
小赤って実は大きくなる!?最大体長や寿命ってどれくらい?
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小赤ってどんな金魚?

小赤(こあか)とは、体長が3~4cm程度の和金の別称です。「小さい」という字が名前に入っていることから、あまり大きくならない品種と思っている方もいますが、 最大体長は30cm以上まで成長します。
小赤は非常に丈夫で育てやすく、販売価格も安価なため、アクアリスト初心者にもおすすめの金魚です。小赤よりさらに体長が大きな6~8cm程度の和金を姉金、10cmを超えるような和金を大姉と呼んだりもします。
小赤は金魚すくいの定番品種

小赤と言えば、金魚すくいの定番品種としてもおなじみです。子供の頃に、金魚すくいで小赤をすくってきて家で飼育したことのある方も多いのではないでしょうか。
/金魚すくいの小赤は、たくさんの人にポイで追いかけられているため、ストレスで弱っています。小赤を持ち帰った際は、しっかりとトリートメントしてあげましょう。
大型魚の餌用としても広く流通している

小赤はアロアナやガー、ナマズなどの大型肉食魚の餌としても広く流通しています。
観賞用として販売されている小赤は、比較的トリートメントなどされており、余裕のある環境で育てられていることの方が多いですが、餌用の小赤は高密度で水槽に入れられて販売されていることが多いです。
観賞用として購入する際は餌用は避け、和金として売られているものを選んだ方が無難です。
/小赤の飼い方

小赤は非常に丈夫な金魚で、飼育方法も金魚の基本的な育て方にのっとっていれば特に問題なく育てることができます。
金魚は全般的に飼育容器のサイズに合わせて成長速度が柔軟に変化はしますが、先述の通り、最終的には30cm程度にまで成長するため、最終的には60cm水槽を用意するつもりで飼育しましょう。
小赤の寿命

小赤は 平均して10~15年は生きるとても長寿な魚です。多くの場合は、病気や飼育環境に問題があり早死にしてしまうことが多いのが現状です。
小赤の飼育にチャレンジする際は、しっかりと最後まで面倒を見る覚悟を持ちましょう。何らかの理由で飼えなくなった際は河川に放流したりはせず、里親を探したり、ショップなどに引き取ってもらいましょう。
/丈夫で長生きな小赤を大きく育ててみよう!

価格も安く、ぞんざいに扱ってしまわれがちな小赤ですが、余裕のある環境でじっくりと飼い込めば、高価な品種顔負けの立派で見応えのある金魚に育て上げることができます。
最近は改良品種がもてはやされがちですが、今一度、初心に戻り小赤を飼育してみるのもいいかもしれませんよ。和金が餌くれダンスをする様子にはとっても癒されます。