
【持っておきたい】おすすめアクアグッズを現役アクアショップ店長が厳選
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アクアリウムを始めたい...でも何を買えばいいかわからないっ!

これからアクアリウムを始めるという人は、用品があまりにもありすぎて最初に何を買ったらいいのか迷ってしまうはず。今回は、星の数ほどあるアクアグッズの中から、現役のショップ店長が、特におすすめのグッズを選んでいきたいと思います。
まずはじめに、アクアグッズの選び方について押さえておきたいポイントをまとめてみました。
やりたいことを決める

アクアリウムを始めるにあたり、まずは、飼いたい魚を決めたり、やりたいことを決めてみましょう。それによって、揃えなければならない用品が変わってきます。魚にしても、小型魚なのか大型魚なのか、淡水魚なのか海水魚なのかなどによって、必要な水槽サイズや用品類が違ってきます。
本格的な水草水槽をやりたいのか、あるいは水草も魚も飼える無難な水槽にしたいのか、魚だけを飼ったり繁殖までさせたいのかなど、目的によって用品の種類もサイズも違ってきます。どんなアクアリウムを楽しみたいか書籍などを参考にイメージしてみて下さい。
飼育スペースにあったものをやる

水槽設置可能なスペースに限りがある場合、その場所に置くことのできる水槽サイズで飼うことのできる魚を選ぶという方法もあります。
水草水槽はどんなサイズの水槽でも可能ですが、魚となれば成長後の最大サイズを考慮しないとならないので、設置できる水槽サイズに限りがあれば、飼うことのできる魚の種類にもさまざまな制限が出てきます。
大型魚も幼魚のうちであれば大きな水槽でなくても飼育できるのですが、いずれ魚が成長して、飼育スペースに限界がきて飼うことができなくなる場合もありますので、計画性が必要です。
手の出しやすいものから始める

価格的に手の出しやすい魚種や、飼育難易度の低い魚種から始めるというのも初心者にはおすすめです。観賞魚を飼育する上で必要最低限な用品としては、水槽(ガラスフタ)・フィルター(濾材)・ヒーター(サーモスタット)・ライト・水温計・カルキ抜き・餌、この7点があれば基本的に魚を飼うことができます。
エアーポンプ(エアーホース・エアーストーン)もあると重宝します。これらの用品類は小型水槽で安価なフィルターがセットになっているものが手が出しやすいですが、設備・機能は最低限であるため、魚種によっては十分ではない点にも注意が必要です。
/アクアショップ現役店長がセレクト!おすすめアクアグッズ10選
アクアグッズには似たような商品も多くありますが、どれを選んでも同じというわけではありません。良いものと、そうでないものがあり、似たようなものでも違いがあるものです。おすすめ用品をご紹介します。
水作 水心
水心は、水槽に空気を送るためのエアーポンプです。音が静かで、なかなか壊れないというのが最大の特徴です。一般的なエアーポンプで見られる、ダイヤフラムのゴムが裂ける故障も水心では見たことがないくらいです。
もし故障した場合も、ユニットを交換するだけという簡単作業で済むのも他メーカーとの違いです。
キョーリン ブラックホール
ブラックホールは、濾過をして飼育水を綺麗にしてくれる活性炭です。活性炭の吸着作用による濾過によって、飼育水の有機物の粒子や色素も吸着してくれるので透明度が上がりますし、流木などのレイアウト材から出る茶色い色素や、魚病薬から出る青色色素や黄色色素も無くしてくれます。
飼育水の臭いの軽減も期待できます。
エヴァリス マイクロパワーセーフヒータープラスNX150
保温器具でおすすめなのがエヴァリス社です。セパレート式のセット商品で100~200Wまであります。それより大きな容量のヒーターの場合は単品で300Wまであります。
セールスを上手くやって人気を上げているメーカー品が目立つ中にあっても、本物はエヴァリスです。私はこれまでさまざまなメーカーのヒーターを使用してきましたが、エヴァリスのヒーターは故障による事故がゼロです(あくまで私の経験上です)。
ベルテックジャパン バイオスコール
見た目で違いがわかる濾過バクテリア商品の1つです。自然の河川を浄化する専門企業がペット業界に参入して開発・販売した商品だけあって、見た目だけで効果がわかります。
水底にフンがたくさん転がっている状態でバイオスコールを投入し、24時間経過前にフンが粉々になっているのを見て確信した商品です。
アクア工房 サイクロン エアーリフト式
アクア工房のヨウ素殺菌ろ材シリーズです。このシリーズはヨウ素の力で殺菌するのですが、エアーリフト式や水中ポンプ式から、マット状のものまで色々なタイプがあります。
淡水から海水まで使え、紫外線殺菌灯に比べるとリーズナブルなのも良い点です。もちろん効果も確実にあります。
/コトブキ ドクターバイオ60
通性嫌気性バクテリアによる脱窒で、硝酸を窒素ガスにして水槽内から無くしてくれる商品です。主に餌から出るリン酸も無くしてくれるため、結果的にコケも生えにくくなります。
水換えをカバーしてくれる商品なので、水換えがあまりできない人や、なるべくしたくない人は特に助かります。
セラ アクアチューナー
カルキ抜きとして販売されていますが、何でも除去する超強力なカルキ抜きです。アンモニア・アンモニウム・亜硝酸を除去できるので、中毒が出た時の緊急時も助かりますし、結果的に生成される硝酸塩も少なく済むので、結果的にコケも生えにくくなります。
薬浴終了時の薬も除去できます。スーパーカルキ抜きです。
テトラ アクアセイフ
粘膜保護に特化したカルキ抜きです。以前までは粘膜保護剤でしたが、今ではカルキ抜きもプラスされています。
同メーカーのパーフェクトウォーターも同じような商品ですが、アクアセイフは以前通りの粘膜保護剤と変わりないので、水質ショックを防ぐことに効果絶大です。
ウォーターエンジニアリング リバースリキッドフレッシュ
リバースリキッドシリーズとして数種ありますが、あらゆる酸化物をイオン吸着によって除去するのが特徴です。酸化物除去によってpHも下がりにくくなり、コケも生えにくくなります。
これは、水が古くなりにくくなるということを意味しています。水質悪化を防ぐ優れた商品です。
ウォーターエンジニアリング リバースグレインフレッシュ
リバースグレインシリーズも数種あるので、用途により使い分けます。先程のリキッドの方をメーカーは液体ろ材と言っているほどですが、こちらのグレインシリーズは通常の固形濾材になります。
こちらも酸化物除去をすることで水質悪化を防いでくれ、通常の濾材と同じく濾過バクテリアによる生物濾過もしてくれる高性能濾過材です。
まずは真似てみることが大事

現在はこの記事のように初めから良い商品を知ることができる時代ですが、ネットが一般的に普及するまでは自分で色々な商品を試して勉強代がかかったものでした。
でも、そのような経験を経て商品の良し悪しもわかるものなので、この記事にある商品を使った後は、また別な商品を使ってみるのもアリかもしれませんね。