
カワハギ釣り入門!餌やタックルの選び方や釣り方のコツは?
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アイキャッチ画像出典:写真AC
出典:釣具のブンブン
カワハギは、北海道以南の100mよりも浅い岩礁帯や砂地に生息しており、主に動物性の餌を食べる海水魚です。体の特徴として、ひし形の体に、頭部にはツノの様な突起があります。
また、硬くザラザラとした皮に切り込みを入れるだけで簡単に手で皮を剥ぐことができることから、カワハギと呼ばれています。
小さな口でついばむように餌を食べるので、アタリがわからないうちに餌を取られていることもよくあり、餌取り名人の異名を持つ釣りの好ターゲットです。
出典:Pixabay
カワハギは水温が10度以下にならなければ基本的に通年釣れる魚ですが、最も釣れるのは6月頃から11月頃と言われています。
秋頃から水温が下がってくると、沖に移動するので船釣りが釣果が上がりやすくなり、産卵期、成長期を経た 9月から11月頃がサイズが期待できる時期となります。
撮影:FISH PARADISE!編集部
船釣りで沖からでも、陸からでも狙うことができるカワハギですが、それぞれの釣り場についてのポイントを押さえておきたいと思います。
出典:釣具のポイント
カワハギは海底付近にいるため、仕掛けは底を狙うことになるので胴付き仕掛けが主流となっています。針の数は多すぎず少なすぎない3本がアワセやすく手返しも良くなります。
また、カワハギの口は堅いので針先の鋭いものを使用します。慣れないうちは既製品の仕掛けを使用して、慣れてきたら針の数など自分好みにカスタムしていくのがいいでしょう。
さらに、集魚板や集魚板がついたオモリなどもカワハギ釣りには有効です。
出典:Pixabay
カワハギを釣る時の一般的な餌はアサリのむき身です。主にアサリのワタ部分、柔らかいところを狙ってきます。市販されているむき身になっている状態のものが便利です。
堤防など陸から釣る時はイソメやマムシなどの虫エサを使うことも多いです。虫エサの部分だけを持っていかれないように小さく切って使います。
出典:シマノFacebook
カワハギ釣りのタックルは様々な種類がありますが、ここではカワハギ釣り入門に適したカワハギタックルを紹介します。
プロックス FX攻技カワハギFE 180MH.FSKAF180MH
ダイワ ジェネシー 150H
出典:シマノFacebook
例えば、漁港や並止めなどの陸からカワハギをピンポイントで狙うというのは難しいです。しかし群れがまわってくることもあるので、海底に落としてからじっと待つのではなくいろいろなアクションで誘って群れにアピールするのが良いでしょう。また、船釣りでも基本的に底を狙うのですが、ズル引きをしてしまうとかなりの確率で根掛かりしてしまいます。底から50cmまでのところで錘が歩くようなイメージで寄せてくると根掛かりのリスクも減少します。
専用竿でなくてもカワハギを狙うことはできるのですが、アタリのわかりにくいカワハギなので、初心者でしたら尚更わかりづらくなってしまいます。少し値がはっても格段にアタリがわかりやすくなるので、釣果を上げるにはカワハギ釣り専用竿を用意することをおすすめします。
陸でも沖でも、カワハギ釣り専用の竿でいろいろな動作を試行錯誤しながらカワハギにアピールすることによって釣果はずいぶんと上がると思います。
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カワハギの名前の通り皮を手で剥ぐことができるので下処理が他の魚と比べて簡単ですし、煮付けや唐揚げに限らず料理のバリエーションも豊富です。
出典:釣具のポイント
エサ取り名人の異名を持つだけあって、アタリが分かりにくく釣るのが難しいイメージのカワハギですが、専用竿もどんどん進化してアタリがわかりやすくなり、初心者でも楽しめるようになりました。そしてカワハギ釣りの魅力、なんといっても新鮮なカワハギを味わえることです。冬の脂の乗った肝と刺身を一度味わってしまうと、また食べたい!と釣りに行きたくなります。いろいろなアタック方法を試し楽しみながら、新鮮なカワハギを味わってみてはいかがでしょうか。
カワハギってどんな魚?

カワハギ釣りの時期

カワハギの釣り場

漁港や波止め
カワハギ釣りといえば船釣りのイメージかと思いますが、水温が下がってカワハギが沖に出てしまうまでは漁港や波止めからでも十分に楽しめます。 基本的にはキャストはせず、なるべく水深のある場所や砂地や岩礁がある場所を選ぶと良いです。釣り船
基本的に1年中カワハギを狙うことができる船釣り。船長さんが釣れるポイントまで連れて行ってくれるので、釣果も期待でき気軽に楽しむことができます。 水温が高くなってくると、沖に出た船釣りではサイズアップも期待できます。カワハギ釣りの仕掛け

カワハギ釣りの餌

カワハギ釣りのタックル

ロッド
カワハギ釣りに適したものを選ぶ中で長さや硬さ重さなど初心者でも扱いやすいものを選ぶことが重要です。柔らかいものはアタリがわかりやすくなる代わりにアワセづらくなるので、アワセるタイミングが重要なカワハギ釣りにおいて気を付けなくてはなりません。長さは2m前後のもので、重さは長時間使用しても疲れないようにできるだけ軽いものが好ましいです。 ダイワ(Daiwa) カワハギ X M-180
ダイワ カワハギ X M-180
posted with カエレバ
PROX プロックス FX 攻技カワハギFE 180MH
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リール
シングルハンドルでも問題ありませんが、カワハギ釣りに重要な瞬発力や操作性が発揮できる、またラインの出し入れがしやすいダブルハンドルの方が適しています。底をとることが多いカワハギ釣りなので、そのあたりをスムーズにできるということもポイントとなります。ロッド同様、できるだけ軽量のものが良いのですが、ロッドとリールの重さがアンバランスにならないように気を付けた方が良いようです。 シマノ ステファーノ 200
シマノ 12ステファーノ 200
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ダイワ(Daiwa) ジェネシー 150H-L
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ライン
ナイロンやフロロカーボンよりもアタリがわかりやすく、針がかりしやすいPEラインがおすすめです。ラインの号数は釣りに慣れた人でしたら細いラインを好むところですが、潮の影響は受けやすくなってしまいますが、強度に不安があるうちはPE1.5号までのものを100mくらい巻いておくのが良いでしょう。 かわはぎ PEX8 100m 1号 L-1210-D 033395 LIN-L-1210-D カワハギ PE ライン 糸 デュエル(DUEL) PEライン ハードコア X8 200m マーキングシステムカワハギの釣り方(コツ)

カワハギのおすすめ料理は?煮付けや唐揚げだけじゃない!

カワハギの煮付け
魚の煮付けの中でもトップレベルの美味しさではないでしょうか。大きな肝と一緒に煮付けると、たんぱくな身との相性がたまりません。臭さが残るという悩みも良く耳にしますが、内臓やエラなど血の気を徹底的に洗い流し、それでも気になるようでしたら一度熱湯にくぐらせるとほとんど気にならなくなります。カワハギの唐揚げ
プリプリした白身は唐揚げにしても大変美味で大人にも子供にも大人気です。鶏の唐揚げでもする二度揚げをすることでカラッとジューシーに仕上がります。カワハギの刺身
フグ級の旨さといわれるカワハギ。高級魚といわれるカワハギを新鮮なうちに味わうことができるのもカワハギ釣りの醍醐味なのではないでしょうか。上品な甘みのある身を薄造りにして、カワハギの肝で肝醤油を作り一緒に食べるとそれはそれは絶品です。肝を生で食べる時は、最近テレビでも取り上げられているアニサキスなどの寄生虫には、一度湯通しや裏ごしをするなど十分にご注意ください。釣る駆け引きも楽しい、食べても絶品なカワハギ
