
マゴチ釣りにおける2つの釣法!タックルや仕掛けの選び方は?
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出典:メジャークラフトFacebook
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マゴチはスズキ目コチ科に属する魚で、北海道南部以南の日本各地の沿岸に生息しています。肉食性のフィッシュイーターで、砂の中に身を潜め、主に小魚のほか甲殻類やイソメ類などの底生動物も捕食します。マゴチはその平べったい体型から、ヒラメとともにフラットフィッシュと呼ばれ、ルアー釣りでの人気が高まっています。
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マゴチ釣りの時期は、6月~10月ごろがベストです。特にマゴチのメインベイトであるシロギスやメゴチの接岸時期と重なっています。比較的高水温に強いマゴチは、多くの魚が一旦釣れにくくなる真夏の時期にも釣れるのが強みです。この時期に釣れるマゴチは「照りゴチ」と呼ばれています。マゴチ釣りの時間帯については、やはり朝・夕のまずめ時が一番ベストですが、日中や夜間でも釣ることはできます。特に釣る時間にこだわらなくても問題なく釣ることができます。
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マゴチは砂の中に身を潜めるため、基本的に底が砂質のポイントが釣り場になります。その中でも底がカケアガリになっている場所や、ある程度根が点在する場所などがあればより良いです。キス釣りやハゼ釣りで狙うようなポイントには高確率でマゴチがついていることが多いです。また、マゴチは海だけではなく汽水域にも入って来るので、河口部なども好ポイントとなります。
出典:シマノFacebook
マゴチの釣り方として昔から親しまれているのが、生きエサの泳がせ釣りです。主に船から狙われることの多い釣法ですが、堤防などからでも釣ることができます。
シマノ ゲンプウXT200PG
シマノ マスターシップ 船
出典:イシグロ
魚食性の高く獰猛なマゴチはルアーに対する反応も良く、ルアーフィッシングも近年注目されてきています。
ダイワ カルディア3000
デュエル ハードコアX8 1.5号
バークレー ガルプ パルスワーム
メジャークラフト ジグパラショート
コアマン アイアンプレート
出典:写真AC
あまり鮮魚店では見かけないマゴチですが、味は大変良くヒラメに負けないとも言われています。定番料理として、鮮度の良いマゴチは刺身で頂くととても美味しく頂けます。他には天ぷら、唐揚げ、煮つけ、鍋なども人気メニューです。マゴチは比較的鮮度の落ちやすい魚なので、キープする際はしっかり血抜きをして締めてから、クーラーボックスに入れて保冷しましょう。
出典:写真AC
マゴチはエサ、ルアーにアクティブに食いついてくることから、釣りのターゲットとしても非常に面白い魚です。釣れるサイズも比較的大きいものが多く、40~50㎝がアベレージサイズです。フッキング後も首を大きく振って抵抗するので、ファイトも楽しめます。夏のサーフゲームの定番となりつつあるマゴチ釣り、ポイントによっては晩秋頃まで釣れるので、是非始めてみてください!
マゴチってどんな魚?

マゴチ釣りの時期・時間帯

マゴチ釣りのポイント

マゴチの釣り方:泳がせ釣り

タックル
マゴチの泳がせ釣りでは基本的に遠投することは無いため、ロッドは2m前後の短めのものが使いやすいです。10~20号程度のオモリを扱えれば問題ないです。キス釣り用のロッドも流用できますが、マゴチの泳がせ釣り専用ロッドも発売されています。リールは小型の両軸リールもしくは2500~3000番のスピニングリールが適しています。道糸はPE1号前後で大丈夫です。 ダイワ マゴチX 210
ダイワ マゴチ X 210
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シマノ '17ゲンプウXT 200PG(右ハンドル)
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仕掛け
マゴチ釣りでは、オモリは10~20号程度の遊動式L字天秤または、鋳込み天秤や三日月オモリを使用します。マゴチはエラに鋭い棘があるので、ラインに擦れて切れてしまわないように、ハリスはフロロカーボンの4、5号程度が良いです。そのハリスの先にスズキ針17号や丸セイゴ15号程度の針を結ぶ1本針仕掛けが基本です。マゴチの泳がせ用の仕掛けがセットで市販されているので、それを使うと手軽に始められます。 ヒラメ・マゴチ 泳がせ仕掛け
ケイスタイル マゴチ・ヒラメ泳がせ仕掛(胴突式)
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エサ
マゴチの泳がせ釣りでは、生きたシロギスやマハゼ、メゴチなどを主に用います。エサの付け方はキスの場合は背掛け、ハゼやメゴチの場合は口掛けにすると、エサが長持ちします。また、サイマキエビ(クルマエビの子供)も効果的なエサです。冷凍の魚(アジ、イワシ等)や魚の切り身、イソメ類でも釣ることができますが、やはり生きエサの方が釣果が出るのは事実です。生きエサに使う魚は、ちょい投げなどで簡単に釣れるので、自分で調達できます。 ヒロキュー 新鮮冷凍イワシ
ヒロキュー 新鮮冷凍イワシ
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コツ
マゴチの前アタリは比較的小さく、なかなかエサを食い込みません。「ヒラメ40、マゴチ20」という言葉があるように、マゴチはアタリがあってから20秒は待った方が良いと言われています。マゴチはエサをくわえ込む時に、横に一気に走りだすことが多いので、この時に違和感を感じるとエサを離してしまいます。そのため、マゴチの泳がせ釣りの場合はドラグフリーの状態で待つことが基本です。マゴチの釣り方:ルアーフィッシング

タックル
マゴチはサーフなど飛距離が必要なポイントに多いため、最低でも8ft以上の長めのロッドを使った方が良いでしょう。フラットフィッシュモデルとして、ヒラメと併用できる専用ロッドが発売されています。リールは2500~3000程度のスピニングリールで、1.5号程度のPEラインが150m程巻ければ問題ありません。 アブガルシア ソルティースタイル フラットフィッシュ
デュエル ハードコア X8 150m ミルキーブルー
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ルアー
マゴチのルアーフィッシングでは、ワームを用いることが多いです。シャッドテールやカーリーテールなどアピールの大きめのものが効果的です。サイズは4~5インチ程が良いでしょう。ジグヘッドは10~30gまでのものをポイントにより使い分けます。ワーム以外にも、メタルジグやバイブレーションなどでもマゴチを釣ることができます。 エコギア パワーシャッド
マルキュー エコギア パワーシャッド 4インチ
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コツ
マゴチは基本的にボトムにはり付いて獲物を待ち構えるため、ルアー釣りの場合もボトム付近を重点的に攻めていきます。まずめ時などマゴチの活性が比較的高い時間帯は、ボトム付近をリフト&フォール、または少し浮かせてスイムで誘うと良いです。日中や夜間はボトムのずる引きでじっくり探っていきましょう。マゴチはどうやって食べる?

マゴチ釣りを始めよう!
