
シーバスワームの選び方と使い方!カラーの使い分けやスナップの必要性は?
Share
アイキャッチ画像出典:写真AC
シーバスゲームにおけるワームのメリット
一年中身近な場所で楽しむことができるシーバスゲームは、時期によってさまざまな攻略パターンが存在する非常にゲーム性の高い釣りです。シーバスゲームにおけるワームのメリットは、ミノーやペンシルなどのハードルアーでは出せないナチュラルな動きが出せる点や弱ったベイトを演出できるため、低活性のハイプレッシャーな状況などを打開する上でも効果的です。
またハードルアーに比べフックとボディの干渉音も少なくシーバスに警戒心を与えにくいという点もあります。
シーバスに適したワームの特徴
シーバスに効果的なワームの特徴もいくつかあります。ワームに関しても時期やフィールドの状況に応じたものをチョイスすると釣果に繋がりやすいです。
形状
ワームの形状にもいくつかありますが、代表的なものがピンテールタイプとシャッドテールタイプになります。またその他にストレートタイプやワインド用のタイプなどが挙げられます。
サイズ・重さ
サイズも小さい物から大きい物までありますが、シーバスゲームに関しては3~5インチサイズがおすすめです。重さに関してはワーム自体の自重はそれほど大きく差はないため、ジグヘッドでの調整がメインとなります。
ジグヘッドの選び方
ワームでのシーバスゲームを行う上で欠かせないのがジグヘッドになります。ワームとのトータルバランスで考えるアングラーも多く組み合わせ次第で釣果に差がつきます。
重さ
シーバスゲームに適しているジグヘッドの重さは3~15gがおすすめです。重さに関しては環境や状況に応じて選ぶ必要があり、大規模な場所などでキャスト飛距離を稼ぎたい場合や流れの速い場所を攻める際には重くする必要があります。小規模な場所や水深のない場所では軽くする場合もあり、ベイトサイズと合わせるためワームのインチとバランスを考える必要もあります。
ヘッドの形状
ジグヘッドの形状はスタンダードなラウンドタイプのものや、くぼみを入れたダートタイプのものなど各メーカーより様々なものがリリースされています。ただ巻きでの釣りを主体にする場合はスタンダードタイプを使用し、ワインドでのダートアクションを効かせたい場合はダートタイプのジグヘッドなどをチョイスすると思うようにワームを動かすことができるようになります。
シーバスワームのカラーの使い分け
シーバスワームのカラーは細かく分けるとかなりの種類があります。ここでは大きく3つに分けてそれぞれの使い分けについて説明していきます。
ナチュラル系
いわゆるリアル系のカラーで、よりベイトに近い自然なカラーのものです。イワシやボラ系のカラーなどが多く、特にデイゲームなどで効果があるカラーとなります。
チャート系
ナチュラル系よりもよりアピール力を強めたカラーで、原色やビビッドなカラーが多いのが特徴です。水色が濁っている場合や闇夜で明かりのない場所でのナイトゲームなどに用いやすいカラーとなります。
クリア系
ナチュラル系やチャート系と違う点はクリアのため透けている点が特徴です。透けているため水色に溶け込みやすく魚に違和感を与えにくいなどのメリットがあります。ラメが入ったものや夜光グローなどのものもあります。水色が澄んでいるデイゲームやナイトゲームの常夜灯での明暗部などで使用することが多いカラーです。
おすすめのシーバスワーム5選
ここからはおすすめのシーバスワームについてご紹介していきます。どれも実績の高い人気ワームですのでワームでのシーバスゲームをはじめてみたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
ヒルクライム R-32
シーバス専用ワームの先駆けともなった定番の人気ワームです。先の尖ったスイム系のジグヘッドとの相性がよく、ハイプレッシャーな状況下でもシーバスに口を使わせることができるワームです。
コアマン アルカリ
近年人気が爆発しているコアマンの大人気シリーズです。ただ巻きのスローリトリーブでもしっかりと泳ぐように設計されており、トゥイッチやジャークなどのアクションとも相性がよい実績抜群のワームです。
コアマン VJ-16
全国の釣り具店でも常に品薄となっているほどの人気を誇るバイブレーションワームです。リトリーブによりボディ全体が絶妙に揺れ、効果的なアピールが可能な大人気ワームです。シーバス以外にフラットフィッシュや青物狙いで使用するアングラーも多いです。
エコギア パワーシャッド
老舗メーカーの定番シャッドテールワームです。シャッドテール特有の波動系アクションに加えて、力強いウォブリングアクションも出せるハイアピール系の実績抜群なワームとなっています。
ダイワ モアザンミドルアッパー
ダイワのシーバス用人気シリーズとしてリリースされているストレートワームで、ただ巻きとダートアクションどちらも効果的に行うことが可能です。状況に応じて使い分ける楽しさもある実績あるワームです。
シーバスワームの使い方
シーバスワームはいろいろなアクションとの相性も良く、多彩な攻め方も可能です。ワームでの釣りを行う場合はこういったテクニックの引き出しもある方が釣果に繋がりやすいでしょう。
ただ巻き
ルアーフィッシングにおいて、もっとも基本的なアクションのひとつです。キャストしてレンジを決めたら、基本的に巻き取るだけで行えますが、リトリーブスピードを変えることやレンジを変えるなどで攻め方が変わるなど奥が深い点もあります。
トゥイッチ
リーリングしながらロッドを小刻みに振るってワームを左右に揺らすテクニックです。ベイトがフィッシュイーターに追われてパニックになって逃げ惑う様子を表現できるため、シーバスにも口を使わせる上で効果的なテクニックになります。
リフト&フォール
キャストしてボトムをとってから、ロッドを上下させながらリーリングさせるテクニックです。これによってルアーは上下に動くためアピールの高いアクションになります。基本的にはフォール中にバイトを誘うため、リフト&フォールのリズムを変えるなどで応用させることも可能です。
シーバスワームにスナップは必要?
シーバスをワームで狙う際はライン直結かスナップを入れるかで迷う方も多いのではないでしょうか。ライン直結の場合はメリットとしてジグヘッドをある程度固定するため、ワームのスイム姿勢が安定しやすく動きもナチュラルにアピールさせやすいです。また、ライン直結ではスナップのような干渉音の要因となるものもないため警戒心を与えにくいという点があります。
スナップを入れる場合はある程度ジグヘッドがフリーに動くため泳ぎが大きくなりやすく泳ぎが良くなりアピール力も高まります。また、ジグヘッドを変える際にラインを切る必要もなく手軽にチェンジできるメリットがあります。どちらが良いかは賛否が分かれるためご自身の好みで選んでも良いでしょう。
ワインド釣法も外せない!
ロッドをジャーキングさせてワームを左右へダートさせるワインド釣法も、ワームで行うシーバスゲームにおいては外せない友好的な手段となります。最近ではワインド釣法に効果的なジグヘッドやワームも数多くリリースされており、初心者の方でも簡単にワインド釣法を試すことが可能となってきています。
ジグヘッド
ワインド釣法に適したジグヘッドの形状は逆三角形のダート状のジグヘッドがおすすめです。この形状によりロッドをジャークさせることでワームが左右にダートしやすくなっているため、ワインド釣法ではこのタイプを選びましょう。
ワーム
基本的にはストレート系やシャッドテール系、ピンテール系のどれでもワインド釣法は可能ですが、ダートアクションのバランスが良いのはストレート系になります。そこからアピールを上げる場合はシャッドテール系、アピールを下げる場合はピンテール系を選ぶとよいでしょう。
ワームはバチ抜けシーズンにも効果的?
バチ抜けとは春から起こるゴカイなどの産卵行動のことを指し、シーバスのシーズナルパターンとしても定番です。このバチ抜けにもワームは効果的でパターンがハマればシンペンなどよりも爆釣するほどのポテンシャルを秘めています。バチ抜けの場合は全体の重さやジグヘッドとのバランスも重要となってきます。
ジグヘッド
バチ抜けの際のベイトとなるバチの動きは、ゆらゆらと水中を漂う非常に遊泳力の弱いものとなるため、ジグヘッドも軽いものをチョイスすると効果的です。場合によっては重めのワームとフックのみでの仕掛けで水中をドリフトさせる方法もあります。
ワーム
バチ自体にマッチザベイトさせる場合には、ストレート系やピンテールタイプのアピールは控えめのタイプのワームがおすすめです。遊泳力のないバチを演出する場合はこれらのワームを選ぶとよいでしょう。
ワームと使ったシーバスゲームを楽しもう!
さまざまな攻略パターンがあるゲーム性の高い魅力的なシーバスゲームでは、ワームという引き出しも非常に効果的な武器となります。デイゲームでもナイトゲームでもその効果は高く、釣行に行く際にはいくつか用意しておくと思いがけない釣果を得られるかもしれません。状況に応じていろいろなワームを使用するのもシーバスゲームの醍醐味ではないでしょうか。