
穴釣り仕掛け3タイプの違いと使い分け!根がかりの対策法は?
Share
アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部
穴釣りでよく使われる3つの仕掛け
穴釣りでよく使われる3種類の仕掛けについてご紹介します。
ブラクリ
丸型や円錐型のオモリの直下に針がついた非常にシンプルな穴釣りの仕掛けです。オモリは赤色を基本とし、蛍光カラーなどがあります。
ポイントにまっすぐ落とすことができ、オモリも根がかりもしにくい形になっているのが特徴です。初心者にはもっともおすすめの仕掛けです。
ブラー
ブラーは湾曲した平べったいオモリの直下に針がついた仕掛けです。ブラクリによく似ていますが、ブラクリはポイントにストンとまっすぐ落ちていくのに対し、ブラーは木の葉のようにひらひらと舞いながら落ちていきます。
アピール度はブラーの方が高いですが、根がかりしやすくなるという特徴があります。
胴突き仕掛け
胴突き仕掛けは、2~3本の枝針が幹糸から伸び、幹糸の一番下にオモリなどを取り付けた仕掛けです。複数の餌をつけることができることや枝針がふわふわ動くことからアピール度は非常に高いです。
その反面、複数の針がついているため根がかりしやすいという欠点もあります。
穴釣り仕掛けにおける3つの根がかり対策法
穴釣りでは切っても切れない仕掛けの根がかりですが、少しでも根がかりは減らしたいものです。どのような対策があるのでしょうか。
1. ハリスの長さを調整する
胴突き仕掛けなどは枝針の部分のハリスの長さが長すぎると、オモリがついた幹糸との動きとは別の動きをするため、根がかりを誘発してしまいます。
根がかりが頻発するようなポイントでは、ハリスの長さを短めにすると、仕掛けの広がりが抑えられて根がかりを軽減できます。
2. オモリの重さを調整する
オモリの重さはポイントの水深や潮の流れの速さで調整してあげることが重要です。
水深が深い場所や流れがある場所で軽いオモリの仕掛けを使うと、簡単に流されてしまい周囲の障害物に根がかってしまいます。
しっかりと底をとれる重さを選択しましょう。
3. 針の種類を変える
根魚は全般的に口が大きいため針のサイズも大きなものが多いですが、同時に根がかりもしやすくしてしまいます。
根がかり回避を重要視するのであれば、針の先端がやや内側を向いているネムリ針もしくは半ネムリ針がおすすめです。
針先がまっすぐではないため、根がかり回避にとても有効です。
/穴釣りの仕掛けを自作してみよう!
穴釣りの仕掛けは自作することも可能です。ブラクリのようなシンプルな仕掛けであれば、以下の材料で作成できますのでチャレンジしてみてください。
自分なりのアレンジをしたりして、釣果アップを目指しましょう。
仕掛けの自作に必要なもの
仕掛けの自作の際に必要な道具をチェックしておきましょう。
オモリ
オモリは真ん中に穴が空いている中通しオモリや、サルカンがついたタル型オモリがおすすめです。カラーを自分なりに変えてみてもいいかもしれません。
ライン
ラインは根ズレや魚の歯でも簡単には切れないような太めのナイロンラインなどがおすすめです。2~3号程度あれば、たいていの根魚を釣り上げることができるでしょう。
針
針は大きめのカサゴ針やセイゴ針、根がかり回避を重視するならネムリ針使用を用意しましょう。
スイベル(サルカン)
中通しオモリを使う場合は、上下にスイベル(サルカン)をつけましょう。そうすることでハリスが切れてもすぐに交換がしやすくなります。
ゴム管
中通しオモリの場合、上下にはゴム管をとりつけるのもおすすめです。必須ではないですが、ゴム管があることで障害物に引っかかりそうになった時に弾いてくれる役割があります。
その他
アレンジとして、ビーズやキラキラした玉などを針の上にとりつけるなどしてみるのも良いでしょう。カラーや音などで魚にアピールできます。
上記の材料を使って、あとは組み立てていくだけです。市販の仕掛けを参考に自作してみてくださいね。
/穴釣りの仕掛けを使い分けて、好釣果を!

出典:FISH PARADISE!編集部
穴釣りの仕掛けは非常にシンプルですが、オモリのカラーや重さ針の形状などこだわるととても奥が深く面白いものです。まずはいろいろなタイプの仕掛けを試してみて、釣り場や自分の使いやすいものを探してみてください。
うまく使い分ければ、根がかりをぐんと減らして好釣果が得られるでしょう。そして、仕掛けを自作し始めたら、あなたはもう穴釣り上級者かもしれませんよ!