
釣り用クーラーボックスを選ぶポイントは?コスパ抜群のおすすめ商品9選も!
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釣りにおけるクーラーボックスの役割

釣りにおいてクーラーボックスは、釣った魚を鮮度良く低温で保存しておくために必要不可欠なものであり、特に夏場などでは、朝から釣りから帰るまでの間の長時間低温を維持できるものでなくてはならず、その低温保持力が要求されます。
低温で新鮮さをキープできることによってはじめて私たちは、美味しくそして安全に釣ったその魚を食すことができるのです。
釣り用クーラーボックスの選び方
釣り用クーラーボックスは、対象魚種などにより適宜そのサイズや素材をチョイスしていく必要があると言えます。
サイズ(容量)

通常狙っている魚があるのであれば、その良型が釣れても十分に収納できるサイズが必要になってくると言えます。また、サビキ釣りなどの数釣りであれば、大量に釣れても大丈夫なように、十分にゆとりがあるサイズが必要になってきます。
それから、保冷材や氷が入るスペースも考慮に入れておきましょう。
保冷力
いくら保冷材や氷で保冷しようと思っても、釣り用クーラーボックスそのものの保冷力が低かったらどうにもなりません。釣り用クーラーボックスの保冷力は、それに使われている断熱材の材質によって保冷力の強さが変わってきます。
断熱材は主に発泡スチロール、発泡ウレタン、真空パネルの3つが使われることが多いです。
発泡スチロール
発泡スチロール製の釣り用クーラーボックスの特徴は、安価でとにかく軽いこと、この2点に尽きると思います。軽いため取り扱い易く、重量的な負担を軽減できます。
ただ、保冷力についてはあまり高くないため、気温の高い時期での使用を想定されている方や、魚の鮮度を完璧に維持したい方にはあまり向かないと言えます。他の断熱材よりも価格は安いので、 初期費用を抑えたい方にはおすすめのクーラーボックスです。
発砲ウレタン
発泡ウレタンの釣り用クーラーボックスは、発泡スチロールよりも重量は重くなりますが、その分保冷力が高いのが特徴です。価格は発泡スチロールよりは高いですが、真空パネルよりは安く、 コスパに優れた断熱材と言えるでしょう。
真空パネル
真空パネルの釣り用クーラーボックスですが、重いことと価格が高いことに目をつぶれば、 最高の保冷力を誇っています。クーラーボックスの全面(6面)に真空パネルを貼り合わせた釣り用クーラーボックスは、真夏の炎天下でも長時間氷を溶かすことなく、低音をキープしてくれます。
/持ち運びやすさ

釣り用クーラーボックスは容量が大きければ大きいほど、また、魚が釣れれば釣れるほど、その重さを増して運びづらくなります。そういったときに釣り用クーラーボックスに キャスターが付いていれば、引いて移動できるのでかなり楽になります。
またキャスターが付いていない釣り用クーラーボックスでも、 ハンドルや肩掛けベルトが付いていると楽に持ち運びできます。
メーカー
ダイワ
ダイワのクーラーボックスはお洒落でカラフルなものが多いのが特徴です。また、保冷力についても十分で、発泡スチロールのものから、6面全てに真空パネルを採用したハイエンドモデルまで様々なラインナップがあります。
品番に「X」がついたモデルは、上蓋を開けずに魚を中に入れることができる投入口がついており、クーラーボックス内の温度上昇を最小限に止めることができます。
シマノ
シマノのクーラーボックスは、大人が座っても大丈夫なほど頑丈な作りになっているものが多いのが特徴です。保冷力に関してはダイワ同様発砲スチロールのみの低価格モデルから、全面真空パネルの最高級モデルまで申し分ないラインナップです。
また、片手で簡単にフタの開閉ができる「ラックトップレバー」も大きな特徴となっています。
その他
上で挙げた2大メーカーの他に、各社アウトドアメーカーやホームセンターなどでもクーラーボックスは数多く発売されています。
釣りでも十分に使える性能のものもありますが、やはり釣り具メーカーからリリースされているクーラーボックスは、鮮度にシビアな魚をキープするために保冷力が抜群であったり、ロッドスタンドなどのアクセサリーを取り付けられるようになっていたりと、釣りに適した様々な機能性を有しています。
機能性、保冷力重視なら多少価格ははってもやはり釣り用のクーラーボックスを選ぶべきでしょう。
/コスパ良好の釣り用クーラーボックスおすすめ9選
高性能な釣り用クーラーボックスが欲しい、でもできるだけ安価で入手したいところです。これからコスパ良好な釣り用クーラーボックスを見ていきましょう。
ライトゲームにおすすめの小型クーラーボックス(20L以下)

容量20L以下の小型クーラーボックスはサビキ釣りなどでのアジやイワシ、サバなど、ファミリーでの釣りなどから、メバルやカワハギなど、やはり中小型の魚種の収納に適していると言えます。
お気軽な堤防などでの釣りにもってこいではないでしょうか。ファミリー向けなどには汎用性が高いサイズだと考えます。
ダイワ ミニクール S1050
ポップなルックスと定価5,000円の抜群のコストパフォーマンスから大人気となっている、ダイワ ミニクール S1050です。使いやすい両開きタイプで、保冷剤を置いた上に600mlペットボトルが縦に8本収納できます。断熱材は発砲スチロールが使われています。
ダイワ クールラインα Ⅲ S1500X
堤防からの小物釣りからファミリーフィッシング、オフショアまで万能に使えるクーラーボックスです。便利な両開き上ブタは丸洗いでき、魚を釣った際にフタを開閉して冷気を逃すのを防ぐ、魚の投入口が設けられています。断熱材は発砲スチロールです。
シマノ フィクセル ライト 12L
発砲スチロール断熱材のクーラーボックスで、釣りをしているときにいつでも簡単に片手で上ブタを開閉できるラックトップレバーを搭載しており、釣り人の利便性向上に一役買っています。強靭なボディを採用していて、大人が踏んだり座ったりしても、壊れることがないように作られています。
汎用性の高い中型クーラーボックス(20〜40L)

小さすぎず大きすぎない、20~40Lの中型クーラーボックスは一般的な釣り人にとって非常に汎用性が高いです。収納に適した魚種については、クロダイやメジナ、イナダなどで、中型魚はほぼこのサイズのクーラーボックスで対応できると言えます。
ダイワ ライトトランクα GU3200
がっちりしっかりとした作りでありながら軽いと評判の中型クーラーボックスです。断熱材はウレタンを採用しており、その保冷力も高く評価されています。できるだけ大型の魚も収納できるように、横長の形状に作られているのも特徴のひとつです。
シマノ スペーザライト 350
シマノのロングセラーの中型クーラーボックスです。断熱材には発泡スチロールが採用されており、真空パネルのものと比較すると軽く取り扱いやすいです。
60cm程度の魚なら曲げずにそのまま入れることができる容量で、船釣りにも最適なサイズ感です。上蓋は便利な両面開きで、ワンタッチで簡単に開閉することができます。
ベースランド クーラーボックス 35L
元来キャンプやバーベキューなどの用途として使われるクーラーボックスですが、釣りにも応用して使われています。魅力は何と言ってもそのコストパフォーマンスです。35Lで実売価格5,000円台ですから、保冷力は釣り具メーカーのものに劣るとは言え、費用を抑えたい方にはおすすめの商品です。
大型魚にも対応可能な大型クーラーボックス(40L以上)

ブリやヒラマサなどの大型青物、もしくは大型根魚などには40L以上の大型クーラーボックスが必要になってきます。その大きさと重量から、大抵のものにはハンドルとキャスターが搭載されています。
このサイズになるとかなり大きいので、購入前に車のトランクに入るかしっかり確認しておく必要があります。
ダイワ NSトランク大将Ⅱ 4300
ダイワの43Lの大型クーラーボックスです。スーパースチロールという断熱材を使用しており、比較的軽量です。底面にはクーラーボックスの横滑りを防ぐ「ふんばるマン」が標準搭載されており、揺れる船上にも安心して持ち込むことができます。
このクーラーボックスはコストパフォーマンスが良好です。このサイズで実売価格20,000円前後です。
シマノ スペーザホエールベイシス 45L
内寸約70cmのシマノの大型クーラーボックスです。断熱材は底面が真空パネルで他5面は発泡スチロールです。直径10cmの大型キャスターがついており、少々の段差があっても楽に運搬できます。
また、底面が真空パネルになっているため、真夏の炎天下でも地面からの照り返しを防ぎ、温度上昇を最小限に抑えることができます。
伸和 ホリデーランドクーラー 76L
釣り具メーカーではありませんが、76Lの大容量クーラーボックスです。断熱材には厚さ3㎝の発泡スチロールが使用されています。1万円以内で購入できるため、このサイズのクーラーボックスでは破格のコストパフォーマンスを誇ります。
保冷力最強の釣り用クーラーボックスはこちら
せっかく釣りに行くのであれば、保冷力の高いクーラーボックスを持って行って、美味しく食べれるように魚を持ち帰りたいものです。
ダイワ プロバイザーHD ZSS2700EX
ダイワの27Lのクーラーボックスです。6面すべてに断熱材として真空パネルと発泡ウレタンを採用し、最高レベルの保冷力を持つクーラーボックスと言えます。
魚の臭いを抑える消臭機能や、座れる「マッスルボディ」、底面のふんばるマン+滑り止めシートなど、クーラーボックスに必要な様々な技術が盛り込まれた最高級モデルです。
ダイワ トランクマスターHD Ⅱ VSS4800
ダイワの48Lのクーラーボックスです。断熱材は上蓋以外の5面に真空パネル、及び全面に発泡スチロールが採用されています。こちらもかなり高度な保冷力を有しています。
大物狙いで、最高の状態で魚をキープしたい方には理想のクーラーボックスとなっています。
シマノ フィクセル ウルトラプレミアム 30L
シマノの30Lのクーラーボックスです。断熱材は6面全面が真空パネルおよび発砲ウレタンの二重構造となっており、シマノのクーラーボックスでは最高級の保冷力を有しています。
44cm程度までの魚ならそのまま真っ直ぐ入れることができ、堤防釣りから船釣りまで幅広いシーンで活躍するサイズです。
シマノ スペーザホエール リミテッド 45L
シマノの45Lのクーラーボックスです。断熱材は3面が真空パネルで残りは発泡スチロールで、クラス最大級の保冷能力を誇ります。
70㎝の魚でも折らずに収納でき、堅牢ボディにより大人2人が座ることができます。
クーラーボックスを便利に改造!
魚を鮮度良く保存するためのクーラーボックス。でも、できることなら使い勝手がいいようにカスタマイズしたいですよね。
ロッドスタンド
クーラーボックスにロッドを立てかけておくためのスタンドで、主にプラスチック樹脂製のものが多いです。クーラーボックスの凹凸のない部分に、ねじやボルトでロッドスタンドを取り付けます。ロッド以外にもプライヤーやフィッシュグリップなどを立てかけるのに便利です。
サイドボックス・サイドポケット
クーラーボックスの脇に付けて、小物類を収納できるアクセサリーです。こちらも主にプラスチック樹脂製のものが多いです。両サイドに付けることもできます。こちらもビスやねじで取り付けをします。
メジャーステッカー
クーラーボックスの上蓋の平坦な横長の部分に、魚の大きさを採寸する巻き尺状のステッカーを貼り付けることができます。わざわざ道具箱からメジャーを取り出して、魚が釣れた都度採寸しなくて済むので時短で便利です。
すべり止め
クーラーボックスは一部には元々すべり止めが付いているものもありますが、大方のものは最初からは付いておらず、不安定な場所ではすべりやすいです。車で運搬する際や、船に持ち込む際にはすべり止めは必須とも言えるアイテムです。
クーラーボックスの使用後の手入れについて
釣行後クーラーボックスをそのままにしておくと、臭いが発生し、ひどい場合には洗っても落ちないということもあります。せっかく釣った魚を美味しく持ち帰るためにも、常にクーラーボックスは清潔に保っておくようにしましょう。
クーラーボックスの洗い方は、基本的には 中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで優しくこすって汚れやぬめり等を落としていきます。
この際に間違ってもタワシなどでゴシゴシと洗わないようにすることです。そうするとタワシによって傷ができ、その内部に雑菌が繁殖して次回以降はもっと臭くなるからです。洗剤で洗った後は、風通りの良い場所で乾燥させればOKです。
ゴールデンミーン クーラーボックス洗浄剤
本商品はクーラーボックス専用の洗浄剤として発売されており、クーラーボックス一杯に張った水の中に錠剤を落とし、一晩放置するだけというお手軽な商品です。
洗剤やスポンジを使わなくても、軽度の臭いや汚れならこの商品で落とすことができます。
クーラーボックスは釣りの必需品!

釣った魚を美味しく持ち帰るには必要不可欠なクーラーボックス。低価格で手軽な商品も数多くありますが、やはりきちんと鮮度をキープするためにはそれなりの性能を持ったものを選びたいですね。
狙う魚の大きさやよく行く釣り場に合わせた最適なクーラーボックスを選んで、最高の状態で魚をキープして美味しくいただきましょう!