
カルディアSW登場!?オフショアゲーム入門に新たな選択肢が!
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アイキャッチ画像出典:DAIWA
カルディアSWが2022年にリリース決定!

出典:DAIWA
カルディアSWとはダイワから2022年リリースされる、ソルトウォーターゲーム向けスピニングリールの金字塔です。強大なドラグ力を持ち、魚に主導権を譲ることなく、強引なやり取りをすることも可能です。
モノコックボディで、素材にアルミを採用しています。また、ボディカバーをなくして、ボディに高精度なプレートを組み込んでいます。これによりリールの剛性が向上しています。
気になる発売予定日は?

カルディアSWの気になる発売予定日ですが、今のところ 2022年3月の発売を予定しています。メーカー希望小売価格は32,000円から45,000円ほどなので、コストパフォーマンスも良く、ソルトウォーターゲームの大型スピニングリールを探していた人には嬉しいニュースです。
/カルディアSWの特徴
カルディアSWは商品ラインナップも豊富で、自分が好む釣りスタイルに合わせて、セレクトしていくことができます。
フルメタルモノコックボディ

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ボディはフルアルミのモノコックボディで軽量化と剛性化を図っており、ノーマルのカルディアが ザイオンV製のモノコックボディであることから、カルディアSWはいい意味で差別化されたスピニングリールとなっています。
これはカルディアSWがカルディアの派生機種というよりは、セルテートSWやソルティガなどの上位機種と同じ目線で作られたラインナップと言えるでしょう。魚がかかった後もゴリゴリ巻き上げる強さを持ち合わせています。
ATD

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ATDとは「オートマチックドラグシステム」の略称で、ダイワのスピニングリールに2015年から採用が始まったシステムです。
それまでの従来品に比べて、ドラグの利き始めのタイミングが早く、言い換えればスムーズなドラグの利きと言うことができます。登場した当初はネガティブな意見も多かったATDですが、あわせ切れを防ぐ効果もあるなど、利点の多さが徐々に認められていきました。
タフデジギア

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カルディアSWには 大口径タフデジギアが採用されています。ダイワのリール開発の歴史の中にまずデジギアがあり、その進化型であるデジギアⅡがありました。そのデジギアⅡの派生系として生まれたのがタフデジギアです。
タフデジギアは簡単に言うとリールを小型化しても強度を落とさない技術です。具体的に言うとギアの歯の面積を大きくして、ギアの半径も大きくしました。これにより強度の向上を果たしています。
全機種ラウンドノブ採用

出典:DAIWA
4000~6000番台のリールにはSサイズのラウンドハンドルノブを採用しています。中型魚までのオフショアジギングなど様々なシーンで、EVAラウンドタイプのノブを採用しています。
8000~18000番台のリールにはLサイズのラウンドハンドルノブを採用しています。大型魚狙いのオフショアジギングなど様々なシーンで、EVA大型ラウンドノブを採用しています。
/カルディアSWのラインナップ
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル 1回転) |
ギア比 | 自重(g) | 最大 ドラグ力 (kg) |
標準巻糸量 PE (号-m) |
ベアリング (ボール/ ローラー) |
価格(¥) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4000-CXH | 99 | 6.2 | 290 | 12 | 1.2-310
1.5-200 |
6/1 | 32,000 |
4000D-CXH | 99 | 6.2 | 290 | 12 | 1.5-430
2-300 |
6/1 | 32,000 |
5000D-CXH | 105 | 6.2 | 295 | 12 | 2-350
2.5-300 |
6/1 | 32,000 |
6000S-H | 101 | 5.7 | 430 | 12 | 2-300
2.5-260 |
6/1 | 35,000 |
6000D-H | 101 | 5.7 | 425 | 12 | 3-300
4-220 |
6/1 | 35,000 |
8000-H | 110 | 5.7 | 630 | 15 | 3-400
4-300 |
6/1 | 38,900 |
10000-H | 121 | 5.7 | 645 | 15 | 4-400
5-300 |
6/1 | 38,900 |
14000-H | 122 | 5.7 | 640 | 15 | 5-400
6-300 |
6/1 | 38,900 |
18000-H | 125 | 5.3 | 845 | 20 | 6-400
8-300 |
6/1 | 45,400 |
カルディアSWは4000番台から18000番台までのバリエーションがあり、狙えるターゲットもそれぞれです。
カルディアSW 4000-CXH / 4000D-CXH
カルディアSW 4000-CXH / 4000D-CXHでの釣りは、ライトなショアキャスティングゲームや、ライトなオフショアジギングゲームが向いています。
4000-CXHは下巻きなしで、PEライン1.5号がジャスト200m巻けます。狙える魚種はサワラ、シーバス、ヒラメ、マゴチ、小~中型青物などです。
カルディアSW 5000D-CXH
カルディアSW 5000D-CXHでの釣りも、ライトなショアキャスティングゲームや、ライトなオフショアジギングゲームが向いています。
5000D-CXHはPEライン2号を300m巻けます。狙える魚種はこちらもサワラ、シーバス、ヒラメ、マゴチ、中型の青物などです。巻き取り長さが4000番台は99㎝なのに対してこちらは105㎝です。
カルディアSW 6000D-H / 6000S-H
カルディアSW 6000D-H / 6000S-Hでの釣りは、ショア青物キャスティングゲーム、オフショアジギングゲームやオフショアキャスティングゲームに向いています。
6000D-HはPEライン2号を300m巻けます。狙える魚種は中型の青物ですが不意の大型青物のヒットにも十分余裕を持って対応できます。他には大型シーバスやサワラなども狙えます。
カルディアSW 8000-H
カルディアSW 8000-Hでの釣りは、オフショアジギングゲームやオフショアキャスティングゲーム、ショア青物キャスティングゲームが向いています。
8000-HはPEライン3号を300m巻けます。狙える魚種、メインターゲットとなるのは10㎏級の大型青物です。トルクにあふれたそのパワーで青物を引き上げます。
カルディアSW 10000-H
カルディアSW 10000-Hでの釣りは、オフショアキャスティングゲームやオフショアエビングゲーム、ショア青物キャスティングゲームに向いています。
10000-HはPEライン4号を300m巻けます。狙える魚種、想定ターゲットとされているのはキハダマグロです。10000-Hのパワーはキハダのそれに引けを取りません。
カルディアSW 14000-H
カルディアSW 14000-Hでの釣りは、ヒラマサやマグロをターゲットにしたオフショアキャスティングゲームや、大型の青物を狙ったショアキャスティングゲームなどが向いています。
14000-HはPEライン5号を300m巻けます。狙える魚種、メインターゲットは前述したとおり、ヒラマサやマグロ、大型の青物になります。
カルディアSW 18000
カルディアSW 18000での釣りは、大型のマグロやヒラマサなどをターゲットにしたオフショアキャスティングゲームが中心になってきます。最大ドラグ力は20㎏もあります。
18000はPEライン6号を300m巻けます。狙える魚種、メインターゲットは大型のマグロやGT、ヒラマサなどになりますが、青物レベルなら簡単に引き上げます。
/カルディアSWと他機種の比較
オフショアゲーム用のリールとしては比較的低価格でコスパの優れたカルディアSWですが、同じダイワ製の上位機種であるセルテートSWや、シマノ製のライバル機種であるストラディックSWとはどう違うのでしょうか。
VS セルテートSW
2021年に新発売されたセルテートSWは、カルディアSWと同様アルミ製のフルメタルモノコックボディとなっています。しかし、ローターの素材を見るとセルテートSWではダイワの高強度樹脂である ZAIONであるのに対し、カルディアSWはDS5という樹脂素材が使われています。
また、ギアの作りもカルディアSWは前述の通りタフデジギアが採用されていますが、セルテートSWではより精密に作られた 「マシンカットタフデジギア」となっています。価格は定価で3〜4万円ほどセルテートSWの方が高くなっています。
VS ストラディックSW
カルディアSWと価格帯の近いストラディックSWは、 インフィニティドライブやXプロテクト、Xシップ、HAGANEボディ、HAGANEギアなどのシマノ独自の技術がふんだんに盛り込まれています。
メーカーが異なるので、どちらのリールが高性能かを比較するのは難しいですが、カタログスペックで見るとカルディアSWの方が10〜20gほど自重が軽く、最大ドラグ力も1〜2kg高くなっています。また、サイズラインナップもストラディックSWでは10000番が最大サイズとなっています。
カルディアSWの発売が待ち遠しい!

出典:DAIWA
フルメタルモノコックボディ、ATD、タフデジギアといった、技術の粋を尽くして、満を辞して登場するカルディアSW。今から発売が待ち遠しくてならないです。
番手も4000番台から18000番台まであるので、中型サイズから超特大ターゲットまで実に豊富なラインナップです。コストパフォーマンスの高さも魅力のひとつです。