
セフィアXRはエギングの新ハイエンドモデル!セフィアCI4+とどこが違う?
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アイキャッチ出典:SHIMANO
セフィアXRとは

出典:SHIMANO
セフィアXRは2021年8月にシマノからリリースされたセフィアCI4+の後継機種になるエギングリール・ロッドのシリーズになります。
XRシリーズのロッドは、「あらゆるイカ釣りを楽しみ尽くす。充実のラインナップからお気に入りの1本を」をコンセプトに、全12機種のラインナップで構成されています。
さらに2022年4月には、イカメタルロッドのXRシリーズがリリースされました。
一方、セフィアXRのリールは、エギング専用設計のハイエンド機種としてリリースされています。
/セフィアXR(ロッド)の特徴
セフィアXRに搭載されているシマノの技術や主な特徴、旧モデルセフィアCI4+との違いなどを解説していきます。
シマノ独自のXガイド
Xガイドは、シマノオリジナル高性能ガイドで軽さやトラブルレス、キャスト性能を高次元に融合させた技術を織り込んだガイドです。
ブランクスが備える潜在能力を十二分に引き出すために誕生したシマノ独自のテクノロジーで、ロッドメーカーの観点から本来持つ、ロッド性能を引き出してくれる役割を果たします。
軽量&高感度なカーボンモノコックグリップ
シマノの最新技術を搭載したカーボンモノコックグリップは、中空構造が生んだ軽さと高感度を実現したテクノロジーで、感度の基準を変えてくれます。
リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化するという革新的なアイディアのもと、従来のグリップにはない情報伝達力を獲得し、かつてない軽さと感度をロッドに持たせることに成功しています。
スパイラルXコアとハイパワーXで十分な剛性感
スパイラルXコアは、ナノアロイテクノロジーによる高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用し、曲げ・ネジレ・つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求した技術になります。
さらに、キャスト時やファイト時に発生するネジレを抑え込む強化構造のハイパワーXを組み合わせることで、十分な剛性を出しています。
セフィアCI4+との違いは?
シマノXRシリーズは旧モデルセフィアCi4+の後継機モデルとしてリリースされています。
シマノのエギングロットのミドルクラスに位置したXRシリーズはハイパワーXなどCi4+の技術を引き継ぎ、スパイラルXはスパイラルXコア、パーフェクションシートCi4+はパーフェクションシートXTにそれぞれアップデートしたモデルになります。
/セフィアXR(ロッド)のラインナップ
12機種がリリースされているセフィアXRロッドシリーズのなかで、特におすすめの注目機種をピックアップしてご紹介します。
注目機種① セフィアXR S76UL-S
S76UL-Sはケンサキイカやヤリイカ、スルメイカをターゲットにしたモデルで1.5号~3号といった小型のエギを使用したライトエギングのオールラウンダータイプになります。
エギングで狙うアオリイカに比べ、繊細な触腕を身切れさせないためのULパワーが特徴で、海中からの情報をしっかりとアングラーに伝えるソリッド仕様になります。
継数(本):2
仕舞(cm):118
自重(g):89
エギサイズ(号):1.5-3
適合ライン(号):0.2-0.6
注目機種② セフィアXR S83ML
S83MLは操作性に優れた8’3”レングスでボトム付近や根周りなどの狙った範囲内を丁寧に探る釣りからランガンを繰り返すアップテンポの釣りまでカバーできる機種です。
高活性時の数釣りはもちろん、プレッシャーの高いタフなシーンでも活躍するテクニカルモデルでソフチューブトップ搭載モデルはイカの繊細なアタリを逃しません。
継数(本):2
仕舞(cm):129
自重(g):99
エギサイズ(号):1.8-3.8
適合ライン(号):0.4-1
注目機種③ セフィアXR S86ML-S
S86ML-Sはテクニカル系オールラウンダーのソリッドモデルで低活性時におけるディープエリアからの触りのような、わかりにくい極小アタリを捉えるためのソリッドティップロッドになります。
ソリッドならではの高感度で視覚的にもアタリを感知しやすくなっていて、波風によるラインテンションの乱れを吸収しやすい特徴があります。
継数(本):2
仕舞(cm):133
自重(g):100
エギサイズ(号):1.8-3.8
適合ライン(号):0.4-1
注目機種④ セフィアXR S86M
S86Mは操作性・飛距離・パワーの総合バランスに優れたオールラウンダーモデルになります。
フィールドやシーズンを問わず、2~4号のエギに幅広く適応し低活性時のスローな釣りから、広範囲を積極的にラン&ガンする攻めの釣りまで高次元に対応可能。エギング初心者でも扱いやすくおすすめです。
継数(本):2
仕舞(cm):133
自重(g):100
エギサイズ(号):2-4
適合ライン(号):0.5-1
注目機種⑤ セフィアXR S86MH
S86MHは3~4.5号クラスの重めのエギによる大型イカの攻略にマッチしたパワー系オールラウンダーモデルになります。
沖の深場や潮流の速いエリアの重いエギを使う場面でも正確にエギを操作し、しっかりと掛けることができるフッキング性能が特長で、晩秋から春にかけて本番を迎えるアカイカ系の大型アオリイカ狙いで効果を発揮します。
継数(本):2
仕舞(cm):133
自重(g):107
エギサイズ(号):2.5-4.5
適合ライン(号):0.6-1.2
セフィアXR メタルスッテが2022年新登場!
2022年には、セフィアXRから新たにメタルスッテ用ロッドもリリースされました。
機種は王道のメタルスッテ調子「F(ファストテーパー)」、オモリグ対応調子「R(レギュラーテーパー)」、愛称「ウキウキトップ」搭載の「UKモデル」の3機種で、オモリグRは長ハリス時にもアタリを鋭敏に捉えるためのハイレスポンスソリッドが採用されています。
また持ち運びにも便利なセンターカット2ピース仕様や不意の大物にも余裕なバットパワーも魅力です。
セフィアXR(リール)の特徴
セフィアCI4+の後継機セフィアXRについて、特徴やセフィアCI4+との違いなどを踏まえ、詳しく解説していきます。
エギングに最適なドラグ設計
セフィアXRは2個のベアリングでドラグを支え、回転性能の向上とスプールの安定感を実現するリジットサポートドラグシステムと、フッキングやファイト、ランディングなどのドラグ設定を使い分けるシーンで役立つラピッドファイヤドラグシステムを採用。
エギングに最適なドラグ設定がアングラーをサポートします。
ボディは軽くて強いCI4+素材
セフィアXRのボディは軽くて強いCI4+素材が採用されています。
CI4+とは、シマノ独自のカーボン繊維を用いた素材で、リールのボディやローター、ロッドのリールシート等に使用されている素材になります。
エギングで重要視される軽量さと、シャクりに耐えうる高い強度でアングラーが安心して使用できる設計になっています。
滑らかな巻き心地
セフィアXRはセフィアシリーズ初となるマイクロモジュールギアIIを搭載しています。
シマノの最高峰機種であるステラやハイエンドモデルのヴァンキッシュにも搭載されている高級ギアで、滑らかに軽く巻けるのが特徴です。
大型のアオリイカとのファイトやスムーズなシャクり感で最高のエギングを楽しむことができます。
ロングストロークスプールで飛距離向上
セフィアXRはロングストロークスプールが採用されています。ロングストロークスプールはエギングに必要な飛距離を格段にアップすることが出来るスプールで、従来のAR-Cスプールよりも飛距離が出ることを多くのアングラーが実感しています。
フルキャストで飛距離を伸ばしたい方におすすめのスプール構造になっています。
ライントラブルを軽減するワンピースベイル
セフィアXRは継ぎ目のない一体成型のワンピースベールが採用されています。ワンピースベールは継ぎ目のある2ピースベールに比べ、見た目に美しいだけでなく、ラインがらみが少なくストレスのないエギングを楽しむことができます。
また、構造上、錆にも強く、耐久性にも優れていますのでメンテナンス上でも安心感が持てます。
セフィアCI4+との違いは?
セフィアXRと旧モデルCI4+との違いは、自重の10g軽量化や、マイクロモジュールギアIIやサイレントドライブ、ロングストロークスプールの搭載があげられます。
さらに防水構造もコアプロテクトからX プロテクトへの変更など、全体的に機能アップしています。実売価格はほぼ同額になりますのでXRはかなりグレードアップされた機種になります。
/セフィアXR(リール)のパーツ互換性について
セフィアXRのスプールやハンドルの旧モデルとの互換性についてご紹介します。
スプール
セフィアXRのスプール交換は同機種の全ての番手間で交換が可能です。また違うモデルでは14ステラとの互換性があり交換が可能です。
注意事項として、糸巻き形状の調整が必要な場合がありますので、交換前にメーカーや釣り具ショップで確認することをおすすめします。また、旧モデルのセフィアCI4+とは互換性がありません。
ハンドル
セフィアXRのハンドル交換は同機種の全ての番手間で交換が可能です。また違うモデルではステラやツインパワー、ヴァンキッシュなど幅広い機種で交換が可能です。
詳しくはシマノのホームページに互換表が掲載されていますので交換前に確認することをおすすめします。また、旧モデルのセフィアCI4+とは互換性がありません。
/セフィアXR(リール)のラインナップ
新しくなったセフィアXR(リール)のラインナップ4機種のスペックなどをご紹介します。
セフィアXR C3000S
セフィアXRC3000Sはギア比5.3のノーマルギアでシングルハンドル仕様になります。
自重は175gでラインキャパシティはPEライン0.6-200m,0.8-150m,1-120m、最大巻上長(78cm/ハンドル1回転)、ハンドル長さ(50mm)、本体価格は3万円台後半になります。
最大ドラグ力(kg):9
自重(g):175
巻き取り長(cm):78
PE糸巻き量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-120
セフィアXR C3000SHG
セフィアXR C3000SHGはギア比6.0のハイギアでシングルハンドル仕様になります。
自重は175gでラインキャパシティはPEライン0.6-200m,0.8-150m,1-120m、最大巻上長(89cm/ハンドル1回転)、ハンドル長さ(55mm)、本体価格は3万円台後半になります。
最大ドラグ力(kg):9
自重(g):175
巻き取り長(cm):89
PE糸巻き量(号-m):0.6-200,0.8-150,1-120
セフィアXR C3000SDH
セフィアXR C3000SDHはギア比5.3のノーマルギアでダブルハンドル仕様になります。
自重は185gでラインキャパシティはPEライン0.6-200m,0.8-150m,1-120m、最大巻上長(78cm/ハンドル1回転)、ハンドル長さ(45mm)本体価格は4万円前後になります。
最大ドラグ力(kg):9
自重(g):185
巻き取り長(cm):78
PE糸巻き量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-120
セフィアXR C3000SDHHG
セフィアXR C3000SDHHGはギア比6.0のハイギアでダブルハンドル仕様になります。
自重は185gでラインキャパシティはPEライン0.6-200m,0.8-150m,1-120m、最大巻上長(89cm/ハンドル1回転)、ハンドル長さ(45mm)本体価格は4万円前後になります。
最大ドラグ力(kg):9
自重(g):185
巻き取り長(cm):89
PE糸巻き量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-120
新しくなったセフィアXRシリーズで快適にエギングを楽しもう!
今回は「セフィアXRはエギングの新ハイエンドモデル!セフィアCI4+とどこが違う?」と題してセフィアCI4+の後継機種セフィアXRのロッドやリールについて、特徴や旧モデルCI4+との違いなどをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
セフィアXRシリーズは初心者はもちろん中級者のレベルアップにも最適なモデルになっています。ぜひ新しくなったセフィアXRシリーズで快適にエギングを楽しんでください。