
アジングはラインにこだわれ!素材別のメリットや使い分け方とは?
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アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部
アジングラインの選び方
アジングにおいてのライン選びはとても重要で、「ラインが一番大事!」というアングラーも少なくありません。今回はアジングにおけるラインの選び方とオススメのラインをご紹介していきます。
素材の種類

撮影:FISH PARADISE!編集部
アジングに使えるラインはPEライン、フロロカーボンライン、ナイロンライン、エステルラインの4種類になります。主流はPEラインですが、狙うポイントやアジのサイズ、使用するリグやジグなど、シチュエーションに合わせてチョイスすることがポイントになります。
太さ(ポンド数)

出典:つり具のブンブン
太さは素材によってマチマチですが、0.2~1号くらいまで、各メーカーが様々なラインを販売しています。選び方としては、繊細なアタリをとりたい人は細いライン、不意な大物にも対応したい方は太めのラインを選ぶと良いでしょう。
なんとなく太いラインを選びがちですが、ドラグ設定をちゃんとしていれば細いラインでも尺アジを釣ることは可能です。
色(カラー)

出典:Pixabay
アジングに使用するラインのカラーは諸説ありますが、アングラーから見やすい事が重要になります。特に夜間釣行が多いアジングは、ラインでアタリを取ることもありますので、ピンクやオレンジなどの視認性の高いカラーを選ぶことをおすすめします。
魚からラインが見えるのではとの不安があるかと思いますが、各メーカーから特殊技術を施したラインがリリースされていますので特に問題はありません。
アジングのナイロンライン
アジングに使用するナイロンラインは コストパフォーマンスに優れ、癖がなく、ショックリーダーを結ぶ必要がないため、初心者でも扱いやすい事が長所として挙げられます。
逆に短所は劣化が早く、若干の伸びが生じる点にあります。また、根ズレに弱く、ポイントやアクションによってはラインブレイクにつながることもあります。
おすすめ厳選ナイロンライン
ダイワ 月下美人ライン TYPE-N 煌 3lb (0.8号)
ダイワの最新技術、UWR加工(ウルトラ撥水加工)が施され、飛距離アップやべたつきの解消、ライトリグでも驚異の水切れを実現したラインです。アジングのナイロンラインとして最適の仕上がりになっています。
サンヨーナイロン アプロード GT-R ピンクセレクション 4lb(1号)
ピンクのカラーでアジングラインに必要不可欠な視認性に優れたナイロンラインになります。高感度で柔軟性に優れ、特殊高耐摩耗素材の配合により、根ズレやショックにも強く、扱いやすいラインに仕上がっています。
アジングのフロロカーボンライン
アジングに使用するフロロカーボンラインは 擦れに強く、高比重のため風に強く、感度が良いうえにショックリーダーを結ぶ必要がないという長所が挙げられます。
逆に短所は癖がつきやすく、ラインを緩めてアタリを取る場合や、強風時に感度が鈍ってしまい、アクションが付けにくくアタリがとりにくい点が挙げられます。
おすすめ厳選フロロカーボンライン
クレハ(KUREHA) シーガー R-18フロロリミテッド 100m 3lb
ソルトルアーからバスフィッシングとあらゆるルアーフィッシングで使用されるラインで、結束強度や耐摩耗性、感度に優れ、アジングにおいても多くのアングラーから支持されているフロロカーボンラインです。
モーリス バリバス アジングマスター 4lb (1号)
ライン表面にスーパーフッ素コーティング加工が施され、撥水性保護膜を作り、水切りに優れています。またこの特殊加工により、飛距離アップと耐摩耗性に優れ、アクションのつけやすいフロロカーボンラインになります。
ダイワ 月下美人ライン TYPE-F 陽 3.5lb (0.9号)
しなやかで高感度、高強力を実現し、陽(サイトオレンジ)のカラーは視認性に優れ、アジングに最適なフロロカーボンラインになっています。また、小さなアタリも取れる低伸度設計が釣果アップにつなげています。
アジングのPEライン
アジングに使用するPEラインは伸びがなく 感度に優れ、飛距離が出やすく、優れたルアーの操作性が長所として挙げられます。
逆に短所は擦れに弱く、高価格で、ショックリーダーを結ぶ必要があるため初心者には不向きだという点です。低比重で風に弱く、強風時の釣行では風にラインが流されてアタリがとりにくいという点も挙げられます。
おすすめ厳選PEライン
デュエル(DUEL) PEライン アーマード F+ Pro アジ・メバル 0.08号
ウルトラPE×フロロカーボンライン×シリコンがコンセプトのアジ、メバル用ラインになります。従来のPEラインに比べて約2倍の耐久性で、アジングラインに求められる視認性などあらゆる面で高いパフォーマンスを実現しています。
メジャークラフト 弾丸ブレイド ライトゲーム 0.3号
メジャークラフトからリリースされているコストパフォーマンスに優れたライトゲーム用4本編みPEラインになります。アジングの軽量リグでも潮なじみがよく、風にも強い視認性に優れたピンクカラーのラインです。
ラパラ ラピノヴァX マルチゲーム 0.3号(7.2lb)
特殊コーティング加工で撥水性に優れた4本編みPEラインになります。世界各国で高く支持されているRAPARA社のラインで、コストパフォーマンスに優れているためビギナーでも安心して使えるラインです。
リーダーについて
アジングに適したショックリーダーは根ズレに強く感度に優れたフロロカーボンがほとんどです。長さは30㎝程度で太さの目安は0.3号~0.8号ですが、結束するPEラインやエステルラインの太さに合わせた調整がポイントになります。
アジングのエステルライン
アジングに使用するエステルラインは伸びが少なく高感度で、PEラインより 高比重で風に強くアタリがとりやすいという長所が挙げられます。
逆に短所は瞬間的なショックに弱くすぐに切れやすいため、ショックリーダーを結ぶ必要があることが挙げられます。使用する際はドラグは緩めに調整することをおすすめします。
おすすめ厳選エステルライン
34サーティフォー ピンキー 0.3号
視認性に優れたピンクカラーのポリエステル素材を採用したラインになります。アジングのメインタイムである夜間には人に見えやすく、魚からは見えにくい特徴があり、ナイトアジングゲームに最適なラインです。
サンライン ソルティメイト 鯵の糸 0.3号
ライン専門ブランド、サンラインがリリースするアジング専用エステルラインになります。扱いやすく感度に優れているためアジ特有のショートバイトも見逃さないアジングに最適なエステルラインです。
強度(lb):1.6
糸径(mm):0.090
素材:ポリエステル
カラー:フラッシュイエロー
ゴーセン ルミナシャイン
ライン専門ブランド、ゴーセンがリリースするフロロとナイロンの中間を突くポリエステル素材のラインになります。カラーはイエローとピンクで視認性に優れ、低伸度でアタリの取りやすいコストパフォーマンスに優れたアジングラインになります。
リーダーについて
アジングに適したショックリーダーは根ズレに強く感度に優れたフロロカーボンがほとんどです。長さは30㎝程度で太さは0.3号~0.8号で結束するラインの太さと合わせた調整がポイントになります。
アジングのラインシステム(バランス・結び方)

出典:写真AC
アジングでPE、エステルラインを使う場合、ショックリーダーという根ズレや瞬間的な力のかかりに強いフロロカーボンを30cm〜60cm繋げるラインシステムを組まなければなりません。アジングラインにおすすめの結束方法(ノット)をご紹介します。
トリプルエイトノット
ライトゲームで手軽にできるノットで、慣れれば10秒ほどでノットが組めます。結束強度が低いと言われる方もいますが、しっかりと組めれば結束強度も十分です。
3.5ノット
PEで結束する場合は3.5ノットがおすすめで、エステルラインにも使用OKです。細いPEは締め込みすぎる摩擦系ノットは適しません。トリプルエイトノットより結束強度があります。
アジングラインの使い分け

出典:写真AC
4種類のアジングラインはどのように使い分ければよいのでしょうか?仕掛けやジグなどによる使い分けを詳しくご紹介します。
ナイロンライン
アジングに使用するナイロンラインはショックリーダーを結ぶ必要がないため、直接ジグヘッドやメタルジグを結ぶ事でより簡単にアジングを楽しむことが可能です。ジグやルアーのサイズも選ばないため 特に初心者におすすめですね。
フロロカーボンライン
フロロカーボンラインもナイロンライン同様ショックリーダーを結ぶ必要がありません。強度も強いため ジグヘッドやメタルジグを直結し、より手軽にアジングを楽しむことが可能になっています。
PE
PEラインは低伸度で操作性に優れているためアクションが付けやすく、1.3g~3g程度の軽量ジグヘッドでもロングキャストが可能です。また水深のあるポイントでのメタルジグを使ったアジングでも優れた操作性で攻略することが可能です。
また、かなり深いポイントを狙うボートアジングでもキビキビとジグにアクションをつける事でき、デカアジを狙うことができます。 飛距離とアクションを生かしたアジングに向いていると言えます。
エステルライン
エステルラインを使ったアジングは0.2g~2g程度の軽量ジグヘッドによるフォールアクションで、スローに誘う ジグ単を使ったアジングに向いています。堤防から狙ったエリアをピンポイントで狙いたい時に効果を発揮します。
アジングはラインを極めろ!

撮影:FISH PARADISE!編集部
今回はアジングラインの選び方やおすすめ商品についてご紹介しました。今回はアジングではエステルラインが主流なので、エステルライン中心にご説明させていただきましたが、自分の釣り方にあったラインを見極めて釣りスキルをアップさせてください。
アナタにとって一番適しているラインを選ぶ参考になれば幸いです。