトも多岐にわたり、イワシやイナッコなどの定番ベイトのほか、落ち鮎やサヨリ、コノシロなど、ベイトのサイズも上がっていきます。
ルアーのサイズもベイトに合わせて大きくすると、ランカーサイズをゲットできる可能性も上がります。ルアータイプはミノー、ペンシルを中心に釣り場の状況に合わせてバイブレーションやジグ、ポッパーなど幅広く使い分けていきましょう。
低水温期の冬場はボトムを攻められるルアーを

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冬場はシーバスの産卵期であり、大型の個体は産卵のため深場へと移動してしまいます。しかし産卵に参加しない小型個体や、大型個体も少なからず浅場に残っている場合もあります。とは言え水温は低くシーバスの活性も下がるため、ボトム付近にたまっている場合が多いです。
ルアーも ミノーをスローに引いてゆっくり誘うか、バイブレーションなどで反射的に口を使わせると効果的です。ワームなどでボトムを丁寧に探っても良いでしょう。早いところではバチ抜けが始まるので、ペンシル系をスローに引くバチパターンが効くこともあります。
ボイルが出たときはトップウォーターが良い?

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バチ抜けの時期や夏~秋にかけて小魚が表層で群れている時などは、シーバスが水面で捕食行動をしている場面を目撃することがあります。このような時にはシーバスも表層を意識しているので、フローティングミノーやポッパーなど表層を引けるルアーが最適です。
ベイトが多く水面がバチャバチャ波立っているときなどは、ボイルの中心からやや外れたところにルアーをキャストして、シーバスにルアーを見つけてもらいやすくしましょう。
あえてセオリー外のルアーを使うのもアリ

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それぞれの状況毎に最適なルアーがあるとは言え、やはり自然相手なので100%そのルアーが効くということは中々ありません。ルアーのタイプやサイズをベイトに合わせているのにヒットしなかったり、ボイルが出ているのにアタリがなかったりなんていうのは良くあることです。
そんな時は常識にとらわれずに、全く異なる形状のルアーを投げてみたり、アクションを変えてみたりすると途端に反応があったりします。釣り人が多いポイントではあえて他の人とは違うルアーを使ってみるのも効果的なので、釣れないときは是非試してみてください。
シーバスルアーは奥が深い!

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シーバスルアーにはやはり多くの人に支持されている定番ルアーはありますが、特定のルアーだけが釣れるといことは決してなく、ポイントの状況やシーバスの食性、活性などの要因により当たりのルアーは変わってきます。
もちろん適当なルアーを投げていても釣れる時は釣れますが、安定した釣果を得るためには状況にあったルアーセレクトが必要不可欠です。奥が深いシーバスのルアー釣り、自分なりのパターンを見つけて楽しんでみてください!