
シーバス釣りにリーダーは必要?最適なラインの種類や太さ、長さとは
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アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部
シーバスフィッシングにリーダーは必要?
シーバスフィッシングではPEラインを使用しますが、直結はせずリーダーを結ぶ必要があります。PEラインは細くて強度がありあまり伸縮性がないため、飛距離とフッキングパワーに優れます。一方、摩擦に弱く瞬間的に強い負荷がかかるとラインブレイクの危険があります。そのため、障害物や魚体による擦れに強く、伸縮性のあるリーダーを結束することで短所を補うことができます。
シーバスにおすすめのリーダー5選
シーバスフィッシングでは一般的に「ナイロン」と「フロロカーボン」素材のリーダーを使用します。それぞれ特徴があるので状況によって使い分けましょう。
ナイロン
ナイロンリーダーは伸縮性があるので、急なバイトや瞬発的な強い引きを吸収しラインブレイクを防ぎます。また、しなやかなナイロン素材はPEラインに結束しやすいといったメリットもあります。しかし、若干摩擦に弱いため、磯や橋脚周辺を狙う場合は注意しなければなりません。
バリバス シーバスショックリーダー ナイロン
バリバス ソルトウォーターVEP ナイロン
フロロカーボン
フロロリーダーはあまり伸縮性がないので、フッキングパワーが伝わりやすく遠距離のポイントを狙う際に重宝します。また、摩擦にも強いため、大型を狙う場合や障害物の多いポイントでは欠かすことができません。一方、しなやかさがなく、少し結びにくい面があります。
シーガー グランドマックスショックリーダー
シーガー フロロショックリーダー
山豊テグス フロロショックリーダー
シーバスリーダーの太さ・長さは?

出典:Pixabay
シーバスフィッシングではリーダーの太さや長さも釣果に影響します。メインラインとのバランス、フィールドに合わせたリーダー設定をすることで、ラインブレイクを避けることも可能です。
太さはメインラインとのバランス重視
リーダーの太さはメインラインを考慮して選択しましょう。シーバスフィッシングでは一般的に0.8~1.0号のPEラインを使用します。太ければ太いほど飛距離が落ちてしまうため注意しましょう。メインラインに合わせてリーダーは14~16lbが使いやすいです。あまりにリーダーが太すぎてメインラインとのバランスが悪いと結束部、もしくはメインラインで切れてしまい、再度リーダーを結ばなければなりません。一方、リーダーが細すぎても強度が足りなかったり、結束しにくかったりなど、使い勝手が悪くなります。
長さはポイントによって使い分けよう
リーダーの長さはポイントによって使い分ける必要があります。河口やサーフであれば障害物が少ないので、1ヒロ(約1.5m)程度で問題ありません。河口といっても近距離の障害物を狙う場合はショートリーダーの方がキャストしやすいのでおすすめです。
一方で、磯などの障害物が多い場所ではロングリーダーが良いでしょう。ショートリーダーではメインラインが障害物に触れ、ラインブレイクする可能性が高いです。また、大型のシーバスを狙う場合も鋭いヒレにメインラインが当たらないようロングリーダーをおすすめします。
シーバスに適したリーダーの結束法
シーバスフィッシングにおけるリーダーでは太さや長さだけでなく、結束法も重要なポイントです。
FGノットが一般的
メインラインとリーダーの結束法では「FGノット」が一般的です。FGノットは結束強度が高いだけでなく結ぶ目が小さいことから、キャスト時にガイドに干渉しにくい、といったメリットも。他にも有名な結び方として「電車結び」や「ノーネームノット」があります。電車結びはとても簡単で短時間で結べる反面、結束強度は高くありません。ノーネームノットは比較的結びやすいものの、FGノットほどの結束強度を出すのは難しいです。
ノットアシストが便利!
結束強度が高く汎用性の高いFGノットは結ぶのがやや難しく、時間もかかってしまうため上手く結べない人も少なくありません。正確に結べないと、いくらFGノットと言っても強度が落ちてしまいます。そのような場合は「ノットアシスト」を使いましょう。素手で結ぶよりも簡単で素早く結ぶことができます。また、船上や時合いなど、速やかに結びたい際にもおすすめです。
リーダーをトラブルレスに使うために
リーダーによるトラブルを避けるために気を付けたいポイントをご紹介します。
リーダーの交換目安
リーダーは負担がかかりやすいので、ラインブレイクを防ぐためにも細目にチェックしましょう。メインラインやリーダーが毛羽だっていれば、交換する必要があります。一見傷んでいないように見えても、釣行を重ねる度に擦れ強度が落ちるので長期間同じリーダーを使うのはおすすめしません。また、ラインブレイクやルアーチェンジによってリーダーが短くなった場合も結び直したほうが良いでしょう。
結束部がガイドに引っかかる時はどうする?
リーダーの結束部がガイドに引っかかってしまい、飛距離が出ない場合があります。その際はキャスト時に垂らしを長く取り、結び目がガイドの外側に来るようにしましょう。それでは投げにくい人というはリーダーを短くするのも効果的です。また、結束する際に余ったラインをできるだけ短く切っておくと結び目がガイドに干渉しにくいので、おすすめです。
最適なリーダーで快適な釣りを楽しみましょう!
シーバスフィッシングではリーダーはなくてはならない存在です。状況や魚のサイズによって適したリーダーを選択することで、キャッチできる魚の数は大きく変わります。釣りに行く前に一度チェックしてみてください。その小さな一手間が釣果につながることでしょう。