
エクスセンスジェノスの全12モデル!他エクスセンスシリーズとも比較!
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アイキャッチ画像出典:シマノ
エクスセンス ジェノスとは

出典:シマノ
シマノから2018年秋に発売されたエクスセンス ジェノス、これまでも高評価を得てきたエクスセンスシリーズから新たなロッドが誕生しました。
特徴
エクスセンス ジェノスは全部で12モデルのラインナップで構成されていて、マルチに使えるロッドと言うよりはそれぞれが非常に個性的で尖っているロッドたちです。基本コンセプトは曲げて獲るロッドですが、感度も抜群で初心者からエキスパートアングラーまで楽しく扱える満足のいく仕上がりとなっています。
One by oneコンセプト
シマノはOne by oneコンセプトを掲げており、それぞれの製品が独自の個性を持っていてそれに合わせてアングラーが自分に必要なロッドを選ぶことができます。「この状況、この場所ではこういった特性を持つロッドが欲しい」というアングラーのニーズに答えることができるようエクスセンスジェノスシリーズの中でもいくつかの種類に別けられています。
技術特性
エクスセンス ジェノスに組み込まれている技術特性は数多いですが特に注目すべきなのはスパイラルXコアが搭載されている点です。ナノアロイテクノロジーを採用することにより、きれいに曲がりを再現しながら強度も格段にアップしています。またエアロチタンガイドを使用することによりキャスト時の飛距離アップとラインに与えるダメージの軽減にも成功しています。
エクスセンス ジェノスのラインナップ
ではここからは、気になるエクスセンス ジェノスの個性派ぞろいのラインナップ全12モデルを見ていきましょう。
Dark Force S87L+/F
シリーズ中最もライトなスペックとなっていますがシャープさと感度は抜群です。繊細な釣りが主となるフィールドで軽量ルアーのキャスト精度が求められたり、流れがある中での軽めのルアーのボトムタッチを取りたい時なども非常に有効なモデルとなっています。緻密に狙いを定めてかけて獲る、そんな釣りを目指しているアングラーにはかなりおすすめのロッドです。シャローエリアでのシーバス以外のライトな釣りにもおすすめです。
Dark Force S97MH/F
繊細さ柔軟さ、そしてパワーを兼ね備えたロッドです。適合ルアーは8~48gとなっていて使用できるルアーの範囲も広く様々な状況に対応しやすくなっています。喰いの渋いランカーシーバスを繊細に狙いつつ、かけた後は強引に引きずり出す…そんな攻め方も可能にしてくれる1本です。9.7フィートという絶妙な長さのおかげで足場の高い場所などでも狙ったコースをトレースしやすく、ファイト時も障害物が点在するような場所でも魚をコントロールしやすくなっています。
Respect the Sanctuary S810ML/R
しなやかに曲がるロッドですが同時に強靭さも持ち合わせています。きれいに曲がってくれるおかげでシーバスとのファイト時のバラシも軽減されますし、ウェーディングでの釣りや足場があまり良くない場所での釣りでもロッドがアングラーをサポートしてくれ魚を取り込める確率もアップします。当然動きの制限されるような場所でのキャスト時もその扱いやすさを実感することができます。
Respect the Sanctuary S910M/R
曲げて獲るロッドですが全体にパワーがあり、その長さを活かした遠投性能も目を見張るものがあります。ウェーディングなどでさらに遠投したい時やサーフや磯場などで繊細に狙って掛けたシーバスを確実に取り込みたい時などは活躍します。バラシが多発して悩んでいるアングラーにもぜひ使てみてほしいロッドです。
Technical Pathfinder S92ML/F-3
主なフィールドはハイプレッシャーな状況が予想される河川や港湾部。そんな中でもこのロッドは軽めのルアーをキャストし水にしっかりなじませてナチュラルなアクションをさせるという一連の動作を難なくこなしてくれます。その秘密は3ピースあるそれぞれのピースの硬さやパワーなどを計算して設計しているところにあります。ハイプレッシャーでもしっかり釣果を出すために必要な機能がこのロッドには備わっています。
Technical Pathfinder S96M/F-3
S92ML/F-3よりもさらにパワーを上げキャスト時の飛距離を求めたモデルです。もうひと伸び飛距離が欲しいという状況やかなり大型のターゲットが潜んでいることが分かっている状況などではこちらのモデルがフィットします。パワーモデルとは言ってもPE1号以下のラインでの繊細な釣りに対応していて、擦れたターゲットを確実に仕留めることのできる頼もしいロッドです。
Grand Stinger S96M/R
尖った個性的なロッドの中でも、どんな状況にでも対応しやすいモデルがこのGrand Stinger S96M/Rです。9.6フィート、適合ルアーウェイトが6~40gと汎用性の広いスペックとなっています。ティップ部はシャープな使用になていて風が吹いているような状況においても遠投性能は十分にあります。エクスセンス ジェノスシリーズでどのモデルを選択するか迷っているならこのGrand Stingerはおすすめです。
Wild Contact S90MH/R
エクスセンス ジェノスの中でも硬めのセッティングのWild Contactですが、単に硬いだけのロッドではなくしっかりと曲がってくれ、ターゲットにプレッシャーをかけて早く浮かせることができます。非常にシャープなつくりになっているため感度も良好でパワーロッドにありがちな”だるさ”が排除され扱いやすい仕様になっています。パワーのあるロッドですがPEが最小で0.8号を使用できる繊細さもうれしいところです。
Wild Contact S100MH/R
S90MH/Rよりもさらに長めのセッティングにすることでさらに飛距離を伸ばすことができます。こちらも同じくパワーを秘めながらも感覚を研ぎ澄ませてシビアな1匹を獲るための感度や取り回しの良さを兼ね備えており、常に大型を狙っているランカーハンターにはおすすめの1本と言えます。足場が若干高いようなフィールドにおいてもこの長さは大きなアドバンテージとなるでしょう。
エクスセンス ジェノス(磯マル・ヒラスズキモデル)のラインナップ
エクスセンス ジェノスではいわゆる”シーバス”だけでなく、磯でのヒラスズキやマルスズキ狙いに特化したモデルもリリースされ話題になっています。
S108M+/R
10.8フィートでPEラインは0.8号から扱うことのできるS108M+/R。サラシが薄い状況でピンポイントを繊細に狙う状況ではこのスペックがピッタリです。かなり曲がるロッドではありますが不意にかかる大型青物も取り込むことのできるパワーも備えていて安心して使用することができます。ヒラスズキのバラシが気になるアングラーにもしっかりと曲がってくれるこのロッドは非常に有効です。
S110MH/R
強風時に大きめのルアーをバシッとキャストして厚いサラシの中をしっかりとアピールさせたい時などにはこの110MHは重宝します。そのレングスの長さのおかげで足場の高い場所でも安全に長くサラシの中をルアーをトレースさせることが可能で、その11フィートというレングスは磯場でのファイト時にも有利に働きます。磯というフィールドでヒラスズキやマルスズキ狙いで使用するロッドとしてオールマイティに使いたいならこのモデルです。
S110H/R
エクスセンス ジェノスシリーズで最もパワーのあるモデルとなります。強風時のヒラスズキゲームに最適ですが、青物の回遊が頻繁な場所やかなり重めのシンキングペンシルやメタルジグでないとポイントまで届かないという状況では特に活躍してくれます。ルアーウェイト適合が70gまであるというのは大きな魅力の一つです。足場が良くなくランディングも強引にずり上げないといけないような場合に非常に便利です。
他エクスセンスシリーズとの比較
素晴らしい性能を持つエクスセンス ジェノスですが、他のエクスセンスシリーズとではどのような違いがあるのでしょうか。
エクスセンス
両者の価格を見てみるとほとんど変わりがないというのが実状です。どちらも比較的個性的で尖ったロッドが多いというのも似ています。ただし、技術特性を見てみますと「スパイラルXコア」をはじめジェノスにしか搭載されていないものが多くあり、総合的に考えるとジェノスシリーズに軍配が上がりそうです。ラインナップ数もエクスセンスは合計7モデル、ジェノスは合計12モデルということで選択肢に関してもジェノスのほうが豊富です。
エクスセンス∞(インフィニティ)
エクスセンス インフィニティは全部で6モデルのラインナップとなっています。インフィニティの技術特性としてもエクスセンス ジェノスシリーズと似ていてスパイラルXコアも採用されていて強くて曲がるロッドとなっています。インフィニティの方は基本的に汎用性の高いロッドが多いというのが特徴で、個性派ぞろいのジェノスシリーズとは一線を画しています。
自分に合ったエクスセンス ジェノスを見つけよう
シマノが誇る高性能シーバスロッドのエクスセンス ジェノスシリーズですが、状況が刻一刻と変化していくフィールドにおいて確実な釣果を出すべく考え得るいくつかの状況に特化させたモデルがラインナップされています。その中で自分の釣りのスタイル、自分がよく行くフィールドの状況などを吟味しつつエクスセンス ジェノスの中のどのロッドがぴったりはまるのかを探してみるのもひとつの楽しみ方といえます。