
カルディアはコスパ最強リール!18年から採用されたLTモデルの特徴とは?
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アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部
ダイワのカルディアってどんなリール?

撮影:FISH PARADISE!編集部
ダイワの人気リールであるカルディアですが、どのような特徴があるのでしょうか。搭載されている機構別に見ていきましょう。
マグシールド
磁性流体による防水・防塵機構であるマグシールドは、カルディアではボディとローターの間に搭載されており、ローター内に水や異物が侵入するのを防いでくれます。塩ガミや異物は回転時の異音やゴリ感、腐食の原因になるので、マグシールドが搭載されているとメンテナンスが非常に楽になります。
ATDドラグ
カルディアのドラグ機構は14モデルまではUTDドラグでしたが、18モデルからは新たにATD(オートマチックドラグシステム)が搭載されています。ATDは滑らかなドラグの滑り出しと優れた追従性が特徴で、ファイト中の細かいドラグ設定をしなくても魚の引きに合わせてラインの出を調節してくれます。
ツイストバスターⅡ
ラインローラーをテーパー状にすることでラインをローラー状で転がし、スピニングリールにつきものの糸ヨレを大幅に軽減することができます。
エアローター
ローター部分を大幅に肉抜きしたエアローターは、独特のアーチ構造により耐久性を落とすことなく軽量化に成功しています。
LC-ABSスプール
LC-ABS(ロングキャストABS)は薄肉のスプール設計による軽量化の他、スプールのツバ部分の形状を見直したことにより従来よりも飛距離が5%向上し、更にライントラブルも軽減されました。
ザイオン製軽量ボディ
ザイオンはダイワが開発した特殊なカーボン樹脂で、軽い・強い・腐食しにくいといった特徴があります。カルディアはこのザイオン製のボディを採用したセオリーと同じボディを導入したことで、より軽く、コンパクトなリールとなっています。
LTコンセプト
LT(LIGHT&TOUGH)コンセプトは、その名の通りリールの軽量化と高剛性という相反する要素を両立すべく、2018年にダイワが新たに打ち出した新コンセプトです。特にボディの軽量化、コンパクト化は顕著で、従来のモデルよりも自重が数十gも軽くなっているリールもあります。
リールの番手の前にLTと表記されているのが目印で、2018年からモデルチェンジされたダイワのスピニングリールには基本的にLTコンセプトが導入されています。また、C(コンパクト)が表記されているモデルは、ボディがワンサイズ小さくなっており、シマノの番手に寄せて作られているので、番手でのリール選びがより簡単になりました。
なお、スプールタイプの表記も従来のような2004や2506のように対応ラインの強度ではなく、D(深溝)、S(浅溝)、SS(超浅溝)、表記なし(標準)へと変更されています。
カルディアのラインナップ
カルディアは2018年に従来のものから大きなモデルチェンジを果たしており、そのラインナップも一新されています。両者のスペック表から、どこが変わったのか比較していきます。
14カルディアのラインナップ

14カルディアは2000番~4000番が揃っており、シャロースプールやハイギア、PE専用モデルなど細かい使い分けに対応できるラインナップとなっていました。
18カルディアのラインナップ

18カルディアは以上の11モデルがラインナップされています。14カルディアには無かった1000番や6000番が新たに追加されました。何と言ってもLTコンセプト搭載による軽量化が顕著で、2000番では35g、3000番では55gも軽くなっています。また、ドラグ性能も飛躍的に向上していることが分かります。
1000番・2000番
トラウトからアジング・メバリングなどライトゲーム全般に対応しています。パワーギアのみの1000番は巻きでじっくりと魚にアピールするエリアトラウトに、ハイギアで手返しよく探っていける2000番はアジ、メバル、その他ライトソルトやネイティブトラウトなどに適しています。1000番と2000番のスプールは互換性があります。
2500番・3000番
バスやエギング、シーバスに最適な番手です。大体の目安としてはシャロースプールの2500Sはエギングに、ノーマルスプールの2500はバス、3000はシーバスといった具合ですが、様々な釣りに流用できる汎用性の高さもこの番手の魅力となっています。船からのキス釣りや一つテンヤ真鯛、堤防からのちょい投げやサビキ釣りなどもこの番手でできてしまいます。
4000番
シーバスやショアジギング、サーフからのフラットフィッシュ狙いに最適な4000番。ライトジギングやコンパクトボディながら12kgものドラグ力と大型ハンドルノブ搭載で、パワーゲームにも対応したモデルとなっています。
5000番・6000番
ジギングやキャスティングゲームなど大物を想定した大型番手です。5000Sはショアジギングやサーフ・磯からのキャスティングゲームに、5000Dや6000Dは大物狙いのジギング、ショアジギングに適しています。
18カルディアを触ってみた感想(インプレ)
18カルディアを実際に触ってみると、まず第一にその軽さを実感します。やはりLTコンセプト採用のリールということで、ボディやスプール、ハンドルなど至るところで軽量化が図られています。自重だけでなく巻き心地も非常に軽く、かなりパフォーマンスの高いリールとなっています。ドラグノブも従来のものより大きくなっており、つまみやすくなったように感じました。色合いも黒みが強くなっており、より高級感の増した格好良いデザインとなっています。
ハイコスパなカルディアの性能を体感しよう!

撮影:FISH PARADISE!編集部
カルディアは実売価格一万円台ながら上位機種にも引けを取らない高い性能をもつリールです。メインタックルとしてはもちろんその手頃さからサブの1台としても活躍してくれるカルディア。番手も1000番から6000番と幅広いラインナップが揃っており、ライトゲームからオフショアゲームまで使うシーンを選ばない対応力の高さも魅力のひとつです。進化したカルディアはあなたの釣りをサポートしてくれる強い味方となってくれるでしょう。