
19ヴァンキッシュはシマノの最軽量リール!前モデルや他機種とはどう違う?
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アイキャッチ画像出典:FISH PARADISE!編集部
ヴァンキッシュの5つの特徴

出典:シマノ
シマノの技術がふんだんに盛り込まれた高性能スピニングリールであるヴァンキッシュの特徴をチェックしておきましょう。
1.シマノのスピニングリールにおける最軽量を実現

出典:シマノ
ヴァンキッシュの大きな特徴として、自重の軽さが挙げられます。ヴァンキッシュは シマノのスピニングリールとして最軽量のモデルであり、特に常にタックルを持ちっぱなしになるキャスティングゲームなどにおいては大きなアドバンテージとなります。
2.HAGANEボディで高剛性

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軽量であるというと、なんとなく頑丈ではないようなイメージを持つかもしれませんが、ヴァンキッシュにはHAGANEボディと呼ばれる特殊な素材が採用されており、高い剛性が確保されています。軽いからといってリールが歪んでしまうなどのトラブルはかなり少ないと言えるでしょう。
3.NEWマグナムライトローラーによる巻きの軽さ

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巻いた時の軽さもヴァンキッシュの特徴の一つです。新しいマグナムライトローラーを採用することで、軽量化に加え低慣性化に貢献しています。軽量スプーンを操り、繊細なあたりを取る必要があるエリアトラウトや軽量ワームを使うアジングなどにも良いのではないでしょうか。
4.マイクロモジュールギアで感度抜群!

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マイクロモジュールギアも、基本的には上位機種にのみ採用されている機構です。ヴァンキッシュではマイクロモジュールギアⅡが採用されており、ギアのノイズなどが非常に抑えられているため感度は抜群です。やはり、積極的にあたりをとっていく釣りに向いていると言えます。
5.Xプロテクトで防水も十分

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ダイワのマグシールドは非常に優れた防水技術でしたが、シマノも負けてはいません。ヴァンキッシュには防水機構としてXプロテクトが採用されており、特にヘビーユーザーの日々の手入れには一役買ってくれることでしょう。
6.サイレントドライブで究極の巻き心地

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サイレントドライブシマノリールの中ではステラとヴァンキッシュにのみ搭載されています。ギア周りの部品の微細なガタや隙間などを徹底的に見直し、滑らかな回転性能の実現ととギアノイズの低減が可能となっています。まさに上位機種の証となる機能です。
19ヴァンキッシュと従来モデルの違いは?

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2019年にフルモデルチェンジしたヴァンキッシュですが、 従来モデルから更に10~30gほどの軽量化を実現し、驚異的な軽さへと進化しました。また、従来のコアプロテクトからXプロテクトへ変更することにより防水性能も上がっています。
リール内部の機構もマイクロモジュールギア→マイクロモジュールギアⅡへ、そしてサイレントドライブも新搭載することでギアノイズの低減や滑らかなギア動作を実現しています。今まではボディのみだったCI4+素材をハンドルにも採用していることも軽量化に一役買っています。
スプールも変わっており、ロングストロークスプールを採用することで従来から飛距離も約4%アップしています。
ヴァンキッシュのラインナップ
ヴァンキッシュを番手ごとにまとめてご紹介していきます。1000番台から5000番台まで幅広いラインナップがあるので、自分の釣りにあった最適な1台を見つけてみてください。
1000番
1000番台のヴァンキッシュはアジング専用モデルと銘打っていますが、エリアトラウトやメバリングなどライトゲーム全般で活躍します。巻きの軽さを実感してみてください。スペシャルシャロースプールなので下巻きをすることなく細いラインを使用することができます。
2000番
2000番台は渓流のトラウトやバスのフィネスの釣り、カマスやサバなどのライトソルト向きの番手です。従来モデルにはラインナップされていなかったスペシャルシャロースプールもあるため、エリアトラウトやアジングなどでも使いやすいサイズとなっています。リールの軽さの恩恵を最大限受けることができますね。
2500番
2500番はバスやシーバス、チニング向けに最適な番手です。コンパクトボディのC2500SHGとノーマルサイズの2500S・2500SHG・2500SXGが揃っています。キスやカワハギなどの船でのライトゲームにもピッタリで、汎用性の高い番手となっています。
3000番台
3000番台はシーバスやエギング、小型青物狙いのライトショアジギングなどで重宝します。エギングにはダブルハンドル仕様のC3000SDH・C3000SDHHGが、シーバス狙いには3000MHG、というように豊富なラインナップから自分のやりたい釣りに合わせた1台をセレクトすることができます。ヴァンキッシュの性能を感じながら釣りを楽しんでみてください。
4000番
4000番台はボートシイラのキャスティングや、サーフからのフラットフィッシュ、磯からのヒラスズキや青物にもってこいの番手です。サクラマスなど大型トラウトにも対応しています。軽さと剛性を兼ね揃えたヴァンキッシュだからこその釣りが堪能できます。
5000番台
握りやすいラウンド型のハンドルノブを搭載した5000番は、ヒラスズキや青物狙いのショアジジギング、ショアキャスティングなどのパワーゲーム専用モデルとなっています。軽さだけではない、ヴァンキッシュのフルパワーも感じることのできるサイズです。
ヴァンキッシュと類似機種との比較

撮影:FISH PARADISE!編集部
シマノの上位機種であるヴァンキッシュですが、他機種とはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、同じシマノの最上位機種ステラと下位機種ツインパワー、そしてダイワの最上位機種イグジストおよびヴァンキッシュと同グレードのセルテートと比較してみました。購入の際の参考にしてみてください。
ステラとの比較

撮影:FISH PARADISE!編集部
シマノの最上位機種であるステラとヴァンキッシュの大きな違いは、巻きの感じです。ヴァンキッシュが低慣性・巻きの軽さを重視しているのに対し、ステラは軽さよりもぬめっとした滑らかさを含めた全体のバランスを重視しています。
しかし、決してヴァンキッシュはステラの下位互換というわけではなく、あくまで軽さに特化させた機種のようです。その証拠にステラはマグナムライトローラーは搭載していません。また、先述した通り、自重はヴァンキッシュの方が軽いのが特徴です。価格はヴァンキッシュの方が2万円程度低価格です。
ツインパワー、ツインパワーXDとの比較

撮影:FISH PARADISE!編集部
シマノリールの中ではヴァンキッシュの下位機種となるツインパワーは、質実剛健を理念としパワーと耐久力をウリにしています。それ故自重もそれなりにあり、軽さという点においてはヴァンキッシュが圧倒的に優れています。
マグナムライトローラーもツインパワーには搭載されていません。ツインパワーXDは過剰なまでの耐久性を追求しており、防水機構もヴァンキッシュと同じXプロテクトを採用しています。
ヴァンキッシュとツインパワーではリールのコンセプトが全く異なるため、自分のしたい釣りに合わせて選択するのが良いです。ウェーディングや磯などのパワーゲームではツインパワーはきっと活躍してくれることでしょう。
イグジストとの比較

撮影:FISH PARADISE!編集部
ステラと並ぶスピニングリールの最上位機種であるダイワのイグジスト。イグジストとヴァンキッシュはメーカーが違うので一概に比べることはできませんが、やはり自重はヴァンキッシュの方が軽いです。
また、ヴァンキッシュにはエクストラハイギアというモデルがあり、イグジストのハイギアモデルよりもさらにギアの高いモデルが存在する点などで異なります。また、両者ではデザインに大きな違いがあるので、主にはラインナップとデザインが違うと言えます。価格はステラとの比較同様、ヴァンキッシュの方が2万円程度安いです。
セルテートとの比較

撮影:FISH PARADISE!編集部
ダイワリールの中ではセルテートはイグジストに次ぐ上位機種であり、ヴァンキッシュと同じグレードに相当します。しかしコンセプトはどちらかというとツインパワーと同じで高耐久や頑健性を追求したリールであり、自重や巻きの軽さではやはりヴァンキッシュに軍配が上がります。
しかしセルテートも2019年にモデルチェンジしLTコンセプトが採用されたため、以前よりも断然軽く、更に強い作りになっています。ツインパワーと同様タフネスゲームに向いているリールと言えます。価格はヴァンキッシュよりも1万円程安くなっています。
シマノのヴァンキッシュでこだわりの釣りを

出典:シマノ
ヴァンキッシュはシマノの技術と熱意が詰まった素晴らしいリールです。シマノの提唱しているクイックレスポンスシリーズの頂点にいるといっても過言ではないでしょう。
まだ、ヴァンキッシュを使ったことのない方は、この機会に是非、手にとってみてはいかがでしょうか。きっとその素晴らしさに満足すること間違いなしです!