
ライフジャケットおすすめ25選!小型船舶で認定品の着用義務化!
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アイキャッチ画像出典:写真AC
ライフジャケットとは
ライフジャケット(救命胴衣)は、浮力を持たせることで楽に水に浮くことのできる救命道具の1種です。ベストのように羽織るタイプのものやベルト型の形状があります。
海辺のレジャー、特に釣りにおいては非常に重要なツールで、船釣りはもちろんのこと、カヤックフィッシングや磯釣り、サーフ・堤防での釣りなど、海に転落する恐れのある場所では着用必須とも言えます。
ライフジャケットの必要性
着衣泳の経験がある方なら分かるかと思いますが、服を着た状態で水に浮くのは非常に体力を使います。海に落ちた場合は体温も下がりやすくなるので、余計な体力を消耗しないためにも、ライフジャケットがとても重要になります。
ライフジャケットを着用している場合、海中転落時の生還率は2倍以上に跳ね上がるそうです。不慮の事故で大事な命を失わないためにも、ライフジャケットは絶対に着用するようにしましょう。
桜マーク付きのライフジャケットが着用義務化(小型船舶)

撮影:FISH PARADISE!編集部
そんなライフジャケットですが、現在小型船舶に乗船する場合、着用が義務付けられています。
ただし、ライフジャケットであればどんなものでも良いわけではなく、国土交通省の安全基準を満たした認定品のみ使うことができます。認定品には目印として上の写真のような桜マークが刻印されています。
また、ここで言う小型船舶とは乗船定員12人以下の船のことを指します。
ライフジャケットの着用義務化の概要
ライフジャケット着用義務化について、概要をご説明します。
施行開始日
ライフジャケットの着用義務化は、2018年2月1日をもって既に適用されています。これ以降に小型船舶に乗る場合は、桜マークのついた認定品のライフジャケットしか認められません。
対象者
ライフジャケット着用義務化の対象者は、大人、子供関係なく全ての乗船者となります。但し一部例外もあり、釣りをする際には以下の場合にはライフジャケットは着用しなくても良いとされています。
・船室内にいる場合
・命綱や安全ベルトを装着している場合
・船外で泳ぐ前提のある場合
・防波堤内に係留された船の上にいる場合
・船長が定めた船上の安全地帯の範囲内にいる場合
・著しく体格が大きく、ライフジャケットが着用できない場合
違反罰則
実はライフジャケット着用義務化は、正確には「乗船者が着用する義務」ではなく、「船長が乗船者に着用させる義務」となります。乗船者にライフジャケットを着用させることを怠った場合、その船の船長は2点の違反点が課され、講習を受けなければなりません。
違反点が一定に達すると最大で6カ月の免許停止が下されます。お世話になる船宿の船長に迷惑をかけないためにも、必ずライフジャケットは着用しましょう。
認定品の見分け方(桜マーク)
認定品は桜マークが付いていることで見分けることができます。桜マークは固定式であればライフジャケットの内側に、膨張式であればマジックテープの中に刻印されている場合が多いです。
桜マーク以外の認定品について
前述の通り小型船舶(遊漁船)で釣りをする際は、桜マークのついた認定品しか着用が認められていません。
しかし、手漕ぎボートやカヌー、カヤックなどに乗る場合は、認定品以外のものも使用できるので、桜マークのついていないライフジャケットも引き続き販売されています。ライフジャケットを買う際はしっかり桜マークの有無を確認しましょう。
ライフジャケットの選び方
使用するフィールドやライフジャケットのタイプ、形状などについて、ライフジャケットの選び方をご紹介していきます。
フィールド
ライフジャケットは船だけでなく、サーフや堤防釣り、磯釣り、カヤックフィッシングなど、海に転落する恐れのある場合は着用をおすすめします。
船は小型船舶(遊漁船)であれば認定品しか使えませんが、それ以外の場合はどんなものでも使うことができます。
タイプ(グレード)

出典:日本小型船舶検査機構
ライフジャケットには上記のタイプA~Gまでの7つのタイプがあり、それぞれ使用できる海域や船舶等が定められています。遊漁船で使う場合は、タイプAとタイプDのみ使用が認められています。タイプAは全ての海域・船舶で使用でき、タイプDは平水・沿岸海域でのみ使用できます。
この場合の沿岸海域とは岸から5海里(約9km)の水域のことを指し、釣り船ではこ区域を超えて出船するものも多いので、遊漁船で使用するならタイプAを選んだほうが無難です。
形状
ライフジャケットの形状は大きく分けて、固定式、膨張式、気体密封式、ハイブリット式の4つがあります。認定品は膨張式のものがほとんどですが、一部他の形状のものも発売されています。
固定式
固定式は発砲プラスチックなどの浮力体を内蔵したタイプのもので、チョッキ式、首掛け式、ジャンパー式などがあります。
膨張式
膨張式は内蔵されたボンベからガスが噴出し、気密袋が膨張して浮力を得るタイプのもので、首掛け式、ポーチ式、ベルト式、ジャンパー式などがあります。
また、膨張式にはさらに落水すると自動的にガスが噴出する自動式と、自分で紐を引っ張って作動させる手動式の2つに分かれています。
気体密封式
固定式に似ていますが、浮力材として気体を密封した袋が内蔵されているので、固定式よりも柔らかく、軽いタイプです。袋を保護するために、表面に薄い固型の浮力材も搭載されています。
ハイブリッド式
固定式と膨張式の両方の機能をもつハイブリット式は、固定式と同じく浮力材が搭載されていますが、膨張させることにより更に強い浮力を持たせることができます。
用途別のおすすめライフジャケット25選
おすすめのライフジャケットを、着用義務化により使用頻度が高くなるであろう小型船舶用のものと、岸釣り、カヤック等で使用できるそれ以外のものに分けてご紹介します。
小型船舶におすすめのライフジャケット16選
小型船舶で使えるライフジャケット(タイプA、D)のおすすめ商品を形状別にご紹介します。
ジャケット型
オーシャンライフ オーシャンC-3型(タイプA)
オーシャンライフ 作業用兼小型船舶用救命胴衣オーシャンC-III型
オーシャンライフ オーシャンBW‐2003型(タイプD)
高階救命器具 ブルーストーム BSJ-180RS ハイタイド(タイプD)
高階救命器具 ブルーストーム BSJ-180RS ハイタイド
黒鯛工房 エアーセイバーベスト ASV-I(タイプA)
首掛け式
ダイワ Wライフジャケット DF-2007(タイプA)
シマノ ラフトエアジャケット VF-051K(タイプA)
高階救命器具 ブルーストーム BSJ-2220RS2 膨脹式PFD(タイプA)
タカミヤ リアルメソッド 自動膨張式ライフジャケット(タイプA)
タカミヤ REALMETHOD 自動膨張式ライフジャケット RM−2520RS
マズメ インフレータブルサスペンダー MZLJ‐261(タイプA)
ベルト式
YAMAHA ウエストベルト・ライフジャケット(タイプA)
アブガルシア インフレータブルジャケット(タイプA)
オレンジブルー マズメ インフレータブルウエスト(タイプA)
BEWAVE ライフジャケット 手動膨張式 オーシャンWR-3型(タイプA)
BEWAVE 手動膨張式ライフジャケット オーシャンWR-3型
子供用
子ども用救命胴衣 ライフジャケット TV-11(タイプA)
プロックス TK13B2(タイプA)
ワイプアウト ライフベスト WBL-5100(タイプD)
小型船舶以外におすすめのライフジャケット9選
小型船舶以外で使える(タイプA、D以外)のライフジャケットをご紹介します。なお、小型船舶以外(岸釣り、カヤック等)では、認定品でなくても着用することができます。
固定式
高階救命器具 フィッシング用ライフジャケット BSJ-190RS2 カレント(タイプF)
フィッシング用ライフジャケット BSJ-190RS2 カレント
ブルーストーム アクアバレット BSJ-28RS(タイプF)
SPOUT ライフジャケット レディース 4バックルベスト(タイプF)
膨張式
ブルーストーム×クロスファクター 自動膨張式ライフジャケット BSJ-8120H(タイプG)
ブルーストーム×クロスファクター 自動膨張式ライフジャケット BSJ-8120H
手動膨張式 ウエストタイプ ベルト
ライフジャケット インフレータブル ベストタイプ 自動膨張式
ライフジャケット インフレータブル ベストタイプ 自動膨張式
子供用
高階救命器具 BSJ-210C(タイプF)
ファインジャパン 子供用ライフジャケット
AQA ライフジャケットキッズ
安全のために是非ライフジャケットを着用しよう!
ライフジャケットの着用義務化については、細かい区分は非常に複雑で分かりにくいのが現状ですが、釣りに関しては以下に注意すればひとまずOKです。
・小型船舶(遊漁船)に乗る場合は国交省認定の桜マーク付きライフジャケットを着用。
・タイプAであればどんな船、海域でも着ることができる。タイプDは沿岸海域に限定。
・岸釣りやカヤックフィッシング等、小型船舶以外では認定品以外も着用可能。
まずは安全第一。釣り中の不慮の事故から大事な命を守るためにも、「自分は大丈夫」などと思わずに、必ずライフジャケットは着用するようにしましょう。