
ホテイアオイとメダカや金魚の相性は?枯れてしまう原因って?
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ホテイアオイとは

出典:写真AC
ホテイアオイはミズアオイ科ホテイアオイ属の水草の一種で、観賞魚の浮き草としてよく販売されています。原産地は南アメリカで、花言葉は 「恋の悲しみ」、「恋の楽しみ」などです。
値段も一株100円程度から販売されており、ビオトープや小型の池のアクセントとしても用いられます。ホームセンターなどでは毎年4月くらいから取扱が始まり、9月末くらいまではコンスタントに流通しています。
ホテイアオイは紫色の綺麗な花を咲かせるため、殺風景になりがちな睡蓮鉢やトロ舟での屋外飼育の良いアクセントにもなります。
ホテイアオイの育て方・増やし方
ショップなどでもよくみかけるホテイアオイですが、育て方や増やし方のコツなどはあるのでしょうか。それぞれチェックしてみましょう。
ホテイアオイの育て方
ホテイアオイは非常に丈夫な水草で、しっかりと太陽光があたる暖かい時期であれば、勝手にどんどん成長していくくらい手間いらずです。
一方で日当たりの悪さや寒さには弱く、日が当たらない場所で育てたり、霜に当たったりするとすぐに枯れてしまいますので、屋内で育てる場合はなるべく窓際、冬場は暖かい屋内に取り込むと良いでしょう。
ホテイアオイは浮き草なので、育成している容器の水が枯れないように注意しましょう。肥料を与えると株が巨大化しやすくなります。特に肥料がなくても枯れてしまうことはありませんので、肥料なしで育てて問題はないです。
ホテイアオイの増やし方
育て方で述べた通り、日のよく当たる暖かい時期であれば、特に肥料などを与える必要もなく、増えていきます。ホテイアオイは大きくなった株からストロンと呼ばれる茎が伸びていき新しい株ができます。
増えすぎた場合や株分けしたい場合は、このストロンを切り離しましょう。
ホテイアオイは越冬できる?

出典:Pixabay
ホテイアオイは南アメリカが原産のため、日本の寒い冬は基本的に屋外では越冬できず、 基本的には屋内で越冬させることになります。屋外で育てていると気温が下がってきて、水上葉が枯れてきます。
ただ、この時、根元の株が生きている場合もありますので、寒くなってきたら屋内の日当たりの良い場所に移し換えることで越冬させることも可能です。日当たりの良い出窓やビニールハウスなどでは越冬させやすくなります。
ただ、非常に安価な水草ですので、1シーズンごとに新たな株を購入する方が手間もかからず良いかもしれません。
ホテイアオイが枯れる原因は?
ホテイアオイが枯れる 最大の原因は日光不足です。ホテイアオイはお店によっては屋内で販売されていたりもするため、屋内で育てられると勘違いする方も多いですが、実際は屋内では中々うまく育ちません。
水草などで育てる場合は、強力なメタハラなどをしようすることで枯れさせずに育てることが可能です。また、害虫の食害も枯れる原因の一つです。アブラムシなどの害虫は薬剤で駆除可能ですが、観賞魚と一緒に育てている場合は、魚も死んでしまう恐れがあるので注意しましょう。
ホテイアオイと金魚・メダカの相性

出典:写真AC
ホテイアオイと金魚やメダカの相性は屋外飼育においては非常によいです。ホテイアオイの鮮やかな緑色は、金魚やメダカといった観賞魚のレイアウトにぴったりなだけではなく、ホテイアオイの根が産卵床にもなります。
また、夏場の日差しよけとしての役割や水中の過剰な養分をホテイアオイが吸収してくれるなどの効果もあります。
ただし、金魚がホテイアオイの根を食べたり、屋内で育てていて日光不足で枯れてしまった場合は、そのままにしておくと水質悪化を招きますので注意しましょう。
ホテイアオイを観賞魚飼育のアクセントに
ホテイアオイは時期になると、綺麗な紫色の花を咲かせとても綺麗です。ホテイアオイは観賞魚を飼育する上でとても良いアクセントになります。基本をしっかりと守ればとても丈夫で育てやすい水草なので、屋外での観賞魚飼育に取り入れてみてはいかがでしょうか。